私がジャン・ミュジー(Jean Musy)の存在を知ったのは、1970年代後半、フランシス・レイのアレンジャーとしての活躍でした。

 

 本日はF.レイとのコンビで制作された映画音楽を取り上げてみたいと思います。

 

 まずは映画『ビリティス』(1977年)からメインテーマをお聴きください。

 

 

 

 

 監督のデビット・ハミルトンのソフトフォーカスを駆使した美しい映像にピッタリな、まるで水彩画のようなとても繊細なシンセとオーボエの掛け合いが見事です。

 

 続いてはテイタム・オニール主演の映画『インターナショナル・ベルベット』(1978年)からメインテーマをどうぞ。

 

 実のところ、この映画は未見なのですが、かつてエリザベス・テイラーが主演した映画『緑園の天使』のリメイク版とのことです。これまたジャン・ミュジーの繊細なアレンジがフランシス・レイの美しいメロディを際立たせてくれます。

 

 フランシス・レイとのコンビでは、ナスターシャ・キンスキー主演の映画『レッスンC(Passion Flower Hotel)』(1978年)もありました。

 

 映画『テス』(1979年)で一躍世界中の注目を浴びる前の、初々しいN.キンスキーの姿が見られます。

 

 ジャック・デュトロンカトリーヌ・ドヌーヴ主演の映画『夢追い』(監督:クロード・ルルーシュ)もフランシス・レイとジャン・ミュジーとのコンビでしたが、ここで主題歌を歌っていたのが、ファビエンヌ・ティボーでした。

 

 最後に映画『愛と哀しみのボレロ』から2曲、“Boris Et Tatiana” “Ballade Pour Ma Mémoire”(歌はリリアンヌ・デイヴィス)をどうぞ。

 

 

 

 

 

 

 *仏輸入盤(英語字幕なし) *日本語の字幕付きはかなり高額になっています...。

 

 

 *サントラ盤(中古)

 

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