近年の教育現場では

友人関係や学生の鬱など

原因は様々であれど

登校することが困難になる生徒が

昔より多くなっている。

 

[親は、たくましくないほうがいい]

子どもは子どもなりに、一生懸命、考えて生きているもの

どのような環境下に置かれようとも、たくましく乗りきって生きてほしい

子どもにそう願う気持ちは、親なら誰でもあると思われるが、できれば、親があんまりたくましくならないほうがいいかもしれない

それよりも、生きている生々しさを見せること。泣きたいときに、思いっきり泣き、子どもが泣きたい時に、思いっきり泣かせてやり、叱る時には、親の真剣さを思いしらせ、時には子どもに叱られる

 

親が自分の気持ちを人に見せることを

躊躇していると、

どんなに辛くても休むことをしないでいると、

子どもはその姿を見て

他人に弱いところを見せるべきではないのだ

と学習するだろう。

 

親が人間関係の中で

たくさん頼り頼られていることを知っていれば

世の中は助け合いで成り立っているのだと

理解することができるだろう。

 

[子どもは失敗を通して成長する]

子どもは失敗しながら成長する。子どもは失敗を通して学びとり、成功して達成感を得、ほめられて満足する。このような道筋を通ることで自ら学び、体感、実感を得ながら成長する

“こうするとうまくいく。こうやればいい“という成功への近道を外から教えるのは本当の成長には役立たない

いろいろなことを自分からやってみて、いろいろなことを感じ、いろいろなことを考えて工夫することで子どもは成長する

 

[「過干渉」は、子どもの望まないことを無理にさせること]

子どもの望むことをやりすぎる「過保護」とは意味が違う

本来子どもは、自分自身で伸びるエネルギーを持っている

「心の強い子」に育てるには、子どもの願いに沿いながら「失敗が許される」体験が、年齢にかかわらず欠かせない

 

大学入学が決まった時

何かと指図?指示?教えたがる?母親から

逃れたくて

「失敗させてほしい」

「そうやって何でも教えられるのはこわい」

と言って母からの助けを拒否した。

 

それまで何でも事前に教えられて

高校進学も親が勧める高校に入学して

もちろんその高校で楽しむことはできたが

大人になるにつれて

親の引くレールに乗っていることは

とても恐怖に感じた。

 

[子どもの性格を強くする育て方]

最近、ささいなことで挫折してしまったり、失敗や困難を乗り越えられない子どもがふえている。そのような子どもたちは、友だちとのコミュニケーションがうまくとれなかったり、できないと感じた時には最後までやり遂げることをせず、安易な方向や手段へと逃げてしまいがち

それらの子どもをよく観察してみると、それまで友だちと遊ぶ経験が少なかったり、親が、何でもしてあげたり、失敗しそうなことは先にそのその目を摘んでしまったりして、子ども自身が悩んだり、失敗を乗り越えたりというような葛藤体験がほとんどなかったことがわかる

 

親としては子どもに苦労をさせたくない、あるいは、子どもをそう育てたいという思いがあると思うが、危険をともなう場合を除いて、ある程度は子どもに任せて見守る姿勢が大切

子どもは、少々の失敗や葛藤を重ねながら、人とのコミュニケーションのあり方や責任の重さを学んだり、困難に対して乗り越える力を培っていく

 

現在高校生の親となっている世代は

40歳前後の世代が多いだろうが、

その世代はまさに「就職氷河期世代」と言われる

戦後の日本でもっとも厳しかった世代と言って

良いだろうか。

 

そのような世代に育った親たちは

やっと手に入れることができた職に対して

どんなにブラックでも働き続けようと

弱音を吐かずに頑張っているかもしれない。

そうしたら子どもは

「働くということは我慢しなければ

ならないことなんだ」

「就職や結婚、子育ては

自分の自由が奪われること

そしてそれに文句を言うこともダメなんだ」

と思ってしまうかもしれない。

 

1971〜84年:就職氷河期世代

→2020年現在 36〜44歳

 

バブル経済がはじけ、長期の景気後退局面へ突入。企業が求人を絞ったために正規社員として就職できず、契約や派遣などの非正規の仕事しか得られなかった人も多かった。運よく正社員として就職できた人も、入社早々から業績悪化、経費削減、リストラの波にもまれたために、危機意識が強い。

 

今の子どもたちの心が弱いと言われてしまう

原因としては

・親自身が辛くて苦しい時に誰にも頼らずに

頑張ってしまっている

・失敗させたくないという思いから

子どものすべきことを親がしてしまっている

という2つの側面があるのではないかと思う。

 

この変化の時代を生きていく中で

学校で学ぶべきことは何なのか。

 

勉強は学校に通わなくても

どんな方法でも学ぶことができる

時代になっている。

 

私は、

「学校」という名前が残るのか

どうかはわからないけれど

学校は

お昼や放課後の時間に集まって

一緒にご飯を食べたり

勉強をしたければ勉強

遊びたければ遊ぶ

そんな場になったら面白いと思う。

 

ご飯を作ってくれたおばちゃんたちが

待ってくれている

 

遊びを教えてくれるおじいちゃんおばあちゃんが

待ってくれている

いざこざがあっても

「こうするんだよ」って落ち着いて教えてくれる

 

安心して通うことができる

そんな居場所が

学校という場になったら良いと思う。

 

[参考]

心の強い子・いきいき育つ子

・団塊、バブル、氷河期、ゆとり : それぞれの世代の特徴は?

https://www.nippon.com/ja/japan-data/h00535/