栃木の魅力は?→ないんだな、それが | 宇都宮義塾

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「最下位おかしい」魅力度ランキングで栃木県 11月知事選の争点に


>「順位を聞いたとき、思わず『えっ』という大きな声が出た」。
>14日に魅力度ランキングが発表されたことを受け、
>急きょ報道陣の取材に応じた福田知事は驚きを隠さなかった。

「県民の誇りや古里への愛着がそがれる」。
>初の最下位に福田知事の行動は素早かった。
>21日に公務として同社に出向き、「納得がいかない。

>魅力を測る指標として適正か疑問で、調査方法を改善すべきだ」と抗議した。

 

 

「県民の誇りや古里への愛着がそがれる」

と福田県知事は言いますけど、

こんなん、今に始まった話じゃないですよ。

 

栃木県民の、地味で、大人しい、目立たない、後進的な気質というのは、

 

江戸幕府260年の政策

 

によって作られたようなものなのです。

 

簡単に言うと、

 

【徳川政権によるイジメ】

 

の結果なのです。「後遺症」なのです。

 

 

 

↑江戸から見て、下野国(しもつけのくに。現在の栃木県)というのは

「目の上のタンコブ」なわけです。

 

この地域の大名が一致団結して力を蓄えてしまうと

江戸の将軍様が困るんです。

 

クーデターを起こされたら、一気に江戸まで攻めて来られちゃうでしょ?

 

だから、

 

古代から中世においては、

下野国が文化的に重要なポジションだった時期が確かにあるのだけど、

(例えば奈良時代の下野薬師寺、鎌倉時代の和歌文化、室町時代の足利学校など)

 

近世に入ってから、

 

「下野国は小藩を分立させて、更には、

旗本領(将軍家直属の重臣の領地)と天領(幕府の直轄地)だらけにして

あいつらを一致団結させないようにしようぜ」

 

っていうサドな方針で江戸幕府が260年間も統治し続けてたら、

 

ものの見事に人々のまとまりが全然無くなりまして、誇りも糞も無くなり、

 

明治維新から150年経った今でも

 

栃木の魅力は?→ないんだな、それが

 

という不毛な土地に成り下がりましたとw

 

 

 

これは、そんな、江戸幕府・徳川将軍家というものの影響力の絶大さを物語るお話です、はいw