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ヒサのブログ

頑張る小さな会社、小さなお店
に贈る応援メッセージ

「想像力」「創造力」「想定力」

どう違うんですか?


と聞かれても、私には明確に正しく説明する自信はありません。


イメージでは、


「想像力」は、経験や知識の少ない子供でも持ち合わせているもので、自身の願望が多分に含まれているもの

「創造力」は、「想像力」の上に経験や知識が加わり、より具体的で明確かつ今までにない何かを創り出す力

「想定力」は、創造した何かが他にどのような影響を及ぼすのか、

もしくはそれ自体がどのようになるのか、将来、未来について論理的に想いを巡らせる力


という気がします。


どれが大切とか重要というものではないですが、商売において、

あるいはビジネスにおいて、必ず持ち合わせておきたいと思うのは、

「想定力」

ではないでしょうか。


この商品を、お客さまはどのように使い、どのような生活を送り、

どのようなHappyな状態になるのか、お客さまの将来、未来について

想いを馳せながら、商品を仕入れ、あるいは作り、店頭に並べ、売る。


「想定力」が、お店の、商品のファンを増やしていくような気がします。








消費税が上がりました。


巷では、やはり買い控えがおこっているようです。

そんな中で、1日から値下げをした店があります。


某牛丼チェーンが並盛を税込み270円にしました。

その裏には、規模のメリットを最大限に活かしたたいへんな企業努力と戦略があるのでしょうが、消費者の立場からすれば、値下げはとてもうれしいと思う反面、「ほんとに大丈夫?」と思ってしまうのは私だけでしょうか。


経営が大丈夫?という意味でなく、原材料の品質のことです。

口に運ぶものだけに、そして、昨今の有名なホテルやレストランの偽装表示の記憶が新しいだけに、食材の質が気になってしまいます。


230円高いけど、そちらのほうが安心、と思う人も少なからずいるのではないでしょうか。


以前、なぜ、高いのかその理由が大事と書きましたが、反対になぜ「安い」のかの説明もとても大切です。


「安い」からといって、消費者はそうやすやすと買ってくれません。

オーケーストアのオネストカードのように、消費者は、買う立場に立った納得のいく説明を聞きたいのです。


値下げは、とてもうれしいですが、顧客でなく、競争相手の出方ばかりをみた価格戦略は、いずれ破たんする時がやってくるような気がします。



新聞というものは、もっと中身に自信を持って売れないものなのでしょうか。


高価な商品券などをつけて、2年も3年も先の購読予約を取るという、かなり強引なケースもあります。


取る方も、商品券目当てで数年ごとに新聞を換える人もいます。


結局、新聞なんて、どれ読んでも同じ、ということでしょうか。


地元の情報を詳しく知りたいのなら地方紙、政治、経済、グローバルな情報を広く知りたいのなら4大紙、さらには、4大紙でも保守的なもの、革新的なものといったように、それぞれの特徴があります。


にもかかわらず、相変わらず、いろんな販売店が入れ替わり立ち替わり、商品券を持ってやってきます。


この家は、地元の中学生で柔道部の子供がいるから、きっと試合の情報が知りたいだろう、

この家の主人は、40代のサラリーマンだから経済紙がよいのでは・・・


新聞販売店なら、地元の顧客の情報を入手するの比較的たやすいことではないでしょうか。


その情報をもとに顧客を絞り、その顧客のニーズにマッチする紙面を勧め、契約をとる、というのが、我々新聞販売店業界以外の者の多くが考える一般的なプロセスのですが・・・


いま、新聞の購読部数は、減少の一途をたどっています。


商品の価値を伝えようとしない、旧態依然の売り方を続ける限り、新聞の地位は下がり続けるでしょう。



我が子がソフトボールの県大会で活躍する姿、近くの神社の桜が満開になったという情報、読者の電話相談etc・・・

そんな情報が知りたくて新聞をとっている人も多くいます。


ほんとうに、その新聞を読みたいという人は、そうやすやすとブランドスイッチングしないはずです。


販売店は、もっと自店の新聞、自店のお客さまを知ることです。


そして、新聞社も販売店に対し売り方のイノベーションを進言していく必要があるのではないでしょうか。