背面濾過水槽自作 ⑤ | かわうちのこ

かわうちのこ

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職業は機械設計で、若者に元気を貰って働き続けて勤続48年になりました。往復26㎞を自転車通勤しています。

海水水槽の背面濾過槽を自作しようと考えています。

今飼育しているのは、カクレクマノミのペアー?と海キノコ、スターポリプ。もう少しサンゴを入れたいし、憧れはイソギンチャクとの共生です。

今の水槽をリセットして背面濾過水槽に入れ換える計画です。

ポンプ、スキマーは今のものを使います。


現在の水槽は、60x30x40、自作上部濾過槽で、おそらく総水量は70㍑ほど。


ポンプは、Hsbao DEP-2500

オーバースペックてすが、出力を上げるとDCモーター独特のキーーンという音が気になるので、4割ほどの出力で静かに回しています。


スキマーは、TUNZE 9001DC

カタログスペックは、適応水量20~160㍑

前に使っていたレッドシーのプリズムと比べると、音や能力、大きさには結構満足していますが、汚水カップは小さいし、中が汚れやすいので、頻繁にメンテナンスが必要です。

もうワンサイズ大きな物に交換する事も考えて、構造を考えました。


自作ということで、構造は、製作出来る範囲で自由! 自分の自作、飼育経験を踏まえた上でこだわりました。


設計図です。



ベースの水槽はガラスなので、耐久性があるように、濾過ボックスを作り、水槽に入れるやり方にしました。水槽に固定するために、仕切り部分はシーリングします。

水の流れは・・上から見た絵で

濾過ボックスの左上、上下のスリットからOFスペースに流入し、塩ビパイプへオーバーフローします。飼育水の水位は、この塩ビパイプの高さで決まります。
このパイプは、ゴミ取りウールボックスの流入スペースの下側に繋がっていて、そこでオーバーフローした水がごみ取りマット上のスノコに流れます。パイプとボックスは塩ビ菅のネジで取り外し可能にしています。下に濾材スペースがあるからです。
ゴミ取りウールボックスを通過した水は、ボックス下側の塩ビパイプを真下に降りて、スキマースペース下部に流入します。
ここまでは、水は左から右へ流れていきます。
スキマースペースは、水位を一定に保つため、次の濾材スペースへオーバーフローします。
ここで、水の流れは右から左へ変わります。
濾過ボックスを下へ通過した水は、下の穴から次のメディアスペースへ流入し、上へ流れてオーバーフローしてポンプスペースへ流れていきます。
ポンプで、ビニールホースを通して汲み上げた水は、仕切り板を貫通して飼育スペースへ戻ります。

水の流れを説明しましたが、濾過スペースが3㍑で、少し少なめかとも思いますが、スキマーに頑張ってもらう構想です。魚を多く入れなければ大丈夫かなぁ。
またポンプスペースが3.5㍑、出来るだけ大きく取ったんですが、夏場を冷却ファンに頼っている現状では、最悪1日で消費されてしまうので、自動給水装置を考えないと家を空けられませんね。

計算上、飼育水量は53㍑、濾過槽16㍑、現在の水槽より少し少なくなりましたが、これは希望通りになりました。
飼育スペースが少し狭くなりますが、奥行きはほぼ同じで高さがあるので、レイアウトを工夫しようと思っています。

もし、経験豊富で知識の有る方がこの記事をご覧になられていましたら、この構想についてダメ出しのコメントを頂けたら、大変嬉しく思います。
水槽は調達済みですが、構想はまだ設計段階なので、変更はどうにでもなりますから、よろしくお願いしますね。