3日間で1枚の絵を描くという藝大二次試験の課題はヌードモデル
直前のゆかちゃんとのやりとりやセルフヌードを描いた経験が生きるのではないかと喜んだ矢口くんでしたが、体調が最悪すぎて、1日目はイーゼルの前でつい寝込んでしまいます
2日目からは体調もやや戻るものの、出遅れてしまったことは否めない
しかし、一次試験で自画像のために配布された鏡を割ってしまったアクシデントを逆手にとった矢口くんは、二次試験でも起死回生の手を繰り出します
制作中の画家の思考をトレースしながらの描写はまさにライブペインティング!
読み手をグイグイのめり込ませてくれます
そして、迎えた発表の日
作者が本作で描きたいものがわかりました
合格をゴールにした受験ドラマだけの作品にはしなくないということですね
東村アキコさんの「かくかくしかじか」でも、入学したらさっぱり描けなくなってしまったというエピソードがありましたが、本作でも矢口君の本当の戦いはこれからなのでしょう
続きが楽しみです
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