おやすみなさい…安らかに… | ☆ピンチはチャンス☆

☆ピンチはチャンス☆

視覚障害者(弱視)の他愛ない日常♪

我が家のお姫様ことネコの「アンちゃん」が天国に旅立ちました。
23年間。私の大切な家族だった子。
本当にかけがえのない子でした。

昨日、会った時はもう自分で立てなくて、それでも一生懸命手足をパタパタさせてて「生きてる」って感じることができました。
帰るときに「アンちゃん、またね」って言ったら耳をピクッとさせてくれたことが本当に、本当に嬉しかったです。

連絡をもらった時、私はテニスの練習に行くための電車に乗る直前で着信があったことに気付いて、いつもなら母親からの電話なんて別に今じゃなくてもいいやと思って、かけ返さないのに…。
(あぁ、もしかして)と、思ってかけ返したら「アンちゃん、亡くなったって」と…。
「明日、焼きに行くから今日お別れやって」と…。

聞いた瞬間(あぁ、やっぱり)と思う気持ちでした。
「テニスが終わってから会いに行く」と言っていたんですが、電話を切った瞬間、息できなくなりそうな感覚に襲われてしまって…
(このままじゃテニスなんてできっこないな)と思い、一度家に戻って荷物を置きに行って少し落ち着いた瞬間に、無意識で泣いてた自分に驚きました。
「充分、長生きしたし」とか「もう長くないやろうな」とか、頭でわかってても、心がそれについていってくれなくて、ひとしきり泣いて、落ち着いてからアンちゃんに会いに行きました。

部屋を覗くと、いつものところで枕に頭をのせて、お布団に入って、眠るようにしていました。
ホンマは生きてるんじゃないの?って思うくらいにいつものままで、そっと頭をなでるとふわふわで、耳もピンとたってて、いつもあったかい頭がひんやりしてて…
「起きてきそうやな」って言ったらおばあちゃんも、おっちゃんも笑ってて「苦しまんと逝けて良かった」って言ってました。
3年前に発作が頻繁に起こった時はもうダメかと思ったけど、それから嘘のように発作が止まって今日まで生きてくれました。

仕事が休みだった叔母さん夫婦と、イトコも会いに来てくれてみんながちゃんとアンに「バイバイ」が出来ました。





アンちゃん

23年間ありがとう。
今までよくがんばったね。
安らかに眠ってね。