愛犬の事と、これまでとこれからと。 | 唄のイラストブログ

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山田唄のイラストレーションブログです

 こんにちは。今回はイラスト掲載は無しです。とにかく暗い語りになりそうなので、現在落ち込んでいる方はあまり読まないほうが良いかも。

 

 数日前の夕刻、愛犬が逝きました。もう十歳超えていましたし、最後は薬漬けに成っていて、最終的に自分で餌も食べられなくなって、苦しそうに逝ってしまいました。看取った妹二人が大層憔悴し、泣き腫らしていました。

 次の日、妹と母が亡骸を火葬場に連れて行き、その日の内にお骨に成って帰って来ました。

 

 自分は涙すら出なかったのですが、実は結構堪えているらしく、その後数日絵も描かずほとんど食事もとらず寝てばかりいました。

 数日前から家族は今まで通りの生活に帰って行っているのですが、皆が妙にしんみりしていて、家に笑い声がありません。私も、今日起きて来たもののやけにぐったりしてしまっていて、今まで買った漫画を読み返しては結局しみじみと命の儚さを思い知ったりしております。

 ちょっと、絵を描く気力すら沸いてこなくて。

 

 

 思えば、愛犬がやってきた十五年ほど前、私と妹が立て続けに登校拒否になり、その頃母方の祖父母も体を悪くしていて、家の雰囲気は最悪でした。そんな真っ暗な家の空気を和ませてくれたのが愛犬だったなと思います。私がほとんど外に出ない生活から、愛犬の散歩などのきっかけで少しずつ外に出るようになったというエピソードもあります。

 それから、なかなか躾が捗らない愛犬を皆で囲んで色々手を尽くしたり、家族がローテーションで散歩に連れて行ったり、愛犬を連れて久しぶりに家族で旅行に行ったり。色々ありました。

 

 ちょっと、今これを書きながら今更ながらに泣けてきているのですが、楽しかったな、と。そんな色んな思い出をくれたあの子の事を、忘れずに想っていたいと思います。

 私も、とりあえず落ち込むだけ落ち込んだら、また元気に歩き出さなければなと。私の人生はまだ続いて行くわけで、これからもたくさんの出会いと別れがあるわけで。

 

 

 今は、しばらく喪に服そうと思います。また家族が笑えるようになるときまで、私自身ももう少し泣いておこう。そしたら、また立ち上がれるように有りたい。

 なんだかやけに感傷的に成っていますが、そう思います。

 

 今までありがとう。安らかに眠ってね。

 私はこれから、もっと頑張るから。絶対無駄にしないから。