米澤穂信さんの「リカーシブル」読了
一昨年から昨年にかけて「小説新潮」に連載されていた作品をまとめた長編小説です
帯に「ボトルネックの感動ふたたび」とあり、同作はかなりの傑作であったため(2012-04-04 )、一にも二にもなく飛びつきました
実の父が会社の金を横領して失踪したため、父の再婚相手である継母及びその実の息子である弟といっしょに、地方の田舎町に引っ越してきた女の子が主人公です
確かに、設定や展開において「ボトルネック」を思わせるところが見られますが、ストーリー自体にあまり魅力が感じられなかったため、同作のデキには及びませんでした
ただ、細かい伏線とその回収にはとても楽しませてもらえましたし、悪くはなかったです
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