さぁ。今宵もLet'sdancewithME?InBanです。




なんか、最近気温も私の心も寒くなってまいりましたね。



え?アナタはいつもでしょう?




はいはいはいはい。。。。。。。。




それでもアツ②のあの二人の話を書くとするか。



願いはいつか、叶うと信じて。













『23.     路地裏クリスマス・キャロル』     ⑥







もうすっかり夜になった街は寒そうに窓ガラスを曇らせていた。


店内は少しだけ空席が見えるが、ほぼ満席に近かった。


「アツヤ君…あの、さっきの再婚の話なんだけど」


「え?なに?」



隼人さんが完全に厨房に戻るのを確認してから美保ちゃんは話した。


「私、実は、綾に説得されて了解したところもあるの」


美保ちゃんはさっき話さなかったことを話してくれた。


「そうだったんだ」


「今だから言えることなんだけど、私一回綾を傷つけてしまって…」


美保ちゃんは少し俯いて話した。



俺も持っていたグラスをテーブルの上に置いて完全に話しを聞く体勢に入った。



「私の父は病気で亡くなったんだけど、最後までお母さんを好きだったの。お母さんだってそうよ。でも、そんなお母さんが他の人と再婚するなんて裏切りとしか思わなかった」



美保ちゃんは最後の方は少し感情的に語尾を強めた。


「でもね、そんな時綾は言ってくれたの。相手を好きになることは裏切ることじゃないって。結婚は自分のためかもしれないけど、再婚は自分と私のためだって」



あの綾ちゃんがそんなことを言うなんて意外だった。


「私の為に言ってくれたことなのに、私は綾に私の気持ちなんて分かりっこないって言ってしまったの」



今後は悔しそうに唇を噛んだ。



「でも、言ってから気付いた。私の為に言ってくれたことだって」


俺は何も言えなかった。



その時の美保ちゃんは今の俺と似ている。



俺は美保ちゃんの話を聞いて初めて気付いたあたり、鈍感すぎて恥ずかしくなる。



美保ちゃんの言ったことは俺が春姫にしたことと同じだった。



俺は春姫の優しさが当たり前のようになっていた。


ありがたく感じなくなってしまったのかもしれない。



「それで、どうしたの?美保ちゃんは」


俺は何とか声を振り絞り質問をした。



「素直に謝ったわ。だって私が悪かったんだもの。綾は笑って気にしないって言ってくれた」


「…そう。よかったね」



せっかく美保ちゃんが大切な話をしてくれているのに俺はその言葉しか思い付かなかった。



「どうしたの?アツヤ君」


俺が黙ってしまったことに気がついた美保ちゃんが聞いた。



「何かあるなら話してね」


優しく美保ちゃんが言うので、俺は思い切って話すことにした。


「実は、俺も思い当たることがあって」


「そうなの?どんなこと?」



春姫のことを話すわけにはいかないので、少し遠回りに話すことにした。



「もしも、俺のことをすごく考えてくれている人にほっといてくれ!って言ったらその人どう思うかな?」


「え?」


遠まわしに言ったはずがかなり的を射た発言になってしまった。



「それは、アツヤ君のお姉さんのこと?」


「う…うん。そう」



「私も同じようなこと言ったから偉そうなこと言えないけど、やっぱり今だから分かるわ。アツヤ君のことを思っていったことに対して、突き放すことを言われたら悲しいわ」



春姫のことが頭に浮かんだ。


あのときから春姫は俺に話しかけなかったし、姿も現さなかった。



「でも、私も素直に謝ったし、アツヤ君も姉弟なんだから大丈夫よ」


美保ちゃんはそう言って笑った。



確かに、本当にハルカだったら何の心配も要らない。


むしろ、俺がそんなことを言ったら逆に殴られそうだ。


でも、相手はハルカじゃない。



俺と春姫の関係は説明できるものではないのだ。



「そうだね。そうるすよ、ありがとう」



俺は当たり障りのない答えを美保ちゃんに返した。



「アツヤ君はお姉さんと仲良いんだから」


美保ちゃんは俺の好きな笑顔で笑った。





あっという間にラストオーダーの時間になり、俺たちは店を後にした。



「ごちそうさまでした」


出口まで見送ってくれた隼人さんに挨拶をすると、帰りは仲良く手をつないで帰った。



「今日はありがとう。嬉しかったわ。プレゼント大切にするね」


美保ちゃんは俺を見上げて言った。



「ううん。こちらこそ。隼人さんも念願叶って喜んでたし」


そして、会話は切れ、どちらからともなく俺たちはキスをした。


「私初めて男の人とクリスマス過ごしたわ」


「俺だってそうだよ」



と、言ってからお互い照れた。



俺は美保ちゃんを最寄の駅まで送り、そのまま自宅に帰った。



春姫のことが心配だった。


足取りは重かった。



正直春姫に会うのが少し怖かった。









はい。




今日はここまでです。



気になりますね。



春姫悪霊になってたりして…




それでは次の章で会いましょう。



バイバInBan。






今日は久々の早速本題でいってみましょう。



前回はやっとデートをスタートし、アツヤ君が美保ちゃんにお義理兄さんのお店を紹介したところで終りました。




さて、今回は?













『23.      路地裏クリスマス・キャロル』     ⑤






席に着くと、まずシャンパンが出てきた。



いつも俺たちがコンビニなどで買うようなお手頃のシャンパンではない。


きっとそれなりの値段のするもののはずだ。


酒好きなオーナーの趣味だろう。



「じゃあ、乾杯しよう」


俺は照れながら言った。



シャンパングラスも薄い水色でオシャレなデザインで、グラスを当てるとキレイな音色がした。


「これおいしいね。美保ちゃん飲める?」


あまりお酒が強くない美保ちゃんを心配して俺は言ったが、美保ちゃんは俺の心配をよそにグラスを空けた。



「これすぐ飲めちゃうね」


「あまり飲むと、酔っ払っちゃうから程ほどに」


ここで美保ちゃんが酔っ払ってしまうとあとで隼人さんに怒られそうだ。



「こちら前菜のマリネでございます。右からサーモンの燻製、イベリコ豚のソテー、ホタテのカルパッチョになります」



運んでくれた人は隼人さんではなく、バイトの人で俺よりも四つ上の木崎さんだった。



「あれ?隼人さんは?」


「隼人さんはもうキッチンから離れられないので、僕が



この人のすごいところは全ての料理を暗記しているところだ。


どこで取り寄せた食材なのか、どう調理しているのかなどを全て説明できる。



「忙しいんですね」


「あの人はりきってるから」


そう言って、木崎さんは笑った。



オーナーは家族がいるので、食材とソースの仕込みとワインを注文して帰ってしまうので、残されたみんなは例年大忙しなのだ。



「おいしいね」


美保ちゃんは早くも前菜をたいらげた。



次に運ばれてきたのは大きなお皿に乗ったパスタだった。



シェアできるように二枚お皿がついていた。


「はい」


美保ちゃんはパスタをよそい俺にくれた。


「ありがとう」


こういうのは男は弱い。



パスタはトマトとモッツァレラチーズのクリームパスタで俺の大好物だった。


美保ちゃんはきれいにフォークに巻いて音を立てないで食べる。



俺も見習って食べる事にした。



「メインになります。子羊のグレイビーソース仕立てです」


と、隼人さんがやって来た。


「おいしい?」


隼人さんが美保ちゃんに聞く。


「はい。料理上手なんですね」


美保ちゃんが敬語な事に少し、おかしかったが隼人さんは満足そうに笑った。



「まあ、料理人だからね」


「ああ。そっか」


「美保ちゃんて天然でしょ?」



「え?そう?」


「てか、美保ちゃん、俺には普通に話してくれるのに、これから家族になる人に敬語はおかしいよ」


「あっ!」


今気付いたように美保ちゃんは言った。


やはり天然なのだろうか。



「ごめんなさい。その…まだ慣れなくて」


美保ちゃんは隼人さんに頭を下げた。


「いいんだよ。俺だってまだ緊張してるし」


そのやり取りを見ていて、俺は気になっていたことを聞くことにした。


「あのさ、ごめんね。言いたくなかったらいいんだけど、前に美保ちゃんは再婚に反対だって聞いてたけど、今ももしかして反対?」



それは隼人さんも気になっていたことだったので、隼人さんがいる前で聞きたかった。


美保ちゃんはその質問に対して少し、微笑んで言った。


「ううん。私、再婚自体に反対なんじゃないの。きっと再婚て言う言葉に偏見を持っていただけなのかもしれないわ。私、好きな人って一生に一人だと思っていたから」


美保ちゃんは素直に自分の気持ちを話してくれた。



が、正直俺は美保ちゃんの“好きな人は一生に一人”と言う言葉を聞いた途端天に昇った気持ちになり、隼人さんがその言葉を聞いてどんな反応をしたかや、隼人さんがどれだけその言葉で感動したかということは申し訳ないが覚えていない。



「アツヤ」



隼人さんの言葉に俺は我に返った。


「ありがと。サービスすっから」


と、隼人さんはウインクして厨房に入って行った。



そして、最後にかなり手の込んだクリスマスケーキが出てきた。



とても二人で食べられる大きさではなかった。







はい。



今日は若干お腹が痛いのでこの辺で失礼します。



それでは次の章で会いましょう。



バイバInBa。お大事に!(´Д`;)






私がファミレスの常連さんだという話は以前お話しましたが、今回はそんな私の心温まるお話をします。




私こそInBanさんは若干偏食家でして、この世の食料が無くなりそうになってもコーンだけは食べません!!!!!!



そのくらい徹底した好き嫌いっぷり。



男前だろ?(o^-')b




今日行ったファミレスは以前話した場所とは違うファミレスでして、私は二つを兼用しております。



そこで私が頼んだ物はハンバーグとそのほかのトッピングはコーンだけ。



しかし、私はどうしてもハンバーグが食べたかった。



食べたかったらここに来たのに、コーンくんだりのために諦めるなんてしたくない。



なんたって私、我慢の利かない末っ子ですからドキドキ



InBan:「すいません」



店員:「はい」



InBan:「私、コーンは食べれないので抜いて下さい」



店員:「かしこまりました」



InBan:「他のものって乗せられないですよね?」



一応聞いてみた。



店員:「はい。申し訳ありません。トッピングはコーンのみでして…」



InBan:「ですよね。いいです」




言ってから頭の中で大きなお皿の上にハンバーグ君がひとりで乗っている映像を思い描いてしまった。



なんだか、他人事とは思えません。




店員:「お待たせいたしました」



InBan:「?!!!!」



正直私は本気で驚きました。



自分のテーブルなのに二度見しました。




運ばれてきたお皿の上にはもちろん我らが恋し焦がれたハンバーグ君。



と、その傍らにポテトフライ君が乗っていた。



もちろんディスプレイにはポテトフライ君は付いていません。


完全なサービスです。




あまりの出来事に普段こういった経験のない私は感動いたしました。



しかし、しっかりと伝票にポテトフライ君代が記入されていないか確認してしまった。




私、腐ってますね。






さて、まだ腐っていないアツヤ君の話をしましょう。









『23.      路地裏クリスマス・キャロル』     ④




タクシーは表参道ヒルズの前で止まったが、俺たちの目的はそこではない。



美保ちゃんは必死に記憶の糸を辿って、例の路地裏を探している。



俺も美保ちゃんの後ろを付いて歩く。



原宿も新宿同様、一歩路地を入るともう別世界だった。



その世界の中を美保ちゃんは突き進んで行く。


しばらく同じ風景のところを歩いていくと、昔の映画に出てくるようなレトロな街灯が見えた。



その先に大きな広場があった。



美保ちゃんは「ここ」と、指差した。



確かに不思議な雰囲気はするが、魅力的な広場だった。



真ん中に一本の木が埋まっていて、それを囲むように丸くベンチが置かれている。



木にはたくさんの人の名前が彫ってあった。



ベンチは昔からそこにあるのだろう、違和感なく置かれてあるが、汚れが目立たない。



街灯のほのかな明かりが当たって、いい雰囲気を出している。



俺たちはベンチに座った。



「ここに連れて行きたかったの」



美保ちゃんが言った。



すごく嬉しかった。



美保ちゃんの好きな場所に俺もいることが。



「せっかくだから俺たちも名前彫らない?」


俺が提案すると美保ちゃんも同意した。



大きな先のとがった石を探し、木に二人の名前を彫った。



“12月24日   美保・敦也”




俺はタイミングを見計らっていた。



もちろんプレゼントを渡すタイミングだ。


「雪降らないかしらね」


空を見て、ポツリと美保ちゃんが呟いた。


「ホワイトクリスマスって一度経験してみたいよね」


俺も空を見ながら言った。



しかし、家を出るときも感じたが、これから雪が降るという天気ではなかった。



俺は自然と視線を美保ちゃんに移した。


今がチャンスだと思った。


「あ、あのさ、美保ちゃん」


「なに?」


「これ」


俺はかばんの中からさっき買ったブレスレットの入った包みを取り出して、美保ちゃんに渡した。



「気に入ってくれるか分からないけど」


「ありがとう。嬉しい」



美保ちゃんは両手で大事そうにプレゼントを受け取った。



そして、今後は照れるように笑った。



「実は、私もあるの」


そう言って、美保ちゃんは紙袋をくれた。



その中にはマフラーが入っていた。



高そうなカシミヤ100%のマフラーだった。



「いいの?こんないいものもらって」


「気に入ってもらえたかしら?」


「もちろん。最高だよ」


「よかった。本当はこういうのって手作りがいいみたいだけど、私お裁縫苦手で…なにも編めないの」



恥ずかしそうに美保ちゃんは言った。



意外だったけど、そういうところも魅力的だと思った。



「いやいや。充分だから。美穂ちゃんも開けて見て」


美保ちゃんは丁寧に包みを開ける。


「わあ。きれいなブレスレット」



美保ちゃんは色んな角度からそのブレスレットを眺めた。



「付けてあげるよ」



俺は美保ちゃんの白い、細い腕にブレスレットを付けた。



やはり似合う。


「大切にするわ。すごく嬉しい」


「う…うん」



美保ちゃんの笑顔に負けて、俺は自分でも恥ずかしくなるくらい間抜けな返事をしてしまった。



時計を見ると、なんと、もうお店の予約の時間だった。


「美保ちゃん。あのね、俺も美保ちゃんを連れて行きたい場所があるんだ」


「え?どこ?」


美保ちゃんは興味津々だった。



「ないしょ」


俺は美保ちゃんを驚かそうと、場所は言わないことにした。



お店まではそこから電車で向かった。



美保ちゃんは隼人さんの働いているお店を知らないので、俺がどこへ向かっているのか分からない。



俺はワクワクしていた。



「ここだよ。今日はここでご飯を食べようと思って予約したんだ」



「おしゃれなところね」



美保ちゃんはまだ気付いていない。


「いらっしゃいませ」


隼人さんが出迎えてくれた。



美保ちゃんは隼人さんを見るなり、驚いていた。



と、いうか固まってしまった。


「え…」


しばらく黙ってしまっていたが、やっと一言口にした。



「俺ここでバイトしてて、隼人さんは先輩なんだ。偶然美保ちゃんのお義理兄さんだっていうから驚いちゃった」



俺は隼人さんを紹介したが、美保ちゃんはまだ固まっていた。


感動しているのかと思っていたが、なんか雰囲気が違う。



俺の想像する感動の対面のようにはいかない様だった。



「ごめんね、黙ってて。今日は俺の作った料理を食べて欲しくて、こいつに無理言って連れて来てもらったんだ」


隼人さんが言う。



「美保ちゃん?」


俺は美保ちゃんに何か話して欲しくて名前を呼んだ。



すると、今度は美保ちゃんが泣き出してしまった。



「え?!うそ…」



俺は焦って助けを求めるように隼人さんを見たが、こんなに焦っている俺とは反対に隼人さんは穏やかに笑っている。



「あはは。ごめんごめん」


そう言って、美保ちゃんの頭を撫でた。


美保ちゃんは大きく首を横に振った。



「は…隼人さん」


「大丈夫だよ。アツヤ、彼女驚いているだけだから」


美保ちゃんは両手で顔を抑えながら頷いた。



さすが、大人の隼人さんは動じない。



「ごめんなさい。私、驚いてしまって…」


「サプライズだったろ?」



隼人さんは笑った。








はい。



今日は感動の対面をお送り致しました。



それにしても書いてて悲しいですね。



想像しながら書くんですよ?



美保ちゃんと私を照らし合わせたりしてね…





明日、電車に飛び込んでたらごめんね。



それでは生きてたら次の章で会いましょう。




バイバInBan。





InBanさんて、なんで彼氏いないんですか?


なんて、「私、InBanさんに殺されたいです」と、言わんばかりの質問をしてくる強者がいる。



こういう時、私は好きで彼氏がいないわけではないことを伝えようとする。



しかし、うまく言葉が出てこなくて、歯がゆい思いをする。




そんな時、会社の有線で素晴らしい歌を聴いた。



この歌は私の今までを物語っている。



作った人は私のことをよくご存知だ。



その歌はカントリー娘のメンバー子と元dayaftertomorrowのボーカルの子が歌っているもので、多分内容としては、コクってきたから付き合ったのに、重いって言われてフラれる歌らしい。



まさに私のよう(´д`lll)




ちなみに私の場合はこっち(コクってきたから付き合った方)じゃなくてあっち(重いって言ってフル方)ね。



ったって、そんな経験はそうないけどねY(>_<、)Y



でも、大抵そうやって別れがやってくるわけです。




なので、なぜInBanさんは彼氏がいないのか気になる人はその歌を聴いてください。



その歌の通りです。





それでは本題に入ります。



お待ちかねのデートの章に入ります。



アツヤ君はどんなデートプランを提供するのでしょうか。










『23.    路地裏クリスマス・キャロル』        ③





クリスマス当日は晴天で絶好のデート日和になった。



俺は少し、早く家を出た。


なぜ早く家を出たかというと、美保ちゃんに渡すクリスマスプレゼントを買うためだ。


俺はあらかじめ京子から、女の子がもらって喜ぶものを聞いていたので、目処はついていた。



結局どこへ行くのか決められなかったので、待ち合わせ場所は新宿にした。



ここならどこへでも行けるからだ。



デパートへ行くと、さすがにどこも混んでいる。


俺はすぐに決めてどこかで休みたい気持ちを抑え、アクセサリーコーナーへ向かった。



「何かお探しですか?」


京子から聞いた情報だと、やはり女の子はアクセサリーが好きという事だったので、ショーケースの中のアクセサリーを眺めていた俺に店員が話しかけてきた。


俺はこれはチャンスだと思い、相談する事にした。



「あの、彼女にあげたいんですけど、何がいいですか?えっと、初めてあげるんですけど」


俺がそう質問すると、店員はニコッと笑って、ショーケースの中から何点かのブレスレットを取り出した。



「こちらなんかいかがですか?今人気の品なんですよ。初めてアクセサリーを送られる方はブレスレットを選ばれる方が多いですから」



と、勧めてくれたブレスレットは小さな石の入った物で、ハートと花と星の三種類のデザインがあった。



俺はその中で花のデザインのブレスレットを選び、プレゼント用に包んでもらうことにした。



店員は大切そうにそのブレスレットを小さな箱に入れ、ピンクの包装紙で包み、金色のリボンをかけた。



俺はそれをバッグに入れ、待ち合わせ場所へ向かった。





「ごめん。待たせちゃった?」


いつもよりも早く来たはずなのに、またしても美保ちゃんの方が早かった。


「ううん。私が早かっただけ」



そう言って美保ちゃんは笑った。



待ち合わせた場所は混んでいたので、どこへ行くかの相談もしたかったので俺たちはどこか休めるところを探した。



「どこも混んでるね」


やはりみな考えている事は一緒な様で行く喫茶店やカフェはどこも満員御礼状態だった。


「ねえ、屋上は?」



美保ちゃんがデパートの上を指して言った。


「ああ。いいね、ちょっと寒いけど」


エレベーターで屋上に行くと、家族連れしかいなかった。


「空いてるね」


さっきの光景とはうって変ってこっこは混んでいない。


俺たちはベンチに座った。



「美保ちゃん。ごめん、結局何も決まらなかった…なんかいい場所を考えたかったんだけど…」


「ううん。私の方こそ何でもいいって言うのが一番困るのよね」


そう言って、美保ちゃんは苦笑した。


「美保ちゃんはどこか行きたいところある?」



「そうね、私も考えたんだけど、この時期はどこも混んでいるから…」


下を見ると、さっき俺たちが待ち合わせした場所が見える。



すごい人の量でびっくりする。



「あっ!」


その時、美保ちゃんが叫んだ。



俺は下に気が向いていたので、本気で驚いてしまった。


「どうしたの?」



「ごめんなさい…。私、いいこと思いついたわ


美保ちゃんが嬉しそうに言う。


「なに?」


「どこも人でいっぱいじゃない?だから逆に人のいないところへ行くの」


「へえ。おもしろそう。行こう」


と、俺は立ち上がったが、人のいない所とはどんなところだろう…



「美保ちゃんはどこか知ってる?」


俺が美保ちゃんに質問すると、美保ちゃんはしばらく考えた。そして、



「路地裏とか?」


「いいね。路地裏行こう」



早速、路地裏探しに出発した。


すると、美保ちゃんは慣れた足取りで歩き出した。



「美保ちゃん詳しいの?」


俺がそう言うと、美保ちゃんは恥ずかしそうに笑って言った。


「昔から好きだったのよ。路地裏って結構穴場なの。おいしいケーキ屋さんとか、小さな公園とかあって」



美保ちゃんは楽しそうに話す。


俺はそんな美保ちゃんの横顔を見ていた。



人ごみの多い通りを過ぎて小脇に入るともう、人気がなくなった。


そして、少し歩き進めて行くと小さな公園があった。



「本当に公園があるんだ」


俺は驚いてしまった。



路地を入ったところなので、人はいない。


というか、名前に公園とついているだけで小さな空き地のようだった。



遊具などもなく、真ん中に噴水があるだけだった。


その噴水も壊れていて落ち葉で埋もれていた。



静かだった。



遠くから人の声がかすかに聞こえるが、ここだけ別世界のようだ。


「なにか近くにあるかな?



俺たちはこの公園の近くを散策した。



しかし、近くにお店のような所はなかった。


「アツヤ君。ここって住所代々木なのね」


「へえ。一駅歩いたんだ」



俺たちはそこからタクシーを拾い、原宿へ向かった。


なんでも美保ちゃんが原宿で“思い出に残った路地裏”があると言うのだ。


「でも、ぼんやりとしか覚えてなくて、もしかしたら見つからないかもしれないわ」


美保ちゃんは不安そうに言った。



でも、俺はこの路地裏探検が結構楽しかったりする。








はい。



今日はここまでにします。



クリスマスに逆に路地裏探検。



私はこういうヒネくれた考えが好きなんです。



みなさんも大切な人との記念日には是非路地裏で。





それでは次の章で会いましょう。



バイバInBan。


















『BOOK OFF バトル~この道は私のものダ!!!!!!



はい。


初っ端から激しいお題で始りましたが、今日は少し大人気ない話をしましょう。



そう。



きっと、今日の私は少し機嫌が悪かったんだと思います。


最初からお話しましょう。



私ことInBanさんは今日DVDを買おうと地元のBOOKOFFに立ち寄りました。



しかし、駅を降りたときから少し機嫌が宜しくありませんでした。



と、いいますのも、私が爆睡していた時に地元の駅になり、無理矢理起こされたかたちになったからです。



しかし、一度行くと決めたら我慢の出来ない末っ子なので、BOOKOFFに行きました。



いかなきゃあんなことにはならなかったのかもしれません…



店内に入るとまっすぐにDVDコーナーに向かう私。



と、私と同じ場所へ行こうとする男が。




私、個人的に許せないことがありまして、それというのが、自分と同じ場所へ行こうとして、全然道を譲らないヤツ!!!!!



私も譲らないんで二人が同じ幅の場所に向かう。



SO!おしくらまんじゅう状態。



と、タイミング悪く私の機嫌が悪いと来た!



InBan:「ちょっと!当たってんですけど!」


男:「はい…」


InBan:「てゆーかさ~」


男:「……」


InBan:「ジャマ!」


男:「そっちだって邪魔なんですけど、俺だけが悪いわけじゃないし


多分こんな事を言っていたと思います。



なんて言ってんのか聞き取れなかったけど。



無事、自分の道を死守し、お会計コーナーへ向かおうとする私。



と、その時、鼻をつんざく異臭が。



私、匂いには敏感なんです。



恋愛には鈍感だけど。(←かわいそう)



匂いのするほうを見ると、はぁ~さっきの男。



マジ。残念…



お前、殺されちゃうよ?InBanに。ってカンジヽ(;´Д`)ノ



なんといってもMAX機嫌が悪い。



せっかく寝てたのに、車内アナウンスに起こされたんだから。




私、もの申して来やす。





ズン②ズン②と、男に向かう私。



殺人犯の目してました?



後一歩。





ドサッ!!!!




「?!」



我に返った私。



周りを見ると本が落ちてました。



その本を拾っていくうちに次第に冷静になりました。




InBan天使:「自分~なにやってんのよ。ちっさいなあ。ほっとけよ、そんな男」



InBan悪魔:「いやいや。白黒はっきりさせとこう。一発殺っとこう」



InBan天使:「いいって。行こう。外も寒くなってきたし」



InBan悪魔:「自分だけヤな思いしてるって割りに合わなくなぁ~い?」



InBan天使:「いや~そいつに構う時間がもったいない」



InBan悪魔:「ああ。確かに、もったいない」



本を拾っているその時間で私の中の天使CHANと悪魔CHANは和解し、私はそのままレジへ向かった。




こういうことってみんなあるよね。




そういう時って冷静になる時間とかってないよね。



でも、そういう時間てホント、自分のために使ってないからもったいないのよね。




赤の他人のために使ってるじゃん?



別に明日会うことはないし、きっと、明日もう記憶にはないし。(ブログにUPしちゃったから残るけど…)



だから、今を自分中心に生きよう!!!!!という話でした。




さて、InBanのためになる小話もケジメついたところで本題いっちゃうから。



てか、ダレダ!!!



私の妄想だと言ったヤツは。




フッ!違うね。




願望だよ!!!!!!

うえぇぇぇぇぇんn・°・(ノД`)・°・






『23.    路地裏クリスマス・キャロル』    ②




次の日、俺は浩志にも質問することにした。



「なんだよ。相談て」


浩志とは大学の近くにある喫茶店で待ち合わせた。



席に着くなり、浩志は早速本題に入った。



なので、俺は浩志に何かいいデートプランはないか相談した。



「あのさ、俺、クリスマス美保ちゃんと過ごすじゃん」



「うん」



「どこ行ったらいいか分からなくてさ。浩志なら知ってるかと思って相談してんだけど」



「うん」



「なんかいい場所知らねえ?」



「うん」



「いや…そこはうんじゃなくて」



俺は何度も同じ返事しかしない浩志を不思議に思った。



「いや…さ。お前は大学に入って初めて彼女を作った。俺はお前の恋を応援してやりてえよ。友達だもん。でもな…」



そこで、浩志は話を止め、タバコを吸った。



「なんだよ。最後まで言えよ」



「いや…ねえ。アツヤ」


浩志ははぐらかすように言い方をする。



「なんだよっ!俺はお前だから相談してんのに」



とうとう俺は我慢できなくなり叫んでしまった。



そんな俺を見て浩志もやっと言う気になってくれたようだった。



「じゃあ、言うけど!お前、なに?その相談。クリスマスどこ行けばいい?このバカっ!」


そう言って、俺の頭を思い切り叩いた。



「イッテーな」



「イッテーなじゃねえ!いいか!俺はまだ京子と付き合う段階にまで行けてないの。今年のクリスマスは京子は友達と過ごすんだよ。俺は指を咥えて見てるだけだよ。それなのにお前ときたらイチャイチャイチャイチャ…お腹いっぱいだよ。俺は」



ヤバイ。と、思ったが遅かった。



確かにこの相談を浩志にするのはいけなかった。



「悪かったよ。浩志」



俺は浩志の目の前に両手を出し、謝った。



そんな俺を見て浩志はため気を付いた。



「そんな、美保ちゃんはどこでも喜んでくれると思うぜ?要は誰と過ごすかだろ?」


浩志はマジメな意見をくれた。



そうだ。



浩志の言うとおりだ。



「ありがとう。浩志。やっぱ持つべきものは友達だな。ところで浩志はクリスマスどうすんの?」



「お~ま~え~はケンカ売ってんのか?バイトだよ!!!」


浩志は咥えていたタバコを灰皿に入れた。





浩志の話は参考にしたい。



だが、せっかく美保ちゃんが初めてクリスマスを彼氏と過ごすのだから、記念になるクリスマスにしたい。



なので、懲りずにまたクリスマス特集の本を買って帰った。



『お主。もういい加減にしろよ。そんなに拘りたいのならいっそのこと美保に聞けばいいではないか!』


懲りずに本を買ってきた俺に対して春姫が言った。



「だってさ、春姫。美保ちゃんは何でもいいって言うし」


『お主とて、そんなに本を読んでも決められぬではないか!』


春姫にそう言われ、俺は恥ずかしかった。



春姫は俺なんかよりも全然考え方が大人だ。



見た目は幼い子供なのに、しっかりとした考えを持っている。



少しだけ嫉妬してしまった。



「うるさいな。俺が今にすごいの考えるんだからほっとけよっ!」


言ってからしまった!と、思ったが、俺は春姫の大人の部分に甘えて何も言わなかった。




しかし、それから春姫は話しかけて来なくなった。



だが、その後も春姫に構うことなくクリスマスの予定で頭がいっぱいになっていた。



結局何も決まらないまま当日を迎えることになった。








はい~。



チェキッたかな?諸君。



そういう経験みんなにあるんじゃない?



私はどうだ?って?



はい。




うらめしや~!!!



ほっとけ。







気になる続きは次回にでもチェキれば?



次の章で会いましょう。ってか。




うるせえよ。




バイバInBan.