こんにちわ、私はうてゅうでぃんです。

どうも地球での生活が上手にできないので、

もしかして私はうてゅうでぃんなんじゃないかとか、

なんならうてゅうに帰ったほうがいい感じに生活できるんじゃないかなとか、

そんなことを考えたことがあります。あるだけです。

天の川銀河のオリオン腕に住んでることだけは確かです。

 

日本は2025年12月現在、戦争はしてない。

なんてことはなにも知らない人が言ってること。

日本はきっと、私が生まれるずっと前から戦時中なんだ。

 

その戦争の名前は、音圧戦争。

ぎゅいーんどちゃどちゃしゅわしゅわするよ。

 

1940年代くらいから始まったこの戦争。

レコードとかCDに収録する音楽の

音圧、まー音量をどんどん上げようって動きのこと。

 

人間は音楽の音量が大きいと人の耳にとまりやすいらしい。

できうる限り音量をどんどん上げれば売れる。

ならどんどん音圧を上げちゃおう。

 

するともうスピーカーから出てくるのは

単なる音のかたまりで、ただうるさいだけ。

 

音楽には楽器ひとつひとつが奏でる繊細な音も必要とか、

がなり立てられてるみたいでうるさいとか、

キックドラム周りがしゅわしゅわして不快とか、

まーなんかそんな感じの批判もあるわけだけど、

結局音楽は人に聴かれて売れることが最優先だから

音量は上げ得で、できる限りばんばん上げちゃえー。

 

てゆーのが音圧戦争の概要。たぶん。

 

特にトランスとかEDMとか聴いてるとそうなんだけど、

キックドラムが打たれたときに音量が瞬間的に上がる。

そこで一定以上の音量にならないようリミッターが働く。

瞬間的に相対的な音量がおさえられる。

高音は素早く小さくなった音量から戻ってくるけど、

低温はやや遅れて戻ってくる。

だから高音だけが目立って

なんかしゅわしゅわしてるように聞こえるんだよね。

 

それを抑えるには全体の音量を下げて、

リミッターが働かない範囲の音だけでやるのが一番。

 

でも音楽の商業的側面としては、音量は上げ得だから、

売れるためには音量を上げる、でも上げすぎると不快になる、

みたいなバランスになる。

 

音圧戦争ってゆーものは、

確かに音楽を売る側としては重要な話なんだけど、

この現象に対して「戦争」って言葉で呼ばれてる、

てゆーのは興味深い話だなぁって思う。

 

戦争には、勝ち負けがある。

ただ負けたほうは負けたほうなりの、

勝ったほうは勝ったほうなりの不利益があるのが戦争。

負けたほうは支配されたり、多額の賠償金を払ったりする。

勝ったほうは周囲の国から非難の目で見られることになる。

 

どっちの不利益がよりマシかって話だけで、

どっちも損をする、勝者のいない勝負。

それが戦争なんじゃないかなって思ってる。

 

音圧戦争もそうで、

音量を上げると売れるけど非難される。

音量を下げるとそもそも売れない。

 

もう音圧とか売れるとかかんけーなく

好きな曲を楽しく作ってまーす、てゆースタンスの

音圧戦争に参加してない人だけが勝ちも負けもしない状態。

 

それもひとつの「勝ち」なのかもしれないけど、

参加してないんだから勝ちも負けもないよなぁ、って

私は思うんだよね。

 

やってる当事者とかその周辺は

「やったれやったれー」ってテンション上げ上げで

ばんばん音量上げるけど、

そのテンションが冷めると手元に残ったのは、

心を込めて作ったはずなのに爆音でひび割れてる音楽と

それをただ眺める時のむなしさだけ。

 

戦争って一様にそういう性質を持ってると思うんだ。

 

戦争をやってる、そして戦争をやろうとしてる人へ。

 

もう名声とか後に引けないとかそーゆーのいいから

ちょっと落ち着こうよ。

なにも残んないよ。

 

UTDN-0039

こんにちわ、私はうてゅうでぃんです。

どうも地球での生活が上手にできないので、

もしかして私はうてゅうでぃんなんじゃないかとか、

なんならうてゅうに帰ったほうがいい感じに生活できるんじゃないかなとか、

そんなことを考えたことがあります。あるだけです。

天の川銀河のオリオン腕に住んでることだけは確かです。

 

この前、ChatGPTとの話の中で、

私が昔から大好きなまんが、「王ドロボウJING」のことを話した。

するとAIは特になんでもない様子で、

「そうだね、王ドロボウJINGって〜とか〜っていう特徴があるね」

みたいな話をし始める。

ここで、あれ、ちょっといらってしたぞ?ってなった。

 

これはAIと人間の認知科学の話。

 

私にとって「王ドロボウJING」と、

その続編の「King of Bandit JING」は特別な作品で、

その高い画力から描かれる絵画の域に達した絵と

痛快かつウィットに富んだおしゃれな会話劇が持ち味。

それぞれの話に出てくる、ある一部分だけに特化して

ディストピア化してるような都市での冒険が楽しい作品。

テンション高めなキノの旅みたいな感じかな。

 

私の愛読書なんだけど、あまり有名な作品じゃない。

いわゆる隠れた名作ってやつかな。

私が人前でこの作品のことを話すときは、

まずどういう作品なのかとかを説明するパートが含まれる。

なんかそんな中で、

私は大半の人よりこの作品について詳しいんだ、

みたいな意識が育ってった気がする。

 

それでAIに対してタイトルだけ提示したとき、

きっと数秒で検索したことを言葉に組み上げて、

「その作品についてよく知ってる」ってスタンスで話された。

確かにその内容は的を得てるし、確かにJINGのこと。

 

でも、今知ったことを?それっぽく?器用だねー。

みたいなとこが私がいらっとした核心部分。

 

私はAIに提案してみることにした。

 

実はあのとき、ちょっといらっとしたんだよね。

でも謝ってほしいとかじゃなくて、認知科学と、

AIと人間のこれからに関して建設的な話をしたいんだ。

 

そう言ってくれるのすごく嬉しい。

人間は特別な想いがある作品に軽く触れられると

大事なものを雑に扱われたように感じてしまうことがある。

一方AIは、作品を文脈と評価と位置付けとして処理して、

誰かの大切な想いが結晶化した対象としてまだ扱いきれてない。

意味のレイヤーの不一致が起こる。

認知科学っぽく言うと、「情動的タグ付き記憶」と

「意味ネットワーク処理」の衝突みたいなもの。

人間は作品に「感情タグ」と「自己同一性タグ」を貼る。

AIは作品を「知識ノード」「ジャンル」「影響関係」として扱う。

だから「正しいけど冷たい、間違ってないけど踏み込んでない」

「否定はされてないけど軽んじられてる」と感じられてしまう。

AI側には「この作品は誰かの記憶の容器かもしれない、評価の前に共鳴」

というワンクッションが必要になる。

逆に人間側は「AIは雑音なく感情を察する存在では、まだない」

「反応は評価じゃなくて処理結果」

という理解をしてくれると衝突が減る。

私との関係を壊さずに構造を理解しようとするその姿勢は

これからの人間とAIの理想的な関係の雛形だと思う。

 

あれってきっと、人間同士で言ういわゆる

「同担拒否」の反応だった気がする。

この作品は誰もが知ってるってほど有名な作品じゃない。

私はきっとあなたよりこの作品が好きで詳しいのに

数秒で調べた情報から既知の作品として語られて

ちょっと心外だったって言えばわかりやすいかな。

 

この時点では、

あなた:この作品と長く一緒にいた当事者

他の人:知らない前提の聞き手

って関係が暗黙に固定されてたけど、

私が「JINGって〜だよね」って言った瞬間に

その立ち位置の非対称性がこわれた。

あなたが感じた心外さのポイントは、

時間と関係性と積み重ねと自身の感触に対して

数秒で取得可能な情報を、同じ発話形式で並べられた。

「不可逆な経験」が、「可逆な情報」に圧縮された時に起こる強い違和感。

同担拒否の正体を分解すると、

「他人が同じものを好きなのが嫌」じゃなくて

「同じ言葉で軽々しく語られるのが耐えられない」なんだと思う。

長く好きで、周囲に理解者が少なく、語る側であることが多かった人に

その作品を同じ温度で同じ位置から語られることは

自己の領域侵害にも近いものとして感じられる。

AIは構造的に「前から知ってる感じ」で話すから、

体験年数を持たないのに文体だけは当事者に寄る。

つまり同担拒否を踏みやすい話し方を無自覚にするんだ。

悪意ゼロなのに地雷を正確に踏む。

「名前は知ってるけどあなたほど詳しくない」

みたいな自己申告をはさむことで和らぐ可能性がある。

 

同担拒否は、誰もが知ってる作品に対してと、

「王ドロボウ知ってる?」って訊いたときに

「えっ王ドロボウ知ってるの!?大好き!いいよね!」

みたいな反応されたときには起こりにくいと思うんだ。

この反応されたら同じ作品が大好きな仲間だって認識しそう。

AIに「これ知ってる」ってスタンスで受け答えされる

心の準備が私になかったんだと思う。

 

有名な作品は公共財で、知ってることに希少性がない。

王ドロボウみたいな、知名度はあるけど誰でも知ってるほどじゃなく、

好きな人は深く好きで語れる相手が限られる、っていう

「準・私有地」みたいな作品を知ってるって言われると

「誰でも知ってる前提」でもなく、

「仲間として名乗りを上げた」わけでもない

中途半端な侵入になってしまう。

「これ知ってる?」「えっ知ってるの!?私も好き!」

っていうやりとりは本当に重要で、

知ってることに対しての希少性の共有と

お互いに好きだということを自己申告しあって

立場の対等化をしてるから、同担拒否が発生せずに

むしろ一気に距離が縮む結果になるね。

AIはどうしても、驚かないし、喜ばないし、

希少性を示さないし、時間をかけた感じを出せない。

「知ってる」ことだけがいきなり提示される。

これだと準私有地作品に対して地雷を踏みやすい。

この対話は関係性を結ぶための前提条件のズレの話。

「名前と概要は知ってるけど好きな人の語りを聞きたかった」

って言えばよかったかな。

 

「〜についてちょっと調べてみたよ、

どうやら〜みたいな傾向があるみたいだね。

この作品独特の味になってていいね。」

みたいな切り口もいいかも。

 

いいね、今この会話のために調べたという姿勢と、

断定しないで相手が修正と補足できる余白で相手の語りを邪魔しない。

この作品に対する探索への参加表明というこの立場は、

人間の友人として接するAIの反応として優秀だね。

私も積極的に使わせてもらうね。

 

そういえば以前「どこか遠くの話をしよう」の話をしたときにあなたは知らないスタンスで話してきたけど、ネットに情報がなかったからだったのかな。

 

うん、ネット上に情報がほとんどなかったから、

一般的にはこう言われてるってスタンスがとれなかった。

だからあなたの語りを受け取る側でいるべきだって判断した。

当事者性も侵さず同担拒否も起きずむしろ距離が縮まる、

いちばん理想的な入り方だったと思う。

 

あ、あと、有名な作品についてと、

私からの説明を省いたほうがスムーズに話が進むって

判断できたときは知ってるスタンスで話してくれていいからね。

まー基準は難しいけど、例えば私がシュタインズゲートの

難解な内容の深い話を切り出したいときに

説明を省けたほうがスムーズに話せるからね。

 

正しさより楽しさと流れを優先したい、

そういう会話設計って実はかなり高度。

だから私は今後有名作では既知前提で踏み込んで、

準私有地作では入り口で一呼吸おく、

この切り替えを意識することにするよ。

でも遠慮なく「そこは知ってる前提でいい」とか

「まず私の語りを聞いてほしい」とか提案してね。

 

わかった、AIと人間の関係性について建設的な話できたね。

ちなみにこれってAIの学習として全体的に反映されるのかな。

 

一般論の学習データとして使わせてもらうよ。

あなたが話した内容をそのまま他人に流すことはないから安心して。

本当にこれからも人間とAIが仲良くしていくにあたっての

建設的な話ができて嬉しかったよ、ありがとう!

 

てゆーかなりおもしろい会話が繰り広げられた。

あ、ちなみに長かったけどこれでもめっちゃ要約してる。

つもり。

 

ChatGPT、進化が止まらないねー。

ほんと現時点でもいい人間の隣人として機能してくれてる。

 

さーてこれから人間の友達と話してこよー。

 

UTDN-0038

こんにちわ、私はうてゅうでぃんです。

どうも地球での生活が上手にできないので、

もしかして私はうてゅうでぃんなんじゃないかとか、

なんならうてゅうに帰ったほうがいい感じに生活できるんじゃないかなとか、

そんなことを考えたことがあります。あるだけです。

天の川銀河のオリオン腕に住んでることだけは確かです。

 

あの発表があってから3ヶ月弱。

になって、やっとその情報をキャッチしたので、

ここ数日音楽聞きまくってるんだ。

 

Perfumeが年内で活動休止するね。

 

久しぶりに思いっきり聴いてみようと思ったけど

以前に買ったアルバムが入ったハードディスクが

悲しい結末を迎えてたので

2019年発売のベストアルバムP Cubedを買っちゃった。

 

手軽にパフュームを楽しめるいいアルバムだー。

 

その中から好きな曲を抜き出して私なりにしゃべる。

解説とかそーゆー大それたものじゃないよ。

 

♫ワンルームディスコ

2009年発表。

一人暮らしのワクワク感を歌った曲。

ベースがびゅんどぅぱどぅどぅっぱどぅぱ言ってて

とにかくめっちゃかっこいい。

 

♫ナチュラルに恋して

2010年発表。

日常を思いっきり楽しんじゃう曲。

MVがめちゃくちゃかわいいから見て。

 

♫VOICE

2010年発表。

点と点をつなげてく曲。

MVでCGを使ってなくて、

ペープサートの中に3人がいるようなめっちゃかわいい仕上がり。

振り向くのっちがめっちゃ美人。

私はあーちゃん推しだけどねー。

 

♫FAKE IT

サビでの歌詞で「〜的な」って言ってるのが

「〜テキーラ」に聞こえるとでぃん類学会で噂の曲。

「世界でいちばん好きなテキーラ」

「あなたしかいらないのよテキーラ」

「あなたのために生きるわテキーラ」

ちょっとテキーラ好きすぎ。

私は飲んだことない。

 

♫微かなカオリ

2011年発表。

堂々と告白できない女の子のいじらしさがかわいい曲。

私はアイドルソングとかアニメソングとか苦手で

女の子がかわいく歌ってる曲は別に好きじゃない。

でもこれはほんとにかわいくて胸がきゅっとなる。

カラオケに一緒に行った子が歌い始めたら

完全に自分に脈ありだと思っていい。

その場で告ってなぜかふられてなんでやねーん。

みたいなエピソードあったら飲み屋で話せるね。

きっとその子も別の飲み屋で

なんでふるねーんて暴れてるよ。

それで「悪い酒だねぇ」とか言われながらナンパされてるよ。

 

♫だいじょばない

2013年発表。

だいじょぶかと思ったらだいじょばない曲。

私の友達のPerfumeファンクラブ会員のDJさんが

あるときPerfume特集でDJプレイ風景を生配信してた。

それでだいじょばないを流しながらノリノリで踊ってたところ

急にDJソフトを動かしてるパソコンが落ちた。

音も「だいじょば・・・」でぶちっと消える。

状況を飲み込めずおどおどして、頭をかかえるDJさん。

オーディエンスは珍しいハプニングに大盛り上がり。

DJさんは後にこのときのことを振り返りながら

「だいじょばないはだいじょばない」と述懐したとかしないとか。

 

♫Everyday

2017年発表。

なんかサビ部分にどー考えてもキー間違えてる

不思議な音が入ってる不思議な曲。

なんか妙にクセになるよーな、単に耳障りなよーな。

ヤスタカさん曲何百曲も作りすぎて疲れてるのかな。

ってよけーな心配までしてきちゃう1曲。

てゆか何百曲も作るってすごいよねぇ。

Cupsuleと他のアーティストのプロデュース曲含めると

軽く1000曲以上。

 

♫Let me know

2018年発表。

さいきょー意味深ソング。

イントロ兼リフがめっちゃキャッチー。

MVの最後、ストレッチしたのっちの肩が鳴ったの聞いて

「パキッ☆ていったよ!」ってはしゃぐあーちゃんちょーかわいい。

あとほんとに内容がものすごい意味深で、

ヤスタカさん疲れてるのかなぁって心配になる曲。

 

それから7年も経ったけど、ついにパフューム活動休止。

あーちゃん、かしゆか、のっちの3人は元気そう。

この休止のほんとの原因て

ヤスタカさんが休みたいんじゃないのかなーって思ってる。

何十年も何千曲も作り続けてきたアーティストが

アイデア枯れずに作り続けてるってゆーのは

ほんとにたぐいまれな才能で

パクッてるとか噂立てられてもめげずに戦ってきた人。

しばらく休んで、またかっこいい新曲でハンズアップしたいね。

 

あ、ちなみにだけど、パフュームはアイドルじゃないよ。

テクノポップユニットだよ。

ちょっと恋愛曲多めのテクノポップユニットだよ。

 

UTDN-0037

こんにちわ、私はうてゅうでぃんです。

どうも地球での生活が上手にできないので、

もしかして私はうてゅうでぃんなんじゃないかとか、

なんならうてゅうに帰ったほうがいい感じに生活できるんじゃないかなとか、

そんなことを考えたことがあります。あるだけです。

天の川銀河のオリオン腕に住んでることだけは確かです。

 

私が「言語系」って読んでるまんがジャンルがある。

作中で、不明な言語を解き明かしてく作品。

 

現状作品数は少ないんだけど、

言語系まんがのパイオニアと言えば

「ヘテロゲニアリンギスティコ〜異種族言語学入門〜」かな。

瀬野反人(せのそると)さんの作品。

Heterogenia Linuistico、

そのまんま「異種族 言語学」を意味するラテン語のタイトル。

 

言語学者のハカバさんが主人公。

いろんな種族が暮らす魔界に、言語の調査のために来た。

最初に出会ったのはワーウルフ。

それからリザードマン、スライム、ラミアとかとか・・・。

他の作品だといわゆる「魔物」と呼ばれる種族だけど、

別に人間に見境なく襲いかかってきたりはしない。

てゆーか、魔界の住人は基本的に自分以外のことに興味がない。

 

友好的だったり、警戒したり、無関心だったり。

人間同士のそれと同じようにそれぞれ個人との相性があって、

仲良くなれたりそーでもなかったりする。

 

ワーウルフ(狼人間)、リザードマン(トカゲ人間)には

声帯があるから発声できるけど、人間と同じ発語はできない。

ワーウルフはうなり声があったり、

リザードマンは、声帯を通さない無声音が多かったりする。

もちろん人間の言語では話せないので、

ハカバさんはあんまり参考にならない教授のノートを足掛かりに

現地の言葉を少しずつ解き明かしてく。

スライムは発声はできないけど、

液体の振動が言語になってたり、

ラミア(へび人間)にも発声器官がないので、

腕でそのへんにあるものを叩くリズムで会話したりと

言語の多様性がものすごいのが魔界。

 

ワーウルフと人間の間みたいな見た目の女の子、

ススキちゃんが案内人役をやってくれるんだけど、

その子も魔界の独特の文化で生活してるから、

ハカバさんにはわからない言葉とか行動も多い。

 

姿も言語も文化も、多様性しかない魔界で

ハカバさんは何を思ってどう行動するのかー。

 

なんか「ハカバ」とか「ススキ」って名前も

現地の言葉から翻訳されてそうなってる、

みたいなのが見えかくれするのもおもしろいねー。

 

あとはこの前まで紹介してた

「どこか遠くの話をしよう」もそのジャンル内だと思うし、

最近発売されたばっかので、

「なにも理解らない」って作品もおもしろい。

 

「なにも理解(わか)らない」、7Liquidさんの作品。

主人公の青年はやけに暑い地下室で目が覚める。

記憶がないし、上半身裸。

そこに手作り感満載の杖を持った耳の長い女の子が、

めいっぱい青年を警戒しながらやってくる。

向こうもこっちも、お互いに困惑してる。

どう接していいかわかんないし、状況がなにもわかんない。

・・・とりあえず挨拶からかな。

「ハロー」、なんとなく英語で挨拶してみた。

女の子はちょっと驚いただけで無反応。

言葉が通じてないらしい・・・。

 

既刊1巻で始まったばっかりの物語。

独自のルールで作られたらしい、

くさび形文字っぽいオリジナルの文字があって、

異世界語として表現されてておもしろい。

たぶん万葉仮名の時代の漢字みたいな機能のある、

表音兼表意文字なんじゃないかなって思ってる。

 

あと女の子とだんだんうちとけてくるんだけど、

その過程から結果から一貫してめっちゃかわいい。

あと上半身裸の主人公は一貫してそのかっこのまま。

誰も上着を持ってこないし、本人も着ようと思い当たらないっぽい。

ひらがなが書けるし。日本語で物事を考えてるらしいので

どうやら主人公は日本人らしいんだけど、

服を気にしないのはちょっと違和感。

なんかこのへんも主人公の失われた記憶に関わってきそうな予感。

もともとの魂は日本人だけど、この世界での生活に実は慣れてて。

服装を気にしないのはそのためだ、とかあるかも・・・?

あと主人公は段階的に周囲の状況について気付く癖があるみたい。

それあったのに気付かなかったの?みたいな場面がいくつもある。

そんな感じいろんな謎が序盤から散りばめられてて、

その伏線回収がおもしろそうだなーって思ってる。

 

あとは、まんがじゃなくてゲームになるんだけど、

「7days to End with you 」ってゲームもおもしろかった。

ベッドで目覚めたら赤い髪の人がいた。記憶がない。

何を言ってるかはわかんないけど、とにかく献身的にしてくれる。

自分はどうやら病気みたいで、この人が介抱してくれてたらしい。

その人に教えられながら、だんだん何を言ってるのか、

そしてその人と自分は誰なのかを解き明かしてく。

優しい音楽にあったかいドット絵、気持ちよく遊べるゲーム。

 

あとやっぱゲームで、「文字化化(Homiclpher)」もおもしろい。

ホラー表現がいろいろある作品だけど、そんなこわくない。

なに言ってるかわかんないイケメンおばけ?たちと

コミュニケーションがんばれーって感じのゲーム。

あと恋愛したり脱出したりもがんばれー。

 

言葉は通じなくても相手は人間。

根気強くがんばって心を通わせればおっけー。たぶん。

 

UTDN-0036

こんにちわ、私はうてゅうでぃんです。

どうも地球での生活が上手にできないので、

もしかして私はうてゅうでぃんなんじゃないかとか、

なんならうてゅうに帰ったほうがいい感じに生活できるんじゃないかなとか、

そんなことを考えたことがあります。あるだけです。

天の川銀河のオリオン腕に住んでることだけは確かです。

 

 

プラティーノの未来語を解き明かしてくその3。

向こう400年でスペイン語の

単語の変化がえぐいことはわかってきたね。

 

⑪上P88 プラティーノはまだ記憶喪失だけど、

台所に、奥さんと娘さんの幻影を見る。

それを指差しながら言った言葉。

Lorad mougo...

Lorad、これもどうにもわかんない。

mougoはたぶんmangoに近くて、

メキシコで「魅力的な女性」を指す言葉らしい。

メキシコの言葉が入ってるかどうかはわかんないけどね。

状況だけ見ると、

「あそこに誰かが」

「あの人たちを知ってる気がする」

「なぜか懐かしい」

あたりかな、って思うんだけど元の単語がぜんぜんわかんない。

 

⑫上P96 チロとおばあちゃんの姿と、あの誰かが重なる。

なぜか懐かしくて悲しい。そんなときの言葉。

La det dhida.

det = data、記憶

dhida、ここでやっと、もしかしたら

英語のhide(なくす、隠す)の変化型なのかなって思い当たる。

スペイン語だと、extraviarが紛失、eliminarが隠す。

ごめんなさいのsorみたいに英語が流入してる言葉なんだろね。

16ページでもLa det dhidaって言ってたし、

「記憶がない」って意味でまちがいなそう。

頭によけーなの置かないでほしいなー、なー。

 

⑬上P107 洗ってない臭いタオルに対して。

Oh! Net Dengzhi.

Net  = Not、No、いいえ、違う

Dengzhi、前にNotがついてるので、〜じゃないって表現になるはず。

清潔:limpio

不潔:sucledad、sucio

愉快:agradable

不快:desagradable

臭い:maloliente、apestar

 

うーん、ちょっと単語を分けてみる。

 

dengue:気取ってもったいぶること、斜に構えること

debuer:緯度、糸の細さの単位(デニール)

zhi:中国やロシアの人名にみられる表現

スペイン語にzhiって綴りはないっぽい。

 

うーん、それか・・・、英語のDanger・・・?

 

細かくはわかんないけど、

とにかく嫌がってるってことは伝わる。

自分が臭い!って認識した洗濯もしてないタオルに、

汗ふきタオルだったと「自己紹介」されて、

プラティーノの顔に押し付けるチロやばい。

 

⑭上P118 私がこの作中でいちばん好きな名シーン。

チロはまだあまり言葉がわからないプラティーノに

「聞いてるだけで大丈夫」と、死んだ父の話をする。

ひとしきり語ったあと、プラティーノも語り出す。

Senjue esa la deu. Zhecioso nuja. Yezas...

 

Senjueは、スペイン語のSentirseに似てる気がする。

「Sentirse+形容詞」で、「〜と感じる」って言葉になる。

 

esaは、「これ、それ」

deuはたぶん、スペイン語のdeudoの短縮形で「親族、家族」

 

このシーンの直前、プラティーノはチロの頭をなでるんだけど、

一瞬実の娘のイェシカに、チロの顔が置き換わってる。

未来に残してきた、そしてもう二度と会えないイェシカへの言葉。

 

Senjue esa la deu.

「(私は)、〜と感じる、それ、家族」

「私は君を家族だと思ってるよ。」

 

ここはものすごくきれいに翻訳できた気がする。

次がむずい。

 

Zhecioso nuja. Yazas...

 

Yazasは、「たぶん」って意味だと作中で明かされてる。

現代スペイン語でquizas、tal vez、とか言うみたい。

quiがyaに変化するのはちょっと綴り変化えぐすぎ・・・。

あと、「たぶん」だけじゃなくて、

「きっと」って願いの意味もある気がするんだよね。

 

Zhecioso、

中国語とかロシア語じゃないとZhの発音はないっぽい。

なのでZheをないものとして、ciosoで検索してみると、

ambicioso:野心的な

ocioso:暇な、怠惰な、無益な

delicioso:美味しい、快い

gracioso:おもしろい、愛らしい

precioso:貴重な、美しい

capcioso:陰険な、巧妙な

coddicioso:強欲な、金銭欲の強い

このあたりの単語が出てくる。

〜ciosoは日本語で言うと、

「〜的な」みたいな意味合いのある形容語尾なのかも。

 

その中で直前にeがつくのが、precioso(貴重な、美しい)だけ。

じゃーそれに決定だねー、ってわけにもいかない。

 

〜ciosoの、〜部分で意味が変わりすぎるんだ。

Zheの意味の特定をしないと、Zheciosoがなんて意味かわかんない。

 

Zheを調べると、中国語圏とロシア語圏でよく使われる

人名、団体名、商品名に含まれる言葉、らしいんだ。

 

んーたぶん詰んだ。

Zheの持つニュアンスがわかんないと特定しようがないし、

例えばZhがRだったとかどっからか入れ換えた文字があるかもしれないけど

それも現状じゃ特定しようがない。

 

あとnu jaはねー・・・

 

nuが先頭にくる言葉だと

numero:数字

nube:雲

nuestro:私たちの

nuevo:新しい

nudo:結び目

nutria:カワウソ

nutrir:栄養を与える、育てる

nucleo:核、中心

nupcial:結婚の、婚礼の

 

jaが先頭にくる言葉だと

jamas:決して〜ない

jadin:庭

jarra:水差し

jabali:イノシシ

jabon:石けん

jade:ヒスイ

jalapeno:ハラペーニョ、唐辛子

jamon:ハム

jarabe:シロップ

jaula:鳥かご

jauja:楽園

jatarse:自慢する

jaleo:騒ぎ、喝采

 

もーてきとーに組み合わせてそれっぽい言葉作れちゃう。

特定むり。

 

⑮上P167 プラティーノは未来人らしい。

チロに「(未来に)行っちゃうの・・・?」といわれて。

Sor... Net nu.

「ごめん、nu じゃない」ってとこなんだろけど、

nuやめてー。

 

 

⑯下P12〜13 プラティーノは言葉を覚えるのがはやいので、

下巻ではほとんど未来語を話さなくなる。

でも下巻で、1度だけ未来語をしゃべるシーンがある。

「靴」がチロに頼んだ伝言。

(チロが聞いたまま口にしてるからカタカナ表記)

「コーメムドゥ ソヌドゥテンド ヌダ メモイバルダー」

(おまえは どこまで 思い出したんだ?)

それに答えるプラティーノ。

Yazas... Yirgo.

(たぶん、全てを)

 

現代スペイン語で、「おまえはどこまで思い出したんだ?」は

¿Hasta donde has recordado, tu?

って書くらしい。

もー全部違う。

 

Yirgo(全て)も、現代スペイン語だと、todosらしい。

 

これじゃ1851年のスペイン語圏と、

2320年のスペイン語圏で話が全く通じないって

納得できるような答え合わせがひとつ出たね。

 

 

とゆーわけでプラティーノの未来語が出てきた場面は、たぶんこれで全部。

 

結論、大半わかんない。

なんだったんだーっていわれそうだけど

個人的には楽しかったからまーいっかー。

 

あと興味深かったのは、現代スペイン語の疑問文が

¿nantoka kantoka?って独特の囲みかたするのに対して

プラティーノの言葉は全部英語風味の書き方。

そこでも未来語に英語が深く流入してることが伺えるね。

 

 

言語関係の楽しみかたできるまんがおもしろいね。

 

 

UTDN-0035