米澤穂信さんの「昔話を聞かせておくれよ」を読みました
小説すばる9月号と10月号に分けて掲載された図書委員シリーズの短編です
主人公は前回(2018-07-28)と同じ図書委員の堀川と松倉
松倉から、亡くなった彼の父が少なからぬ現金をどこかに隠したままではないかという話が出て、2人は推理を始めます
松倉の昔語りから大きなヒントを得るところまでが前編、昔住んでいた家まで訪ねていくのが後編です
後編では、このシリーズお約束の「本のあるあるネタ」が炸裂
ため池のシーンには読んでいて思わず「ハッ」とさせられましたし、米澤さんのうまさが光る作品でした