本の虫週間。古本で¥250-で購入。

2030年 メディアのかたち (現代プレミアブック)/坪田 知己

¥1,050
Amazon.co.jp

日本経済新聞社出身で、慶大院メディア研究科客員教授や電子ペーパーコンソーシアム委員長などを兼任された坪田知己氏が執筆された書籍。

狩猟、農耕、工業化社会を経て現代のサービス社会に移行する中で、「声」という音声メディアから始まった歴史の変遷が分かり易くまとめてある。

最近読み漁っていたマス媒体の盛衰から次世代メディアの可能性の認識に整理を加えられました。

- きちんと認識すべき点
- メディアの4つの特性(社会の発展段階に応じてメディアに求められる機能は高まってきたという事実)
「テレコミュニケーション」=遠隔伝達
「ブロードキャスティング」=大量配信
「レコード、アーカイブ」=記録性
「シンクロナイゼーション」=同時性

ついでにもう一冊。

ロングエンゲージメント なぜあの人は同じ会社のものばかり買い続けるのか/京井 良彦

¥1,470
Amazon.co.jp


広告とメディアは共存共栄で発展してきた産業。
今後、広告は媒体に依存しない収益モデルに注力するのだろうか。

「広告の未来」と「メディアの未来」はつながっている。

- memo

アテンション(注目)から共感に変化
(相手にする対象はターゲットからパートナーとして変化)

- 広告地獄の未来
フランスの思想家ジャン・ボードリヤールの主張、「広告は商品以上の価値を持つ」
(理由:大量消費社会では量産品の増加により、商品機能や性質よりもブランドの価値で購買が行われる。ブランドの認知が商品自体よりも重要視される。)

- Googleの検索連動型広告の恐ろしさ

AISASの三番目のS(検索)から始まる広告モデル。
単なる情報としての広告:クリエイティビティを必要とせず、効率的な伝達が優先される。

- いかなるコミュニケーション手段も、その機能が失われてしまうとアートになる。ex.絵画、写真…
コミュニケーション重視にシフトしつつあるため、アートとしての広告は回避可能と筆者は主張。

- ソーシャルの2つの要素「協働型」「表現性」
アリストテレスの言葉「人間は本性からしてソーシャル・アニマル(社会的動物)である」
コミュニケーションを行う事を目的にコミュニケーションを行う。
元来、マーケティングも合理的経済人を元に発展。

- 情報発信は一方的にスクープを作り出せない事態に。
どんなに新聞・テレビがスクープとして取り上げても、受け取られない可能性が出てくる。
「多数の価値観の輪の中で、最も共感が高いものがスクープになる」

- アル・ゴア元副大統領のスピーチライターが書いた本「ハイ・コンセプト」
「6つの感性(資質)」 P101
機能だけでなくデザイン・議論より物語・個別よりも全体の調和
倫理でなく共感・まじめだけでなく遊び心・モノよりも生きがい

- ロングエンゲージメント・コミュニケーション:
企業と生活者が「企業哲学を共有」し、お互いが人格を持ったパートナーとして認め合い、よい関係を保ちながら長く付き合っていくためのコミュニケーション活動
[必要な要素]
①Philosophy:企業哲学の共有 ex.apple「Think Differrent」
②Participation:生活者の参加 ex.Zappos「Powered by service」
③Dialog:生活者との対話 ex.Coca Coke、GAPの失敗

---

- マーケティング1.0・2.0・3.0 P128

- Facebookは「人物相関」に基づいてネット上を再整理しようとしている。

---
ソーシャルメディアとは最先端の技術を使うことではない。
関係性を築くための手段の一つ。
今までの媒体、対面のコミュニケーションにも希望はある。

---
※Evernoteのmemoの簡易版を貼付けています。読みにくくてすいません。
自分の不甲斐なさを、集団に括られることで曖昧にする。

そんな社会人にはならないよう気をつけようと思う。

重要なのは、「自身の力をどうやって伸ばすか」という問題。

何か大きな「全体」の一部になるということは、

外部の問題も自分の問題も均一化するということ。

「どこから片付けていこうか?」と考えるんだったら、

イチバン手のつけやすい、そして、イチバン当事者意識の強い問題からにしよう。

BRUTUS (ブルータス) 2011年 4/15号 [雑誌]/著者不明

¥630
Amazon.co.jp


しかけ人たちの企画術/小山 薫堂

¥1,764
Amazon.co.jp

放送作家からインテリアデザイナー、シェフからクリエイティブディレクターまで

「誰かに向けて価値を差し出すこと」

を生業にしている方々の企画へのこだわり、意志が感じられる一冊。

分野は違えど共通項も多く、企画出しのフレームや手段を紹介するよりは、
作り手達の想いや感覚的な共感を得られたように思う。

- memo

▽企画の原動力は「怒り」
革新的な何かを起こすのは「周縁」から「中心」に対して。
安住の地位に居ることは、必ずしも良いことでは無い。

企画コンセプトを因数分解して考える
コンセプト=a×(x+y+z)
a:企画にかける思い、ゲンヅ力、理念
xyz:構成要素

例)『笑っていいとも!』=
  「生タモリ」×(トーク+ゲーム+情報)

▽たくさんの人を楽しませるのは「共有しているバックグラウンド」が必要。
今では、価値観の多様化により「みんなが知っているもの」がなくなってきている。


▽Designate:ラテン語で「ある目的に沿った計画や企画を記号に落とし込む」
デザインは目的によって導き出される→目的の合理性が妥当→既視感・退屈さ
「意図の外側」を取り込むことが偶然となる。

- 人間は自分に見えているものしか、つくることは出来ない。「見ることは、つくること」

- 自分の幸福論をみつけると、自分の使命がわかり、取捨選択がはじまる。

- 「壁当て」という手法
聞き役を立て、会話し続けることで浮かんでくる。
フワッと場がわくような企画。

- 「企画しない」という企画

- 恋と戦争は手段を選ばない
博報堂ケトルの嶋さんがいう発想法は「ニュートラル」
過去の成功体験や既成概念に基づいた提案は最適な課題解決に至らない場合が多い。
逆にいえば、最適だと言える課題解決策であれば手段はいとわない。
恋と戦争も一緒...?

- 「全部ひとりでやる」
全てのアウトプットに対して、一人が全責任を受け持つ。
分業体制が基本だった広告業界では媒体とクリエーティブがそれぞれの仕事に分かれて取り組む事が多い。
しかし、より「ニュートラル」かつアイデアを拾い上げるには全てに加わる姿勢が大事。
途中で加わることで、可能性の萌芽を摘んでしまうことを避ける。

- impressions

企画の定義って何だろう。

形がないけど、心には残る。

日常の些細な配慮も企画に近いものだと思う。

時間軸の中で起点と終点のある行為。

昔読んだ本に、書いてあった言葉。

「人生とは企画である」

企画には各人の生き様が映んじゃなかろうか。
レビューというよりは、自分で再読する際の目印として書いています。

ソーシャルメディア革命 (ディスカヴァー携書)/立入 勝義

¥1,260
Amazon.co.jp




EPIC2014 http://www.youtube.com/watch?v=Afdxq84OYIU

Social Media Revolution http://www.youtube.com/watch?v=IV3CjtZRwEk&feature=fvst

これらが指し示す、ソーシャルメディアの台頭。

序盤ではマスメディアとの対極構造の理解から、北米でいかに浸透しているのかといった現状を広義のプロブロガー(JhonChow氏、CaliLewis氏)へのインタビューを通じて伝えている。

- ソーシャルメディアの8つの特徴
1)ソーシャルメディアはマスメディアの対極に位置する
マスメディア:トップダウン
ソーシャルメディア:ボトムアップ(草の根メディアの所以)

2)影響力がネット上にとどまらない

3)発信源は「個人」もしくは「個の集合体」

4)総合的なポータルというより、個々に細分化されたジャンル、地域をカバーする
Cf.GIZMODO・Tech Crunch・Huffington Post

5)即時性が命 Cf.Justin.tv・ニコ動などの「インターネットテレビ局」

6)独自の視点と論調

7)独自経済基盤構築の可能性
バイラル効果を利用し、ロングテールのマネタイズを確立する。
(市場の成熟に伴い、一層多様化するとの見解)

8)双方向の情報発信とスケーラブルな仕組みを工夫可能
発信⇄収集・分析の密接なつながり=エンゲージメント
人がインフルエンサー(影響者の意)Cf.PBにも直結する。


- 「TwitterやSNS=ソーシャルメディア」の認識に注意。
あくまでツールの一種であり、狭義で捉えた機能。

- ネット上に散在する顧客の関心を分析し、マネタイズする手法は「アテンション・エコノミー」と呼ばれる。
ここに利用者との長期的な関係性(つながり)が維持された状態で行われるのが「ソーシャルメディアマーケティング戦略」

- 日本でソーシャルメディアは立ち上がらない?
国土の狭さと単一民族に近い人種構成による多様性の低さ
抜きん出た「個」が欧米に比べ少ない
既存メディアのネットワーク基盤が強固
人権意識や政治参加のモラルが後発的。
「和」を乱す存在を容認しない同調を尊ぶ姿勢
 etc...本文P.187に主要内容の要約


- ソーシャルメディアのROIは測定出来ない
(正当な価格を持って投資出来ず、指標も当てはまらない)

- memo
“世界に目を向けた関係性を創る”
ソーシャルメディアの発展は、ヒトそのものが高い感度で発信力を高め、
外部とのエンゲージメントの輪を拡げてゆく必要があるんだと思う。

“起業家精神と国際感覚”
ソーシャルな場は個人が作り出す。その領域において、日本はごくわずかな一部。
上記と重なるが、海外に出てゆく姿勢が求められる。
(筆者は物理的に海外に向かうというよりは、思考や視野を拡げ、外部との接触を試みるという意味で海外にベクトルを向けるべきだと主張している)

---

早速、別名義のアカウントを作ろうと思う。

[milestone]:里塚、道しるべ、また、これらの意味から転じて、画期的な出来事、節目

この言葉は、選考を受けているある会社のパンフレットのテーマだ。

社員一人一人が自分自身の軌跡を辿りながら、各々の想いを綴っている。

人生を振り返ることによって自省し、また一歩を踏み出す。

社員の方から、宿題が出された。

「祐太郎自身のmilestoneを書いてみてほしい。」

就職活動も終盤になって改めて気付かされることも多い。

ひとつ、自分の節目になる経験になった。