彼女と来たモスバーガー | 樋口舞の万年少女日記

樋口舞の万年少女日記

~恋と音楽と着物と猫の日々~

「彼女」が居た事がある。

思えばいつも一緒にいた。

一緒に居ない時の彼女は
なんだか危うくて
心の不安定さから
道を踏み外しそうになるので、

当時は
あまり意識していなかったけれど、

私と私の音楽で
軌道修正していた、
みたいな関係だったと思う。

ある日、彼女の好きなモスバーガーで
コーヒー1杯だけを頼み、
いつもの様に
長時間2人で話し込んでいた。

その時、彼女が

「私、舞が居なかったら死んでいたと思う」

と言った。

とても驚いた。

だって、何もしていなかったから。
私はただ彼女と居たかっただけで。

金銭面や行動面で
彼女を助けた事はなかった。

その時は、

「何もしていないのに
そんな事を言ってもらえるだなんて
なんだか、うん、ありがとう。」

くらいに思っていたけれど、


今はすごくわかる。


ただそこに居る事の大切さを。


きっと、当時の私は
いつもそこにいたのだ。

離れていても傍にいても
そこに居て彼女を見ていた。


その存在に感謝されたのだと。


きっと気づいていないうちに
自分がそんな存在になっている事もあれば、

気づいていないけれど、
そんな存在が近くで見守ってくれている事もある。

そう考えるとなんだか嬉しい。


今日は打ち合わせで指定されたお店が
まさかの彼女とよく訪れた
あのモスバーガーだった。

あまりに懐かしかったので、
打ち合わせ終わりでそのままそこに残り
これを書いている。


痩せているのに
モスライスバーガーの焼肉と
モスチキンを頬張るレディを横目に
羨ましさを覚えながら。


写真はモスではないけれど、
いつかのお気に入りのカフェ。



最後まで読んでくれてありがとう。



皆さんの今日が
素晴らしい日になります様に。

愛を込めて♡