改造するレンズは取れたけれども・・ | かわうちのこ

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utchiePPの‥カクレクマノミとにゃんこ‥カメラ
勤続45年、若者に元気を貰って働き続ける、メカ系のシニアエンジニアのオヤジです。

ジャンク品のYASHICA ELECTRO35CCから、レンズ YASHINON 35mm F1.8 は取り外しが出来ましたが、思ってたような、ピントリングをそのまま使うライカMマウント化は出来そうもありません。

カメラにレンズを仮に付けて、ピントを見てみないと何とも言えませんが、ライカMマウントのフランジバックより、レンズの方が短い!

何ヵ所かノギスで測って計算した値ですが、レンズのピントリング端~フィルム面の寸法は27.6mmあり、MマウントにするためにL39リングを使うとすると、フランジバックは29.8mmになるので、L39リングを2mmほどレンズ側に入れ込む必要があります。

このレンズの径が大きいので出来そうに思ったのですが、ピントリングの中にあるヘリコイドというネジがピントリングよりも飛び出ていて、L39リングをそこに入れ込む事が出来ないからです。


レンズを取り出した様子です。


上のフィルム巻き取りレバーを、両方取り外して、上カバーの2mmほどの小さなネジを取ると外れました。
ネジには、ロックタイトのようなもので緩み止めがしてあるようで、かなり固い。無水アルコール、CRCを染み込ませて、精密ドライバーの小さいのを押さえながら、ペンチで回すと、ペキッと回りました。



下のカバーも外しました。

レンズ面は、レザーを剥がすと2分割の薄いプレートが、4本のネジで止めてあります。
更に、その下に2mm厚さの本プレートがあり、カメラにネジ止めされていました。


プレートに付いたレンズが取れました。

レンズ本体は、プレートに大径のスゴく細目のネジでねじ込まれていました。

これでレンズは取り出す事が出来たんですが、カメラに仮に付けてピントを確認するには、中にあるシャッターを取り去らなければなりません。

明日は前玉から分解して、シャッターを取りたいと思っています。