羽よりも軽い私の命 | 着 想 ノート

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管理者 / 残月


このような書き込みをインターネット上で時々見掛けるのですが、
「 そもそも何で人を殺しちゃいけないの? これ、論理的に答えられる奴いんの? 」

ネットなんかでこの手の質問をしてくる奴が偶にですが、実際におります。

どういうタイミングで出てくる質問だったかは忘れましたけどね。
殺人犯の死刑確定、みたいなニュースの時とかかも知れないけど、思い出せません。


質問をしている人物は恐らく本気で聞いている訳ではなくて、
「 残酷な自分をアピールしたがる悪党などよりも、
  この方が純粋に危険な感じが出せてかっこいいはず!」というアピールが目的だと思います。

もちろんケース・バイ・ケースだとは思いますけど、
その殆どのケースが下らない下心からきている下らない質問だと思われます。


で、この手の質問では大概決まった返信が返ってきます。
「 逆に自分が殺されない為にだよ。」みたいな感じだったかな?

誰だって自分が殺されたら困る訳ですからね。
「 自分も他の人間を殺さない事を約束するから、他の人も自分の事を殺さないでくれよ? 」と。
そうやって互いに互いを殺さないように約束するんだよ、と。


まあ、それはそれで確かに合ってはいるんですけどね。
でもそれだと言い方が丁寧すぎて馬鹿には伝わらないと思います。

これは「 答えられる奴いんの?」とか聞いてくる奴が馬鹿だと思いますよ。
そもそもこいつの求める理由なんてもんは、こっちにはどうだって良い事じゃないですか。

人殺しが許されない理由なんて最初から一つしか無いんですよ。
「 こっちは毎日を必死に生きてんのに、いきなり殺されてたまるか 」と。

お前が人を殺しちゃいけない理由じゃなくて、俺が殺されてたまるかという話です。
だから俺を勝手に殺すんじゃねえぞ、と。
理由なんてこれだけですよ。

上の丁寧な言い方だと「 俺も殺さないようにするから、お前も絶対に俺を殺すなよ? 」でしょ?
私が言ってるのは「 俺が殺されてたまるかと言ってんだから、絶対に俺を殺すな。」という意味。

逆にこっちが殺されなきゃいけない理由を言ってみろよ、と聞きたいです。

こっちは何も悪い事をしていないのに、
それでもいきなり知らない他人に突然殺されて死んでしまう人生ならば、
毎日を必死で生きていく理由が無くなってしまうじゃないか。


だけど本当は、悪人の命だけは奪っても良いんですけどね。
倫理的にはだけど。
そもそも殺しても構わない相手だから悪人と書くのですから。

でも実際は、たとえそれが「 悪人殺し 」で有っても、警察に捕まるから殺しませんが。
殺したい奴でも殺せない。
それが法治国家で生きるという事です。

これはもう仕方がないですね。
ここは法治国家日本ですから。

そういう意味でならば、人を殺しちゃいけない理由は、
「 お前が住んでる国が、法治国家の日本だからだよ。」となりますね。


それでもこれだけは書いておきますけど、
この世に一人たりとも同じ重さの命なんて無いですからね?
0.00000000001 グラム単位で違いますから。

殺しても良い命と、殺してはいけない命ってのが有るんですよ。

善人と悪人の命の重さが同じなわけがねえだろと。
仮に同じ重さで有るならば、善人として生きる必要そのものが無くなってしまいますよ。
そうでしょう?

世の中には「 人の命は平等 」とか ほざく気違いも多いみたいですが、
「 お前んちの天秤壊れてんじゃねえのか? 」という話です。