眠くない夜は読書に限る。
年末年始は就職活動から少し距離を置く為、筆記の勉強なんかも放置状態です。
2冊目は親父の本棚からパクってきた、葛西敬之著「明日のリーダーのために」。
明日のリーダーのために (文春新書)/葛西 敬之

¥798
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著者は現在東海旅客鉄道の会長で、国鉄民営化の構想段階から実現までに携わった方。
文中では2027年開業予定のリニア中央新幹線計画に至るまでの経緯も書いてある。
実体験に基づきながら、リーダーシップとは何ぞやと訴えてくる内容だった。
求められる要件は聞き覚えのある能力に留まったが…所々印象に残った点があるのでメモ書き。
まず、リーダーたる前に人間形成を行う為の前提として。
「学び・思い・行う」
この3要素のバランスを心掛けることが社会に役立つ人間の下地になるというメッセージがあった。
簡単そうな事だけど、「バランスをとる」ってのが非常に難しい。
著者は「巧言令色鮮なし仁」の言葉が分かりやすいとしている。
最近は分からない事でも発言する事が真だという流れがある。
しかし、若いうちから「口舌の徒(口と舌で評論する人間の事らしい)」に成り下がってはいけないと。
確かに自分を含め、多くの学生が「学びと思い」の成果物として批評に走っている。
特に個人が思想を発信しやすい世の中になって、更にその風潮は顕著になっていると思った。
論じる事は勿論大事。だけど、論じる事辞自体は目的じゃない。(政治と一緒?)
この点に関しては、考え悩まされる。
そして次に、社会人と学生の相違点について。本文引用。
社会人は上司や部下、あるいは交渉相手との距離を測り、その期待に応えて評価を求めるのではなく、自分の座標軸を持ち、自分の座標軸によって座標を定め、方向を判断し、自分の責任で行動する。
他人から評価されて自己の存在価値を測ろう、あるいは支えようとする者は、常に失敗する。(中略)
実社会では、自らが信じる合理性、正当性に基づいて行動すること、つまりは独立自尊の精神が肝要。
学生は一定の基準が目標に掲げられた中で、おおかた努力が数値に直結し評価される。
でも社会人は違う。他者の評価を超える方法自体も自分で考えて行動しなければいけない。
例えば、仕事でノルマを課されたとする。
そのノルマを超える手段も自分のアプローチの仕方次第で決まる。
実力成果主義は単に能力では決まらない。
行動軸の選定って重要。
これは就職活動でも完全に当てはまる。
結局、就職活動って社会人のための準備運動。
能力も努力は一定量比例しても絶対的な保障を自分にかけてはくれない。
そんな中でも、自分と運を見捨てずに投資活動に励めるのか。
そんな強さが必要になってくる。