クリスチアナ・ブランドさんの「ジェゼベルの死(Death of Jezebel)」を読みました
「自宅にて急逝」(2018-03-09)が素晴らしかったので期待していたのですが、今回はいまいち
死体から首が切り取られていた理由こそ光っていましたが、他がグダグダすぎます
ラスト手前の自白合戦も狙いは面白いのですが、あまりに唐突でダチョウ倶楽部のネタかと思ってしまいました
エルナンデス・エルナンデスかよっ!とつっこみたくなるブライアン・ブライアンの名前ネタは悪くなかったので、今後はエルナンデス・エルナンデスのことをエルナンデストワイスと呼ぶことにします
「自宅にて急逝」は、作者の過剰ともいえる「サービス精神」がラストのカタストロフィーに集中していたのですが、本作は作品全編に満遍なくあふれてしまったが故に冗長になってしまったようです
ただ、他の作品も読んでみたいことにはかわりません
ジェゼベルの死 (ハヤカワ・ミステリ文庫 57-2)
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