旧東ドイツ製造のカメラは思ったより小さかった | かわうちのこ

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utchiePPの‥カクレクマノミとにゃんこ‥カメラ
勤続45年、若者に元気を貰って働き続ける、メカ系のシニアエンジニアのオヤジです。

旧東ドイツのドレスデンにあった、アルティッサ社のアルティックス (Altissa Altix) というカメラのジャンク品を安値で手に入れました。
前に投稿した、ペトリのレンジファインダーよりも更に古い1950年代のオールドカメラです。外観はかなりボロい。

このペトリと比べると二まわりほど小さくて、こんなに小さいとは、開けてビックリです。持って歩くのには便利そうですが、現代のフィルムはそのままでは使えないし、目測式の撮影などPPの手に負えません😅
飾って置くわけでも無くて、目的はレンズなんですわ👆

↓↓↓右がペトリ

レンズ交換式!


このカメラは、BOXカメラの進化系とも言える、シンプルに暗箱とレンズという関係を保っていて、距離計は付いていません。
ファインダーは超小さくてスゴく覗きにくいし、フィルムの巻き上げ、巻き戻しはノブ。
おまけに、シャッターを切る前にレンズの上にあるレバーを倒してチャージしなければならない面倒さ・・☺️ でも、良い顔してますね👍

フィルムカウンターは付いています。

この底面のダイヤルを廻すと底面カバーが外れ、裏面の蓋がパコンと開きます。


何と・・フィルムが入っていました😲

本体には大きくAltixと刻印があるだけで、型番が全く解らないので、主に海外サイトで調べてみました。



レンズ交換式でこの外観ならAltix Vですね。
Altix が斜体で刻印されていて、その横にシャッターの XMV 設定を示す小さな窓が付いているので後期バージョン。
レンズの左側にある灰色の遅延ボタンと、ビューファインダー前面ガラスを固定する 2 本のネジが無い。更に、シャッターはTemporではなく
Prontor-SVSなので輸出バージョンだと思われます。

さて・・欲しかった目的のレンズです。
レンズ単品だと、ジャンクでも買えるお値段ではないけれど、ジャンクのセット品でビックリの安値で落札しました。
汚れているけど、外から掃除すればこのままでも使えそう😃


マウントは・・聞き慣れないAltixマウント。
独特のスピゴットマウントで、Nikon1で使うためには、レンズマウントの改造か、アダプターを自作するしかありません。
スピゴットと言うのは、レンズを嵌めてレンズを廻してロックではなく↓↓↓のマウント部のリングを廻して固定するやり方で、ガス管や水道管のユニオンに似ています。

フランジバックは、42.5mmという情報がありました。
このマウントは、スゴく精巧に出来ているので、レンズを使うならレンズマウントを改造するよりも、カメラ側のマウントを生かしたいと思っています。マウントの奥のシャッターのデザインにも惚れてしまったし☺️
カメラ側のマウント、シャッターを分解してみないと何とも言えませんが、Altix-L39かAltix-LMのアダプターを自作しようと思っています😁