フンドシは今でも好きだ。締めるのが。
普段は締めていないが、舞台に立つ時には今でも必ず締める。人様に見せはしなくなったけれど。 腰を痛めてからフンドシの有効性を肌身で感じることもできた。実に役に立つ。 腰痛予防にとっても効果がある。痛めた後の治療にも効く。 女性の太鼓打ちにも、ぜひとも薦めたいくらいだ。
鬼太鼓座時代から始まり鼓童時代は、フンドシ姿を人様に見せていた。
僕は締めるのも、見せるのも好きで、フンドシ一丁で舞台に出ていくと、「裸一貫、体だけで勝負だ!」と気合いが入る。 しかし、人によっては「フンドシ姿を見たくないので、鼓童の舞台は見にいかない」という人も僕の知人にいた。 一言、「ナルシストね」という人もいた。
実用性を認めて、性格がナルシストの太鼓打ちならば、フンドシ姿になる。当然だ。 ただ、
「どうだ!」と本人が見せたくても、 「それだけは見せてくれるな」という人が周りに多くなれば、見せられない。 美しさとグロテスクの境を線で引くのは容易でないけれど、最終的には本人の美意識か?
鼓童時代に頂いた激しい内容のラブレターは、だいたい男性からだった。 男性の方が美しさに対して敏感なのか、フンドシは多くの人生を迷宮に誘い込んだのかもしれない。
今日は、大太鼓の話をするつもりが、フンドシだけで終わってしまった。 続きはまた、次回に。
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