消費税が上がりました。
巷では、やはり買い控えがおこっているようです。
そんな中で、1日から値下げをした店があります。
某牛丼チェーンが並盛を税込み270円にしました。
その裏には、規模のメリットを最大限に活かしたたいへんな企業努力と戦略があるのでしょうが、消費者の立場からすれば、値下げはとてもうれしいと思う反面、「ほんとに大丈夫?」と思ってしまうのは私だけでしょうか。
経営が大丈夫?という意味でなく、原材料の品質のことです。
口に運ぶものだけに、そして、昨今の有名なホテルやレストランの偽装表示の記憶が新しいだけに、食材の質が気になってしまいます。
2~30円高いけど、そちらのほうが安心、と思う人も少なからずいるのではないでしょうか。
以前、なぜ、高いのかその理由が大事と書きましたが、反対になぜ「安い」のかの説明もとても大切です。
「安い」からといって、消費者はそうやすやすと買ってくれません。
オーケーストアのオネストカードのように、消費者は、買う立場に立った納得のいく説明を聞きたいのです。
値下げは、とてもうれしいですが、顧客でなく、競争相手の出方ばかりをみた価格戦略は、いずれ破たんする時がやってくるような気がします。
