ジャン・ミュジー(Jean Musy)の追悼特集、今回が最終回となります。
題して《Jean Musy au Japon》
私の知る限り、J.ミュジーがアレンジを手がけたアーティストは2名。
まずは谷山浩子さん。1980年にリリースされたシングル「夕暮れの街角で」「今日は雨降り」の2曲をお聴きいただきましょう。
「夕暮れ〜」はイントロを聴いた瞬間から、J.ミュジーの世界に引き込まれますね。
続いては大貫妙子さん。彼女は2枚のアルバム(1982年の『Cliché』、1984年の『カイエ』)でJ.ミュジーにアレンジを依頼しています。
まずは『Cliché』からB面トップの「光のカーニバル」をどうぞ。
B面ラストはインストゥルメンタルで「黒のクレール」 *J.ミュジーの魅力全開です❣️
*ちなみにこのアルバムのA面は全曲坂本龍一氏がアレンジを担当しています。
『カイエ』から、まずはアルバムのトップを飾る「カイエ (I)」をどうぞ。 *弦とオーボエのアンサンブルがいかにもJ.ミュジーですね。
続いては過去に発表した「若き日の望楼」にフランス語詞(ピエール・バルー&Atsuko)をつけた「Amour levant 〜若き日の望楼」をどうぞ。 *極上なシャンソンですね。
そしてシングルカットされた「夏に恋する女たち」のインストバージョンです。
最後はどうしても音源が見つからない(カセットテープに録音...)のですが、1980年代にヤマハが主催した音楽コンクールに、J.Musyが自ら作曲した「心(Le Cœur)」という曲で参加し、自らピアノを弾きました(確かテレビでも放送されたような...?)。
この曲についてもご本人に問い合わせたいと思っていたのですが、これも叶わぬ夢となってしまいました...。
では追悼特集の最後に、まだアレンジャーとして有名になる以前のジャン・ミュジー・オーケストラの演奏をお聴きいただきましょう。ブラスをバックにオルガンを弾きまくっているのがJ.ミュジーです。
《ジェットストリーム〜イージーリスニング名曲名盤コレクション》