早坂吝さんの「犯人IAのインテリジェンス・アンプリファー」を読みました
「探偵AIのリアル・ディープラーニング」(2018-05-30)の続編です
前作は連作短編の形式をとって、AI探偵の成長過程を順を追ってみせてくれましたが、そこですでに世界観が確定したこともあって、本作は長編形式となっています
個人的には、レベルの高い短編が収録されており、プロセスを追いかけるという流れも秀逸だった前作の方が好みでした
ただ、本作の「ミステリマニアの僕にとっても、七歳の子供は立派な容疑者」という言葉には思わずニヤリとさせられますね(前作も意外な凶器でニヤリとさせられました)
また、乙一さんの「カザリとヨーコ」を思い出させるようなラストも悪くなかったです
![]() | 犯人IAのインテリジェンス・アンプリファー -探偵AI 2- (新潮文庫nex) 594円 Amazon |