「日本殺人事件(正・続)」(短編集)・「ミステリーズ」(短編集)・「奇遇」がマイベスト3
「日本」は、「古本屋で外国人によるおかしな日本滞在記を発見したっ」って設定で書かれたもので、架空の日本が舞台の話です。こういうのは好きですね!特に「実在の船」が、京極夏彦さんの「鉄鼠」のアナザーストーリーみたいで最高です
「ミステリーズ」ははずれのない短編集。レベル高いです!
「奇遇」はラストにやや不満が残るも、テーマ的にやむを得ないでしょう。いわゆる「ラプラスの悪魔」をテーマにした超エキサイティングな話です。伊坂幸太郎さんの「オーデュボンの祈り」も同テーマに触れていますが、こちらの方は真っ正面からやってます。山口雅也さんらしい作品です。