栃木県超耳袋 第三十四夜 お稲荷さんを蹴って壊してみた B | 宇都宮義塾

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※イメージ画像

 

それで、伊達さんらが心配になって、

“キツネ顔🦊”に豹変したBさんに駆け寄って

 

「おい、B、どうしたんだよ?大丈夫かよ?」

 

ってなもんで介抱しようとBさんの腕を掴んだところ、

華奢なBさんの体からは考えられないような凄まじい怪力が発せられて

伊達さんら3人の男は弾き飛ばされてしまったんですよ。

 

恐るべきパワーですよ、えぇ。

 

それで、

 

ゔぉおおおおお…

ゔぉおおおおお…

 

と、奇声を発しながらBさんがかがみ込んでいるうちに

日が昇って明るくなってきちゃったので、

 

流石に尋常ではないと思った伊達さんが

知り合いの霊能力者を電話で呼び出したんですよ、朝方。

 

「お稲荷さんを蹴っ飛ばしたら、おかしくなっちゃった友達がいるので助けてくれ」

 

ってなもんで。

 

それで、お昼前くらいと言ってたかな、

その霊能力者が現場に到着して、早速、“除霊の儀式”をBさんに施したんですよ。

 

そしたらば、すぐには元に戻らなかったんだけども、

その日の晩頃まで皆で様子を見ていたらば、

Bさんが徐々に本来のBさんの姿に戻ってきたそうです。

 

今では、何事も無かったかのように、Bさんは元気に暮らしてるとのことです。

 

 

これは、そんな、お稲荷さんにまつわる怖いお話です、はい。

 

 

※混同を避けるために仮名をAからBに変更しました。