石持浅海さんの「Rのつく月には気をつけよう」を読みました
7編の短編からなる短編集です
サブタイトルがついているのは、2007年にも同じ設定の短編集が発表されており、本作はパート2になるからです
設定は、気の置けない友人同士が酒の席で雑談をしていると、誰かが「そういえばこんなことがあってさ」と言い出します
そのエピソードについてあれこれ話していると、最後に誰も考えていなかったような「真相」にたどり着くというわけです
いわゆる安楽椅子探偵ものですが、石持さんの座間味くんシリーズ(2017-12-21)と趣向は同じです
内容的には、おおっ!と身を乗り出すような話はありませんでした
ラストも予想どおりだったので、個人的には座間味くんシリーズの方が好きですね