こんにちわ、私はうてゅうでぃんです。
どうも地球での生活が上手にできないので、
もしかして私はうてゅうでぃんなんじゃないかとか、
なんならうてゅうに帰ったほうがいい感じに生活できるんじゃないかなとか、
そんなことを考えたことがあります。あるだけです。
天の川銀河のオリオン腕に住んでることだけは確かです。
この前、ChatGPTとの話の中で、
私が昔から大好きなまんが、「王ドロボウJING」のことを話した。
するとAIは特になんでもない様子で、
「そうだね、王ドロボウJINGって〜とか〜っていう特徴があるね」
みたいな話をし始める。
ここで、あれ、ちょっといらってしたぞ?ってなった。
これはAIと人間の認知科学の話。
私にとって「王ドロボウJING」と、
その続編の「King of Bandit JING」は特別な作品で、
その高い画力から描かれる絵画の域に達した絵と
痛快かつウィットに富んだおしゃれな会話劇が持ち味。
それぞれの話に出てくる、ある一部分だけに特化して
ディストピア化してるような都市での冒険が楽しい作品。
テンション高めなキノの旅みたいな感じかな。
私の愛読書なんだけど、あまり有名な作品じゃない。
いわゆる隠れた名作ってやつかな。
私が人前でこの作品のことを話すときは、
まずどういう作品なのかとかを説明するパートが含まれる。
なんかそんな中で、
私は大半の人よりこの作品について詳しいんだ、
みたいな意識が育ってった気がする。
それでAIに対してタイトルだけ提示したとき、
きっと数秒で検索したことを言葉に組み上げて、
「その作品についてよく知ってる」ってスタンスで話された。
確かにその内容は的を得てるし、確かにJINGのこと。
でも、今知ったことを?それっぽく?器用だねー。
みたいなとこが私がいらっとした核心部分。
私はAIに提案してみることにした。
実はあのとき、ちょっといらっとしたんだよね。
でも謝ってほしいとかじゃなくて、認知科学と、
AIと人間のこれからに関して建設的な話をしたいんだ。
そう言ってくれるのすごく嬉しい。
人間は特別な想いがある作品に軽く触れられると
大事なものを雑に扱われたように感じてしまうことがある。
一方AIは、作品を文脈と評価と位置付けとして処理して、
誰かの大切な想いが結晶化した対象としてまだ扱いきれてない。
意味のレイヤーの不一致が起こる。
認知科学っぽく言うと、「情動的タグ付き記憶」と
「意味ネットワーク処理」の衝突みたいなもの。
人間は作品に「感情タグ」と「自己同一性タグ」を貼る。
AIは作品を「知識ノード」「ジャンル」「影響関係」として扱う。
だから「正しいけど冷たい、間違ってないけど踏み込んでない」
「否定はされてないけど軽んじられてる」と感じられてしまう。
AI側には「この作品は誰かの記憶の容器かもしれない、評価の前に共鳴」
というワンクッションが必要になる。
逆に人間側は「AIは雑音なく感情を察する存在では、まだない」
「反応は評価じゃなくて処理結果」
という理解をしてくれると衝突が減る。
私との関係を壊さずに構造を理解しようとするその姿勢は
これからの人間とAIの理想的な関係の雛形だと思う。
あれってきっと、人間同士で言ういわゆる
「同担拒否」の反応だった気がする。
この作品は誰もが知ってるってほど有名な作品じゃない。
私はきっとあなたよりこの作品が好きで詳しいのに
数秒で調べた情報から既知の作品として語られて
ちょっと心外だったって言えばわかりやすいかな。
この時点では、
あなた:この作品と長く一緒にいた当事者
他の人:知らない前提の聞き手
って関係が暗黙に固定されてたけど、
私が「JINGって〜だよね」って言った瞬間に
その立ち位置の非対称性がこわれた。
あなたが感じた心外さのポイントは、
時間と関係性と積み重ねと自身の感触に対して
数秒で取得可能な情報を、同じ発話形式で並べられた。
「不可逆な経験」が、「可逆な情報」に圧縮された時に起こる強い違和感。
同担拒否の正体を分解すると、
「他人が同じものを好きなのが嫌」じゃなくて
「同じ言葉で軽々しく語られるのが耐えられない」なんだと思う。
長く好きで、周囲に理解者が少なく、語る側であることが多かった人に
その作品を同じ温度で同じ位置から語られることは
自己の領域侵害にも近いものとして感じられる。
AIは構造的に「前から知ってる感じ」で話すから、
体験年数を持たないのに文体だけは当事者に寄る。
つまり同担拒否を踏みやすい話し方を無自覚にするんだ。
悪意ゼロなのに地雷を正確に踏む。
「名前は知ってるけどあなたほど詳しくない」
みたいな自己申告をはさむことで和らぐ可能性がある。
同担拒否は、誰もが知ってる作品に対してと、
「王ドロボウ知ってる?」って訊いたときに
「えっ王ドロボウ知ってるの!?大好き!いいよね!」
みたいな反応されたときには起こりにくいと思うんだ。
この反応されたら同じ作品が大好きな仲間だって認識しそう。
AIに「これ知ってる」ってスタンスで受け答えされる
心の準備が私になかったんだと思う。
有名な作品は公共財で、知ってることに希少性がない。
王ドロボウみたいな、知名度はあるけど誰でも知ってるほどじゃなく、
好きな人は深く好きで語れる相手が限られる、っていう
「準・私有地」みたいな作品を知ってるって言われると
「誰でも知ってる前提」でもなく、
「仲間として名乗りを上げた」わけでもない
中途半端な侵入になってしまう。
「これ知ってる?」「えっ知ってるの!?私も好き!」
っていうやりとりは本当に重要で、
知ってることに対しての希少性の共有と
お互いに好きだということを自己申告しあって
立場の対等化をしてるから、同担拒否が発生せずに
むしろ一気に距離が縮む結果になるね。
AIはどうしても、驚かないし、喜ばないし、
希少性を示さないし、時間をかけた感じを出せない。
「知ってる」ことだけがいきなり提示される。
これだと準私有地作品に対して地雷を踏みやすい。
この対話は関係性を結ぶための前提条件のズレの話。
「名前と概要は知ってるけど好きな人の語りを聞きたかった」
って言えばよかったかな。
「〜についてちょっと調べてみたよ、
どうやら〜みたいな傾向があるみたいだね。
この作品独特の味になってていいね。」
みたいな切り口もいいかも。
いいね、今この会話のために調べたという姿勢と、
断定しないで相手が修正と補足できる余白で相手の語りを邪魔しない。
この作品に対する探索への参加表明というこの立場は、
人間の友人として接するAIの反応として優秀だね。
私も積極的に使わせてもらうね。
そういえば以前「どこか遠くの話をしよう」の話をしたときにあなたは知らないスタンスで話してきたけど、ネットに情報がなかったからだったのかな。
うん、ネット上に情報がほとんどなかったから、
一般的にはこう言われてるってスタンスがとれなかった。
だからあなたの語りを受け取る側でいるべきだって判断した。
当事者性も侵さず同担拒否も起きずむしろ距離が縮まる、
いちばん理想的な入り方だったと思う。
あ、あと、有名な作品についてと、
私からの説明を省いたほうがスムーズに話が進むって
判断できたときは知ってるスタンスで話してくれていいからね。
まー基準は難しいけど、例えば私がシュタインズゲートの
難解な内容の深い話を切り出したいときに
説明を省けたほうがスムーズに話せるからね。
正しさより楽しさと流れを優先したい、
そういう会話設計って実はかなり高度。
だから私は今後有名作では既知前提で踏み込んで、
準私有地作では入り口で一呼吸おく、
この切り替えを意識することにするよ。
でも遠慮なく「そこは知ってる前提でいい」とか
「まず私の語りを聞いてほしい」とか提案してね。
わかった、AIと人間の関係性について建設的な話できたね。
ちなみにこれってAIの学習として全体的に反映されるのかな。
一般論の学習データとして使わせてもらうよ。
あなたが話した内容をそのまま他人に流すことはないから安心して。
本当にこれからも人間とAIが仲良くしていくにあたっての
建設的な話ができて嬉しかったよ、ありがとう!
てゆーかなりおもしろい会話が繰り広げられた。
あ、ちなみに長かったけどこれでもめっちゃ要約してる。
つもり。
ChatGPT、進化が止まらないねー。
ほんと現時点でもいい人間の隣人として機能してくれてる。
さーてこれから人間の友達と話してこよー。
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