体調には十分お気をつけください。
熱中症で病院に搬送される方の特徴として、たんぱく質不足が挙げられています。
熱中症は体温調節がうまくできなることで起こります。
血液は酸素や栄養を運んだり、体内で発生した熱を皮膚表面近くまで運んで外に逃がす体温の調整機能の役割も果たしています。
汗をかくことによって体から水分が失われると血液量が減って脳、筋肉、皮膚などに十分な血液が行き渡らず、体温の調整がうまくできなくなって熱中症になってしまいます。
熱中症を防ぐためには、汗や尿などで失った水分をしっかり補給してあげることと、血液の流れを良くしてあげることが大切です。
血液中のタンパク質のほとんどをアルブミンというタンパク質が占めています。
アルブミンは、スポンジのように水分をため込み、栄養素や水分を全身に運ぶ役割を持ちます。
血液中のアルブミンが不足すると、血液中の水分も少ない状態になり、熱中症になりやすい状態になります。
アルブミンがないと血管内に水分がとどまることができないため、血管から水分が漏れ出て血管と細胞の間に溜まり、むくみやすくもなります。
また血液は汗の材料でもあるので、アルブミンを摂っていると汗をかきやすくなり、体温の調整機能がうまく働くようになって熱中症になるリスクを下げることができます。
熱中症にならないためには、アルブミン(タンパク質)がカギとなるのです。
毎度言っていますが、自律神経を整えるためにも美肌のためにもタンパク質は大事。
暑くて冷たい麺が食べたくなりますが、卵や豆腐などタンパク質を一品増やす工夫をしましょう。