「大学の日本史」 スクーリング前の予習にはこの1冊! | 旅する大学生の「法政通信」日記

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法政大学の通信教育で勉強する柿野うたねのブログです。スクーリングや試験の際には全国を旅します!

今回は、最近私が読んでいる本を紹介しようと思います。

 

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山川出版社から出ている「大学の日本史」シリーズです。

「古代」「中世」「近世」「近代」と4冊出ているのですが、私が持っているのは「古代」と「中世」。

 

時代的には「古代」が石器時代から平安時代、「中世」が鎌倉時代から戦国時代という感じかと思います。

 

 

 

実はこの本はすごくオススメしたい本です。

 

なぜかといいますと、この本だけで十分予習ができる本だからです。

「予習」というのは、スクーリングで一般教養科目や特講として日本史を受講する際の予習を意味します。

 

先日行った夏期スクーリングで日本史を受講しましたが、その際に「中世」の鎌倉時代にあたる部分を予習していきました。

重要そうな所に蛍光ペンを引いて、2回くらい通しで読んだ感じです。

それだけで授業には難なくついていくことができたと思います。

 

 

 

なぜ、この本が予習に向いているかを考えてみました。

 

それは、高校と大学の中間層を意識して書かれている本だということ。

「大学の日本史」シリーズは、もともと放送大学用の教科書として出版されていたものを書き直して出版されているものになります。

ですから、大学の教養レベルには十分な情報量があるわけです。

 

それに加えて、帯には「「もう一度読む日本史」から、その先へ!」と銘打ってあります。

以前ブームになった「もう一度読む日本史」という本は、高校の教科書をもとにした本でした。

大人になって日本史をもう一度勉強したいという層にヒットしたんですね。

 

帯からは、そんな「高校の教科書をもとにした本」よりももう一歩深まった知識を得ることが「大学の日本史」シリーズのコンセプトではないかと読み取れるわけです。

 

つまり、高校と大学の中間層を意識して構成されているこのシリーズは、スクーリングの予習に向いているというわけです。

 

 

 



ちなみに、同じ山川出版から出ている高校の日本史の教科書と比べると、厚さはこんな感じです。

 

厚さだけでいえば、「大学の日本史」シリーズは4冊出ているので、全て読むのは中々時間がかかると思います。

ですので、まずは直接授業に関わる年代だけを押さえておくのがよいかと。

残りの部分は、歴史に興味がある場合に読んでみると面白いと思います。

 

 

 

書き忘れていましたが、あともう一つオススメしたいのは、この本が縦書きだということ。

放送大学の教科書がもとになっていると書きましたが、放送大学の教科書は横書きなんです。

私も、放送大学の「日本の近現代」という教科書を読んだことがありますが、横書きです。

私個人としては縦書きの方が読みやすいので、「大学の日本史」はすごく有難かったです。

 

逆に、横書きが好きな方は放送大学の教材を読むといいかもしれません。

放送大学のものは比較的中古を入手しやすいと思いますので、お財布にも優しいです。

「大学の日本史」はあまり中古が出回ってないようなので、そういう意味では手に入れづらいかも(-_-メ)

 

 

 

興味のある方はぜひ読んでみてください。