「オリオン座なら すぐ見つけられるよ」
そう言って彼は 星空を見上げる
「オリオン座のすぐそばに 私の星座があるんだけど、わかる?」
「なんだっけ?」
「おうし座よ」
そう、ゼウスの化身、白い牡牛
アルデバランの位置を教えても
わからない様子の
宇宙(ソラ)ヘ向けられた彼の横顔を
そっと見つめる
「ゼウスは愛する女を自分のものにするために
美しい牡牛に姿を変えたのよ。
でもゼウスが愛した女神は数知れないの。
きっと、欲しいものは何でも手に入れたい神だったのね」
話なんて 上の空で
空を見上げてる貴方
ゼウスは本当は誰を愛したのだろう
たぶん
一番愛していたのは
他ならない 自分自身ではなかったのだろうか
そんな牡牛座の神話を
自分の想いと重ね合わす
愛する想いに偽りはないのに
牡牛のように
強引に 貴方を奪いに行けない
愛してると 言えない
好きだと 言えない
逢いたいと 言えない
本当はこんなに 愛してるのに
貴方を想って 体が震える程
貴方しか考えられなくて
何も手につかない、なんて
とても 言えない
牡牛座の名が廃るね
そういえば
貴方も 牡牛座 だった
ちっとも似ていない 牡牛座同士 だね・・・。
(これ、創作ですよ~^^;)
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右肩上がりのオリオンの三つ星をたどると
アルデバランが見つかります。
アルデバランが見つかります。
ヒアデス星団に重なって見え、肉眼では6個くらいが集まってみえますが目のいい人なら8個くらい確認できます。
アルデバランは赤い一等星で、牡牛座の目にあたります。
牡牛座の牡牛は長い角を持ちその一方の先端にはエルナト、もう一方の角の先には蟹星雲が光りまたその背にはスバルを背負っています。
冬の星座のなかでも明るい星が集まっているのが牡牛座です。
フェニキアの王の娘エウロペの美しさに夢中になったゼウスは、妻ヘラの目を逃れる為、白く美しい牡牛の姿になってエウロペに近づきました。
最初牡牛を恐れていたエウロペも牛のおとなしげな様子を見てすっかり心を許し、牛の角に花輪を飾ったりして、ついにはその背中に乗ってしまいます。
牡牛は彼女を乗せたまま海を渡りクレタ島まで連れ去り思いを遂げました。
エウロペはゼウスの三人の息子を生み、彼女の名はヨーロッパ大陸の由来となります。
星座のおうし座はこの時ゼウスが変身した牡牛を象ったものなそうです。
エウロペはゼウスの三人の息子を生み、彼女の名はヨーロッパ大陸の由来となります。
星座のおうし座はこの時ゼウスが変身した牡牛を象ったものなそうです。
冬は夜空がひときわ美しいですね。
私の住むところは、あいにく見える星の数が少ないのですが、帰省先の夜空は、満天の星空で(その代り超寒いけど)感動的です。
近くにある『日本で一番きれいに見える天文台』(ホントウカ??)というキャッチコピーの天文台に行ってチビにオリオン座を教えました。
あまりの寒さと、闇に輝く空の宝石箱に圧倒されました。
天の川が、ほんとうに川のように空を流れていました。
宇宙を想いを馳せながら、畏怖の念と偉大な意志を感じつつ・・・