11日目
嫌われない努力より、大切なこと
人間関係でしんどくなっているとき、
私たちはついこう考えてしまいます。
「嫌われないようにしなきゃ」
空気を読んで、
相手に合わせて、
本音はできるだけ言わない。
波風を立てないように過ごすことが、
大人として正しいことのように
感じることもあります。
でも、嫌われないように頑張れば頑張るほど、
なぜか心が疲れていくことはありませんか?
私自身看護師として働く中で、
人間関係に気を遣いながら過ごす場面は
たくさんあります。
以前の私は特に、
「嫌われないため」つまり
皆んなから好かれるために
行動していました。
その方が仕事がスムーズにいくと
思っていたからです。
でも振り返ると、
それだけではなかったことにも気づきました。
私は
誰かの期待に応えることで、
承認されたいと思っていた のです。
頼まれたことは断らない。
忙しくても笑顔で対応する。
本当は余裕がなくても
「大丈夫です」と言ってしまう。
そうやって頑張ることで、
「助かるよ」
「やっぱり安心だね」
「歌子さんなら大丈夫」
そんな言葉をもらえると、
心のどこかが満たされる感覚がありました。
それはきっと、
誰にでもある
自然な気持ちだと思います。
人は誰でも、
認められたいし、必要とされたいものです。
そして今の時代は、職場の空気の中に
どこか
「忖度できる人が大人」
「空気を読める人が正しい」
そんな風潮もあるように感じることがあります。
だからこそ、
本音を言うことよりも
場に合わせることが
評価されるように感じてしまう。
その結果、
自分の気持ちよりも
周囲の期待や空気を優先することが
当たり前になってしまうのです。
でもその状態が続くと、
疲れているのに休めない。
困っているのに助けを求められない。
本当の気持ちが分からなくなってしまう。
そんなことも起こりやすくなります。
ここで大切なのは、
「嫌われないこと」や
「期待に応えること」
そのものが悪いわけではない
ということです。
ただ、それが
自分を犠牲にする形になっていないか
一度立ち止まって見てみることが大切なのです。
人間関係は、
無理をして合わせ続けることで
良くなるものではありません。
むしろ、
自分の状態を大切にしながら関わっていくほうが、
長く穏やかな関係を作ることができます。
すべての人に好かれることはできません。
でも、
自分を大切にしながら
関係を築くことはできます。
そのために
「自分を大切にするとはどういうことか」
具体的に一緒に考えていきたいと思います。

