イドの中のイドは、タイマンこと勝山の最後の被害者だった飛鳥井木記のもの
彼女は、福井県西暁に生まれ、鳴瓢が勝山を射殺した際に生存していたところを百貴氏によって救出され、調布の病院に入院していたという舞城チックなプロフィールの持ち主
また、「キキ」という名前はジョン・ウォーカーに続いて村上ワールドとのリンクになっています
飛鳥井さんは入院の途中で失踪して、その後行方不明とのこと
失踪した際に看護師13人が同時に昏睡というエピソードも舞城チックですね
百貴氏が飛鳥井さんの捜査資料を抹消していたということも判明し、彼がジョン・ウォーカーでないとしてもかなりの関与が疑われる状況に
そして、百貴氏のイドにも飛鳥井さんのイドに潜るためのコックピットがあるのではないかということで、鳴瓢とアナアキことふくだが同時にイドに潜ることに
初の同時投入にはワクワクさせられますし、名探偵として2人の人間は併存しえないのではないかというふくだの疑念が面白い
今回のイドは一面の砂漠の世界
カエルちゃんの死体を見た2人は名探偵サカイドと名探偵アナイドとして覚醒します
犯人らしき足跡を追った2人は、飛鳥井さんのイドに潜るためのコックピットを発見
他方で、現実世界での取調べで、自分のイドに名探偵を潜らせていると聞いた百貴氏は「すぐにやめさせろ、罠だ!」と
あれは百貴氏のイドではないのか
そうだとすると、百貴氏の自宅で採取した殺意は誰のものだったのか
でも、百貴氏としては当然自分の自宅で採取された殺意でイドを作ることは予想できていたのではないのかな?
続きが非常に楽しみです