ツバメの巣 | 着 想 ノート

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管理者 / 残月


カラス、ハト、ツバメ、などは、野生動物のくせして人間の居る場所に巣を作りますよね。
作れる場所を人が壊してしまったから、というケースも有るのかも知れませんが。

ですが、ツバメは少し事情が違うみたいです。
天敵のカラスが来ないように、昔から わざと人間の出入りが多い場所に巣を作る。
実際、駅などに作っているのを良く見掛けますものね。

ツバメは人間のペットとしての歴史を持たない完全な野生動物なのに、
人間の作った人工物に巣を作りたがるとは大したものだと思います。

野生動物から見た人工物って、つまりは人間の巣ですからね。
他生物の巣の中に自分達の巣を作るって、凄い行為ですよ。

他国の事情までは存じませんが、
日本では昔から、ツバメは「 穀物を食べずに害虫だけを食べる益鳥 」として重宝されてきました。

もしかしたらその事をツバメ自身も自覚しているのかも知れません。
この列島エリアの人間は襲ってこない、共存可能だ、と。

これって凄い事だと思いませんか?
野生動物が人間の事を共存対象として認めてくれているのですよ?

人類は大昔から戦争ばかりしている事もあり、
この地球に人間は必要ない、と結論付ける人物を時々見掛けますけれど、
野生動物であるツバメが、人間・・・少なくとも私達日本人の事を必要だと言ってくれている。

日本の国鳥はキジですが、
日本人の存在理由を野生動物でありながら保証してくれているツバメが国鳥でも良いと思う。
日本人のアイデンティティーに関わる重要な鳥なのですからね。

( ※ と言うか、本当に地球から人類が居なくなってしまったら、
  地球にどれだけの影響が出るのでしょうか?
  害虫や寄生虫ですら生態系への影響を考えたら絶滅させるのは不味いというのに。)


しかしですよ?
もし日本の外にツバメを食用にしてきた民族が居たとしたら、
今騒がれている移民政策は、その民族が大量に日本に侵入してくる事をも意味します。
野生動物と日本人の間に築かれてきた信頼関係も崩壊しかねない訳です。

実際、鳩を食べる中国人が日本へ来ると、鳩が逃げないので驚くと聞きますし。

しかし今の日本人はそういう古来からの伝統的な知識が大きく損壊している状態なので、
単純に衛生面で考え、糞の問題を避ける為にツバメの巣を撤去してしまう。
ツバメだけが昔の日本人を一方的に覚えてる状態ですから、これは悲しい。

( ※ だから、こういう事こそ学校の社会科の授業で教えたら良いんですよ。)


ですから「 ここなら巣を作っても良い 」「 ここに巣を作られると困る 」というのを、
先手を打って人間がコントロール出来たら良いのにな、と思うのです。

例えば、ツバメが巣を作る季節が近づいてきたら、
誘導用の2種類のスプレーを使ってツバメを誘導してやる、とか。

一つはツバメが巣を作るのに抵抗を感じるニオイが染み付くスプレーで、
もう一つはツバメが巣を作りたくなる気分にさせる好みのニオイが染み付くスプレー。

・・・という感じに、です。


もちろん、そんなに単純には誘導されてくれないとは思いますけど、
まずは色々と試してみましょうよ、という事です。