その昔、『TVジョッキー』という番組(1971〜1982年)がありました。
司会の土井まさるさん、そして参加した素人が貰える「白いギター」に憧れたものでした。
高校生の頃、レイモン・ルフェーヴル全集(レコード10枚組)を買った時、その中に「傷ついた小鳥」という曲があって、それを聴いた瞬間、「TVジョッキーだ!」と思った次第です。
その後、私はこの曲はフランスのダリダのオリジナルヒット( Ils ont changé ma chanson,ma)とばかり思っていました。
実はこの曲は、イギリスのシンガソングライターのメラニー(Melanie)の作品(1970年)であることは、ずっとずっと後になって知りました。
同じくイギリスのグループ、ニューシーカーズのカバーでも有名ですね。
歌詞の内容は、か弱い少女の失恋ソングの形をとっていますが、実際には自ら創作した作品(歌)に対し、レコード会社の人たちがよってたかって手を加えてしまうといった不満を歌っているとのことです。つまり傷ついたのは自らの歌ということなのでしょう。
最後にレイ・チャールズの歌声もお聴きいただきましょう。
久しぶりに映画『ダリダ〜あまい囁き〜』を観たくなりました...。