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ヒサのブログ

頑張る小さな会社、小さなお店
に贈る応援メッセージ

以前、自社の商品や製品がなぜ「高い」のか、その理由を10個あげてみましょう、と書きました。


そして、10個出なければ、お客さまが知っています、と書きました。



ある、お米屋さんのお客さまアンケートを紹介します。


質問は、「○○○(店名)の好きなところはどこですか?」



そして、お客さまの答えがこれです。


・お米に対しての思いとお客さま思いが伝わってくるところが安心できますし、温かさを感じます

・おすすめのお米を紹介してくれたり、こうしてはがきを送ってくれたり、色々な企画をしたりとても楽しみにしています

・お米がとても美味しいです。同じコシヒカリでもスーパーと○○○(店名)さんでは全然味が違います

・懐かしい空気でしょうか、暖かい心でしょうか、何かドアが開いて中に入ると癒されるんですよん(原文のまま)

・店長さんはじめ皆さんの笑顔です。お米を届けてもらうたびにあったかい気持ちがして、お米が100倍美味しくなる気がします

・お休みの次の日、着心履歴を見て電話をくれるのには感動しました。

・子供もいつも○○○さんに行くよ~というと喜んでついてきますよ!

・・・・・・

・・・・・・


この場合、お米という商品そのものよりも、店やそこで働く人への絶賛が中心ですが、これも商品の価値を上げる重要な要素です。


もし、店の暖かな雰囲気、店長の笑顔、企画やDMなどのコミュニケーションがなければお米の味も半減するのではないでしょうか。


このアンケートのポイントは、自店や商品の好きなところだけを聞くというところです。


その答えがまさしく、「高い」理由なのです。














某牛丼チェーンの店の閉店が相次いでいるという話題がありました。


原因は、人手不足とのことです。


今時、人手不足で休業せざるを得ないというのは珍しいことです。



牛丼チェーンは久しく値下げ競争を続けてきました。


消耗戦です。


しかし、この冬、起死回生ともいえる「すき焼き鍋の定食」を投入し、どのチェーンもこれがヒットしました。


これでやっと牛丼戦争も一息つくのかなと思いきやその起死回生の一発が、足を引っ張り出したのです。


今まで、ごはんをよそってつゆをかけて、丼を運んでいればよかったのが、すき焼き鍋の登場でアルバイトの労力は今までの何倍にもなってしまいました。


それで恐らく給料は同じままでしょう。


それでは、辞めたくなる気持ちもよくわかります。


閉店の理由は、

店舗改装のため、機器メンテナンスのため、等が表向きの理由ですが、明らかに人手不足による閉店です。


車に例えると、商品戦略、プロモーション戦略という前の2輪が先走り、人事戦略、オペレーション戦略という後ろの2輪がそれについていけず、止まってしまった状態と言えます。


久々の牛丼業界のヒット商品、しかも客単価も高く、大人気となっていたのに、某チェーンでは一時販売停止となりました。


要するに、新商品を売るための「しくみ」ができていないのです。


調理の時間や手間は今ままでの何倍かかるのか、

思い鍋やコンロを運ぶ負担に対する従業員お反発はないのか、

定食が複数注文された場合、今までのテーブルの広さで置けるのか

・・・・


「しくみ」を作るためには、「創造力」とともに、あらゆる状況を予測し、それに備えるための「想定力」が必要なのかもしれません。

















「なぜ、高いのか」


納得さえすればお客さまは必ず財布を開いてくれます ・・・・


と、先日書きました。


では、どうすれば、お客さまは納得してくれるのか?


答えは、カンタンです。


「高い」理由を堂々と説明すればいいのです。


なぜ「高い」のか、わかってもらえるようにすればいいのです。


よく、「ワケあり商品」「安さには、理由があります!」「安さの理由」

などっと言って、安さの理由を説明する努力を見かけますが、

「高さ」の理由を説明する努力を見かけることはあまりありません。


「美味しいです!」「健康にいいです!」「人気No1です!」

だから「高い」んです!

では、納得できません。


なぜ、「美味しい」のか、なぜ、「健康にいい」のか、なぜ、「人気No1」なのか、

それが知りたいのです。


当社の製品がなぜ「高い」のか、我が店の商品がなぜ「高い」のか、

その理由を10個ほど書き出してみましょう。