もうすぐ晴れるかな‥‥ | 富田和明的太鼓日記『その日の気分打!』

富田和明的太鼓日記『その日の気分打!』

太鼓打ち・富田和明の、太鼓と関係あることないことをその日の気分で綴る、和太鼓ドンドコ日記








 一昨日に大人計画の「七人の恋人」、昨日に青山劇場での「太鼓見聞録」を見てきました。


 


 


 「七人の恋人」は作・演出:宮藤官九郎。通称・クドカンさんは、出演も音楽もしちゃってて、音楽は生演奏です。恐るべしクドカン。


 この公演はまだまだやってるし(東京で一ヶ月公演。前売りは完売しているけど、当日券は買えます。たぶん)、大阪でもやるみたいだし、僕はハッキリ言って大好きです。ボンヤリつぶやいて劇団四季とはくらべられないくらいに‥‥。


 


 下北沢の本多劇場、通路も後ろも隙間なく人が座ってる満員御礼。九割方が女性だけれど、男性の姿も目立つし、若い人だけではなく私と同輩らしき方の姿も多かったのもなぜか嬉しい。芝居に文句ないけど、腰だけは痛かった(通路に座って見たので)。でも見られて良かった。そんな気持ちにさせてくれる!


 


 


 


 


 かたや「青山太鼓見聞録」は一日の興行だけれど、同じく満杯のお客さん。年齢層は大人計画ほど若くはなく、落ち着いたちょっぴり豪華な雰囲気を劇場が演出しています。僕もここではソファー、ではなくて座席のイスはフカフカで楽チンに見られました。


 


 ここで良かったのは、やっぱり藤本吉利さん。通称・フジヨシ、ではなくヨシカズさんの太鼓には、どうしても声を掛けたくなる衝動にかられる(鼓童時代、いつもヨシカズさんの左横で鉦を打ちながら声を掛けていた習性でもあると思うが、今回はグッと我慢しました)。他には津村明男さん率いる三宅島芸能同志会の応援団?もワッショイの声が良かった。


 


 


 宮藤官九郎の愛の表現はストレートではない。どこがどう屈折して、バウンドして、跳ね返ってくるのか・・と思ってると直球で来たり(やっぱストレートか?)。でないと笑えません。


 


 藤本吉利の愛の表現はストレート。どこがどうも曲がってなくて、ずっと直球(バチの振り方は、年取って屈折したように見えるけど)。気持ちがこんなに真っ直ぐ太鼓に向かっている人は、他にいないのでは?


 


 


 


 


 


 この二人を愛する僕はと言えば、屈折してます。でもストレートです。屈折したストレートな気持ちでトイレに入ります。そんな気持ちで太鼓にも向かいます。


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 












 


 


 


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