今年のパ・リーグは、セ・リーグ同様に投高打低。チーム打率がオリックスの.250が最高、HRもオリックスが109が最高で、110を超える球団がなかった、3割打者が両リーグ合わせて5人と投手のレベルアップが目立ったと過言ではないです。

 

 昨年は、26年ぶりに日本一に輝いたオリックス、連続日本一は阪神に譲ったが、3連覇を達成、2年連続最下位からの3連覇は大リーグでも例がない快挙です。今季オリックスの最大連勝は8月17日から27日にかけて引分挟み8連勝ですが、最大の連敗を4でおさえたことと、月間負け越しがなかったこと、そして、序盤は混線気味でしたが、7月9日に再浮上してから一気に加速した印象がでかい。

 

 打線では、吉田正尚がレッドソックスに移籍し、不安視されたがその分、西武からFAで森友哉が加入、捕手は若月と併用ながら、規定打席に到達し、18HR64打点の成績残した、頓宮は打率.307ながら首位打者に、中川圭太は打点は昨年と変わらないが12HRと2桁の載せた、ただ、昨年のHR王杉本は物足りない面あるが、そこは来季に期待したい、なんと言っても、育成で入団した茶野が開幕スタメンを勝ち取ると、安打量産し、上手く行けば新人王もあったが、中盤から終盤にかけて打てなくなり、2軍落ちし、日本シリーズのメンバーからも外れた、さらに期待したい、ただ、FAで広島から西川が加入するので、外野手争いも激化です、

 投手陣では、打が茶野なら、投は山下舜平太。山本由伸と宮城がWBCもあったが、開幕投手に大抜擢、見事に期待に答え、9勝挙げ新人王に、ただ、故障で日本シリーズから外れたのがくやまれる、山本由伸は3年連続で投手4冠(最多勝、最優秀防御率、勝率1位、奪三振王)&沢村賞、そして宮城と続き、シーズン終盤にかけて東もローテで6連勝と大きかった、ただ、来年は山本由伸がドジャース、山﨑福也がFAで日本ハムに、27勝分どう埋めるかですね、中継ぎ陣、抑えも充実し、ただ抑えの平野佳寿が来季40歳になる、比嘉も42歳になる、いつまでも頼るわけにいかない、この2人の後釜が急務だと思います、

 

 ロッテは、監督が井口資仁さんから吉井理人さんに変わった1年目は、貯金2は物足りないが見事2位に躍進、ラストパートが負け越しが響き、ソフトバンクと楽天との2位争いさ最終戦に勝って2位を死守、そして、CSのファーストステージの3戦目では、10回ソフトバンクに3点取られながらその裏一挙4点取りファイナル進出と脅威に粘りでした。

 投手陣では、小島は唯一、チームで規定投球回に到達、防御率3.47でしたが10勝。種市は規定投球回不足ながら10勝と、ともにチーム最多勝。巨人から移籍にメルセデスが防御率3.33ながら4勝と相手投手との兼ね合いで、思うように勝数が伸びなかった、佐々木朗希がシーズン終盤に故障で離脱が、オリックスの独走許し、最後は2位争いになっt要因でした。抑えは益田、36S挙げたが、防御率3.71は、抑えとしては高すぎたと思う、5敗喫したのがモノがったですね。ペルドモが8回を任されて、防御率2.13は安定してたと思う、抑え任せたら面白いと思います。

 打線では、同じく巨人から移籍のポランコの加入は、大きかった。打率.242でしたが26HRは、球団では落合博満以来37年ぶりHR獲得すると、安田と山口が、ともに打率は高くないが規定打席に到達。正捕手では、松川が二軍行きになり、佐藤都志也と田村の争いになったが、そこに松川も加わり、激化すると思います。投手にレベルが高いですが、打率と得点が上がれば優勝は夢じゃないと思います。

 

 ソフトバンクは、今季も開幕5連勝と最高のスタート。5連敗はあったが5月、6月は着実に貯金を重ねてきた。ただ、7月に入り、南海時代1969年の15連敗に迫る12連敗。8月以降も、3連勝がなく、2位争いがやっとでした、7月の12連敗がなければ、優勝争いをしてたと思います。

 投手陣では、有原がNPBに復帰し、チーム最多の10勝、42歳の和田がチーム2位の8勝。東浜、石川はノーヒットノーラン達成したが、伸びなかった。千賀の抜けた穴は響き、規定投球回到達がいなかったことも、中継ぎ、抑えに負担かかった。藤井皓哉も途中離脱も響いた、抑えはオスナではまったが、中継ぎ陣も津森と松本が方程式に入ると思います。

 打線では、FAで日本ハムから近藤が移籍し、26HRは自己最多、87打点と二冠を獲得、打率も.303と4厘及ばなかった。柳田は年齢を重ねたが、22HR85打点と、申し分ない成績、2020年日本シリーズMVP栗原はコンスタントに打点稼いだが、途中で離脱してしまった、柳町、三森が台頭、周東が1番で固定できればと思います、そして、監督も藤本博史さんから小久保裕紀さんに変わる、山川も加入するので打線に厚み増すと思う。

 

 楽天は、昨年は最大貯金18ながらまさかの急降下で借金は2で終わり、10年ぶりの優勝に向けて挑んだシーズンは、スタートダッシュに出遅れ2桁の借金、7月に15勝7敗と持ち直すと、終盤は2位争いで、むかえた最終戦で勝てば、3位浮上もあったが、完封負けで4位で終わった。

 打線では、春先から夏場にかけて不調だった浅村が、終盤持ち直し26HRは分け合ったがHR王獲得すると、辰巳と小深田が規定打席到達。小郷はあと2打席足らなかった。新外国人のフランコは12HRでしたが、来季慣れたらもっと量産すると思います。昨年打点王の島内が、途中で離脱あったが、村林、太田光など楽しみな選手がいます、フランコと浅村が開幕から打ちまくれば、チーム打率ももっと上がると思います。

 

 投手陣では、抑えだった松井裕樹がメジャー挑戦で、枠が空くが紙面では則本が上がってる、ただ、則本がチームで唯一規定打席到達、田中将大が負けが先行したのも、順位が上がらなかった要因かもですね。ただ、荘司や早川など楽しみな投手がいます、そして、広島からターリーが加入。安楽があんな形になってしまい、大きな補強になった。来季は監督も石井一久さんから今江敏晃に代わり現役時代のような勝負強さ発揮しそうです。

 

 西武は、監督が辻発彦さんから松井稼頭央さんに変わった。キャンプ初日が2月6日から異例でした。4月こそ13勝11敗と上々なスタートになったが、5月以降は、急降下し、5位、6位を右往左往。7月10日から7連勝はあったが上昇に至らずでした。終わってみれば5位でフィニッシュ。

 

 打線では、森友哉がFAで抜け、5月に山川が不祥事で、出場できなくなり、源田はWBCで骨折し開幕で遅れた、パ・リーグでで唯一チームHR90と100超えなかった、かつての最強打線のお面影が...中村が17HRでチームHR王、マキノンは15HRながら規定打席に到達、慣れれば、カブレラやデストラーデとはいかないが、30HR以上期待したい。そして、昨年は新人ながら1番出来ようされた、若林の復調、源田が復帰すれば、あの時の輝きを魅せてくれるはずだ、ただ、山川が抜けるのが痛手だが、

 

 投手陣では、中継ぎで無失点記録達成した平良が先発転向11勝はチーム最多、高橋、今井は規定投球回不足ながら、10勝挙げ2桁勝利3人投手陣は充実しつつある、ただ、増田がチーム最多の19Sながら防御率5.45はいただけない、防御率の改善だと思う、平井抑えもありです、2年目の隅田も9勝挙げたので、先発陣は揃ってと思います。

 

 新たな本拠地エスコンFに移ったが、2年連続最下位に終わった日本ハムは、4月は大きく負け越したが、5月〜6月にかけて、4位に浮上し、CSも狙える位置もみえてきたが、7月5日から13連敗から一気に最下位に転落し、そこから浮上することはできなかった。

 

 投手陣では、近藤の人的補償で移籍してきた田中正義が、抑えで固定。中継ぎも調子の良し悪しで起用してきた、先発陣は加藤、上沢、伊藤の3人が規定投球回到達。2桁勝利はいなかったが防御率3.08はリーグ3位だった。与えた四球363は、リーグとっぷ。ただエラー94は、12球団ワースト。慣れない天然芝の影響あるが、本拠地が天然芝の宿命かも。

 打線では、万波が昨年の14HRから25HR。あと一歩でHR王取れる勢いでした。来季は30以上期待したい。9月16日のソフトバンク戦では、1番起用で初回先頭打者HRとサヨナラHRの離れ業は、パウエル以来の快挙でした。守備でも強肩はBIGBOSS譲り、走塁や確実性増せば、トリプルスリーや三冠王も狙えそうです、中日から移籍してきたマルティネスも規定打席到達、30期待したい、野村の13HR大器の片鱗見せた、清宮が完全復帰となり、464得点は更に得点力アップ期待したい、チーム打率.255はほしいですね、

 

 最後にWBCでは、14年ぶり世界制覇になった。栗山監督の

選手招聘は、サプライズでした。大谷や吉田正尚、鈴木誠也(途中離脱)など大リーガーを呼んだ。なんと言ってもヌートバー招聘は、誰もが予想しなかったこと、両親のどちらが日本人なら、選出できることを初めてしった、中国代表で選ばれた元ソフトバンクの真砂も同じ理由。

 チェコの選手が、佐々木朗希の160km/hの直球を膝に受け、痛かったはず、それでも一塁へ全力で走り、印象深い選手で、きっと、強くなってくると思います。

 順当に勝ち進み、準決勝のメキシコ戦では、追いかける展開で耳ごとサヨナラ勝利で、アメリカ戦に進み、大谷が発した『憧れるのはやめましょう』は新語流行語大賞でも良かったです、最後の大谷とトラウトは名勝負でした。