けいじからの手紙には、自分の死期が近づいていることを察してか私への想いと、最後にお願いが書いてあった。




けいじも同じように私のことを兄弟、家族の様に思っていてくれた。




独身の私の結婚式に出たかった、子供が見たかったと書かれていた。




色々迷惑かけて、私に何もしてあげれなかったと記してあった。




読んでいてとても切なかった・・・




私はけいじに仕事のやり方、仕事に対する姿勢、仕事の楽しさ、友人の大切さ、人と関わる事の大事さ、遊び、など色んな事を教わった。




私の方こそけいじには感謝している。




今の自分があるのも、けいじのおかげだと思っている。




手紙の最後には「自分にもし何かあった時は、出来る範囲で構わないので家族を助けてやってくれ。そして葬儀の際に呼んでほしい人のリストなど色んな事が手帳に書いてあるので自分に何かあった時は、手帳を見てくれ。」と書いてあった。




複雑な心境だった。




すぐに、けいじに連絡して「ビックリするやろ!縁起でもないこと書くなよ。」というと「すまん・すまん。もし何かあった時のためや」と笑いながら話していた。




それが彼との最後の会話だった・・・




・・・続く
けいじの奥さんからの電話が鳴る・・・




焦って急いで出ると、けいじが風邪をこじらせて肺炎になり緊急入院したとのこと。




放射線や抗がん剤などで治療している為、抵抗力が落ちていて風邪を引いたりすると肺炎になりやすくとても危険なのだ。




電話で「まだどうなるか解らないけど、最悪の場合も覚悟しておいて」と言われた。




そう言われても覚悟なんて出来ない。帰ろうにも電車の切符も取れなかった。




何をしていても考えてしまい何も手につかなかったが、じっと連絡を待つしかなかった。




2、3日してけいじから「今回は本当にやばかったみたいですが、何とか無事生還しました」とメールがありホッとしました。




大阪に帰り、けいじの退院後家に行くとまた痩せていた。




首も痛そうで動くのも辛いようでした。




1日中ほとんど寝たきりの状態で動くと咳が止まらなくなり、血痰が出る。




その後、テレビで出ていたのだが癌の部分だけに直接放射線をあてる治療があるらしく、末期の方が何人か治ったという放送を見て、けいじも一度みてもらう事にしたのだが、それまでに限界まで放射線治療をしており、すでに手遅れでこれ以上できないと診断された。




そのときの医師にあとどれくらい生きれるか聞いた所「このまま急変さえなければ、おそらく1年位は大丈夫だろうでも3年は無理だと思う」と聞かされた。




けいじが以前も言っていたが、癌だとわかった時も、手術ができないとわかった時も、今回の残りの生きれる期間を聞いた時も、どの医師もやけにあっさり普通に言うので逆にコッチがビックリするくらいで、事の重大さが伝わらず、思わず聞き逃してしまいそうなくらいだったそうだ。




コッチは生死がかかっているのに発言が軽く言い過ぎて腹が立つくらいだったそうだ。



医師からするとそんな患者は沢山いるのかも知れないが、人の命がかかっているのだからもう少し言い方を考えてくれてもいいのにと思った。




その後、けいじは家族で沖縄旅行に行ったがその時はもう身体がしんどすぎて子供には申し訳なかったがホテルの部屋から殆ど出れなかったらしい。




その頃は、もう首の痛みがかなり酷く麻薬系のキツイ薬が欠かせない状態で頻繁に頭がボーっとして良く飛んでいるような状態になっていたらしく、記憶がないこともよくあったようだった。



夏前にもう1度治療の為、入院してくださいと医師に言われていたらしいが、けいじは仕事もしてない、奥さんがパートで働いており、生命保険も解約した後に病気になった為、収入が少なく簡単には入院できなかった。




詳しくはわからないが1回の治療で約1万円ほどかかり、1ヶ月入院すると30万以上必要になるらしい。




後で健康保険からいくらかは返って来るらしいがとりあえず手元に現金がないとどうしようもない。




だが、入院しない訳にもいかないので奥さんの実家に借金し入院する事になった。




入院中にもよく風邪を引くようになり、髪の毛も抜けかなり苦しい入院生活だったようだ。




以前にけいじから聞かされたのだが、治療の副作用での吐き気も苦しいが便秘になるらしくそれもかなり苦しいそうだ。




指で掻き出す事もあったようだ・・・




一時仮退院できたけいじは家でも酸素チューブをつけたままの生活だった。




そんなある日、私の家にけいじから手紙が送られてきた・・・



・・・続く
色々な局面で他人が気になりますよね。




他人の進み具合、他人の成果、他人の能力、他人の努力、他人のルックス、他人のファッション、他人の・・・




それは仕方のない事なのかも知れません。




けれども他人を気にしている瞬間は、自分は良くなれません。




自分を一時停止して、他人を見てしまっています。




他人を気にするよりも、1分1秒でも自分をより良くするために、限りある時間を使いたいですね。




P,S

ずーっとダイエットをしていると、自分が標準なのか、痩せているのか、痩せ過ぎているのか、正直わからなくなってきます。


信頼できる複数の人にアドバイスを求めるのも大事ですよ。









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