背面濾過水槽自作 ⑱ | かわうちのこ

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職業は機械設計で、若者に元気を貰って働き続けて勤続48年になりました。往復26㎞を自転車通勤しています。

背面濾過水槽の自作過程を綴っています。


背面濾過槽に貼りつける、擬岩バックボードの製作中です。今回はその4回目、最終行程のモルタルのアク抜きです。


バックボードの製作を始めて2週間、アク抜きは1週間かかりました。


ネットでライブロックレプリカのアク抜きを検索すると、アクア用のアク抜き剤を使用すると、短時間で確実に出来ると言う記事が多い一方で、中には水を換えて2日ほど浸ければ良いと言う記事もあり、よく分からないところです。

市販のアク抜き剤は結構お高いので、特に急ぎの訳でもないし、とりあえず水に浸けてみました。大きな入れ物が無いので、現物の水槽に水道水を張ってバックボードを入れ、ポンプで撹拌、あまりにも水が冷たいのでヒーターを入れました。

1日経って様子を見ると・・あまり見かけに変化はありません。

PHを測ってみると、かなり高い値。
水を換えてさらに放置します。

2日後。
水が白濁して、アク?の泡が浮いています。

裏返して測定すると・・・
PHはあまり下がらず。
水を換えましたが、このままでは1週間経っても中和するかなあ・・・。

そこで、安くて安全な食品のアク抜き剤を使用することにしました。
モルタルの池や植木鉢に良く使われるらしい、焼きミョウバンです。
薬品名は、硫酸アルミニウムアンモニウムの無水物 AlNH4(SO4)2)。
スーパーの漬物用品売場にあります。漬物の色止めや煮物のくずれ防止に使うやつです。
超安価で 30g ¥75。
浸ける水1リットルに1グラムほどを添加して、2日ほど置くと言うことです。
浸ける水の量が50㍑程なので、少し薄めではありますが、効果を期待しましょう。

水にいれてもなかなか溶けないので、熱湯で溶かすと一瞬でジュワーっと溶けました。水を注いで、ミョウバン水の出来上がり。

水を換えた水槽に投入しました。

1日放置して3日目。
かなり白濁して、泡が浮いていますが・・。
PHは、まだ超酸性です。

そのまま放置して2日、アク抜き後4日が経って、更に白濁して泡がかなり多くなりました。PHは9.2まで上昇していました。
アクが抜けたと期待して、ひとまずミョウバン水は終了。
汚れた水槽とバックボードを水で洗い、更に水に浸けて1日放置することにしました。

しかし・・・
翌日に測定してみると、PHは8.6。
まだだった ( ノД`)…

ダメなら、もう一度ミョウバン水に浸けるつもりで、オマジナイに・・やはり料理のアク抜きにも使う酢を少し入れておきました。

そして1日置いた今日、水はキレイな透明のままです。

気になるPHは・・・

どうやら、中和したようです。
全体の色が、心根しか白っぽくなったように見えます。

アク抜きに、丸6日かかりました。

これから乾燥させて、次は濾過槽に接着です。