1970年代の機械式カメラのボタン電池 | かわうちのこ

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utchiePPの‥カクレクマノミとにゃんこ‥カメラ
職業は機械設計で、若者に元気を貰って働き続けて勤続46年になりました。往復26㎞を自転車通勤しています。

昔の機械式シャッターを備えたフィルムカメラの多くは、水銀電池MR-9というボタン電池を使っていました。しかし、この電池は現代では製造されておらす、入手は不可能です。

MR-9を使うカメラの多くは、シャッターを切るための電力ではなく、露出計を作動させるための電力を確保するために電池を使っています。よって、電池を入れなくも撮影することは可能です。

そんな機械式カメラは、露出計を使わずに暗記や勘で撮影することも出来ます。

・晴れの太陽の下: f11 SS1/250 ISO400

・曇りや晴れの日の日陰: f5.6 1/250 ISO 400

・昼の室内、暗い日陰: f5.6 1/60 ISO400

・夜の室内や光があるところ、夕方日が落ちかけ以降: f2.8 1/30 ISO400

こんなのを暗記しておいて、ISO感度が変われば絞りの度合いを計算するらしいです。

初心者🔰のPPには、その場で確認出来ず、取り直しの利かないフィルムカメラでは到底無理😅

なので単体露出計を持っています。スマホアプリもあると聞きます。


でも、せっかく装備されている露出計は便利なので使いたいものです。


そこでネット記事を参考に、MR-9ボタン電池の代替品を考えてみました。



MR-9は、電圧が1.35V、外径がΦ15mm、厚さか5.5mmです。



LR625:アルカリボタン電池 1.5V

MR-9と寸法が同じだが、ネット以外で売っているのを見たことが無い。

そして、入手しやすい一般的なボタン電池で、この寸法のものは無い。



以下は電圧が近いもので、外径がΦ11.6mmで厚さか5.4mm。

SR44:酸化銀電池 1.55V

LR44:アルカリボタン電池 1.5V



これらは電圧が少し高く、一部ののカメラを除いて、露出計の示す値が高くなります。


電圧が近いものとしては、補聴器用の空気電池があります。ホームセンターや薬局等で6個入りのものがあり、比較的安く入手出来ます。


PR44:空気電池 1.4V

外径がΦ11.6mmで厚さか5.4mm。


これが一番いいね👍

でも、スペーサーを使わないと、電池ボックスの中でガタガタなのでよろしくないですな。

スペーサーは、水道用のゴムパッキン 外径がΦ15mm 内径がΦ11で厚さか2mm のものがホームセンターで入手出来ます。


早速調達してきました。

電池は1個しか使わないので¥200ほど。スペーサーのゴムパッキンも同じくらいのお値段で、安上がりです😃

スペーサーは、2個使いで寸法はピッタリでした😁




電池室


電池を入れました
うん、これは良いわ☺️

カメラの作動は、またそのうちに紹介します。