11.6  50年ぶりの早慶優勝決定戦「紺碧の空」肩組み歌う | 短歌&野球

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ぼくのへたくそな短歌と、大好きなプロ野球についての感想を、日記形式でつづります。ぼくの個人的な経験も書いてしまうかもしれません。


3日は「文化の日」。これは昔は天長節とゆって明治天皇のバースデーだった。

3日のタイトル歌に引いた「進取の精神 学の独立」は「都の西北」に始まる早稲田の校歌の一節だが、作られたのは明治40年という。


明治末ってのは、日本に勢いがあり、若者には希望があったんだね。司馬遼太郎の「坂の上の雲」の世界だよね。100年も昔のことだ。そして昭和の日本とゆう船は舵の切り方を間違えて、絶望と滅亡へといたるのだった。


さて、3日の正午前、外苑前駅に降りたときからすごい人波だった。身動きできない。「これが神宮までつながってるんだよ」「ラグビーとサッカーに行く人たちも交じってるんじゃないの」



神宮球場正面に行くと人があふれている。「当日券は内野席のみです。チケットお買い求めの方は並んでください」と係員がアナウンスしている。並ぼうと思って、その縦列の最後尾に向かうが、もうレフト後方の第二球場の近くまで続いている。


最後尾についたら「内野席あと100枚を切りました。並んでいただいてもチケットを入手することは不可能と思われます」とゆうアナウンス。ぼくの前には少なくとも2000人くらいの人がいた。「せっかく来たのに、なんとか入れてくれる方法を教えてちょうだいよ」と喚くオバサンたちがいる。「ユウちゃん」ファンだろうか。「新宿で飲むかア」「マリスタへいこうか」「サッカーでもみようか」・・・いろんな声とともに列は崩れた。


ぼくは内野席がダメならしょうがない「学生応援席」にいってみようと、1塁側へ歩いた。すると「応援席売り切れ」とゆう掲示が出ていた。でも、ぼくはあきらめない。応援席の係員の学生服姿に「早稲田で聖書を講義をしたことがあるEだが、なんとか入れてくれんか」とゆうと「センセイ、もう座れない状態ですがこれで入ってください」と一枚のチケットを渡された。




短歌&野球 これがそのチケット。


いまあらためて見ると「3回戦」となっているのが面白い。

3回戦とゆうのは大学リーグ戦の場合、1勝1敗どうしが2勝目(勝ち点)を争う試合である。


でも、慶応が2連勝して勝ち点を取った。両校勝ち点4で、8勝4敗のまったくの同率首位となった。だからこの試合は「優勝決定戦」であり、「3回戦」ではない。


でも、この秋シーズン、3回目の早慶戦であることに違いはないので、あえて「優勝決定戦」のチケットを急遽印刷しなくてよい、と東京六大学野球連盟が判断したんだろう。納得。




ぼくは階段をのぼり最上段の通路に腰掛けた。

でも応援席だから、早稲田の攻撃イニングは立ちっぱなしで応援である。そうしないと野球が見えない。


そして早稲田の攻撃時間がやたらと長い試合展開だったので、老体にはちょっとこたえた。







短歌&野球 ←ぼくの位置から見た3塁(慶応)側内野席、応援席


レフト外野席も慶応の学生応援団と一般観衆で立錐の余地もない。
















短歌&野球 ぼくの位置から見たライト(早稲田)側学生応援団と観衆。


おそらくだれも身動きできない状態だ。トイレを我慢できなくなった人は不幸だ。元の席にもどるまでに何十分かかるかわからない。




プロ野球じゃないからビールの売り子はいないし、いても歩き回れないだろう。ぼくもビール飲みたかったけど、売店まで行くのが大変なのであきらめた。




スワローズのことをチラッと思う。毎試合、このくらいファンが集まったらトラにもウサギにも負けないだろうなって。


スワローズファンで神宮がこれに近いほどあふれたのは、ぼくの経験と記憶では97年9月28日の対阪神戦だ。16-1で勝って優勝を決めた試合。古田、土橋、小早川、池山、宮本が猛打賞。吉井が完投した。


あのときも通路まで人が埋まった。3塁側内野席も、レフトスタンドもビニール傘が東京音頭で舞った。

観衆は4万6000人と発表された。



来シーズンはこんなことが起こりそうな予感もする。たのむよ。




さて、早稲田は7点を先取。斎藤佑樹は8回裏1死までノーヒットピッチングも、そのあとガチガチに緊張した味方のエラーもあって、総崩れ。5点を失った。慶応の意地もあっただろう。7-5。神宮球場全体が盛り上がり、かつ緊張した。




斎藤佑樹はたしかにアタマのよい投球をする。でも、プロで即戦力、先発ローテは難しいのでは、とゆう印象をもった。そのあとをピシャリと抑えて優勝をもたらした大石達也のほうにプロの評価が傾いたのもわかるし、ライオンズでも相当の結果を出すと思う。




いずれにせよ、ドラフトが盛り上がるのは結構だけど、早稲田をはじめ有力大学チームに経験豊富な「投手コーチ」とゆうものがいないことは、とても日本の野球全体にとって不幸な事態だと思う。学生投手も野手もほとんど技術的な指導を受けられず、個人的な学習と努力で自分を鍛えるしかないのだ。

なので「斎藤佑樹は高3のときがいちばんよかった」などといわれることになる。


プロとアマの交流を。もっと風通しをよくしてもらいたい。




信濃町駅近くのイタリアンカフェでひとりで祝勝会。ワインを3杯、飲んだ。





ところが風邪をこじらせてしまった。



4日は午前中から出版社で雑誌の仕事をしたが、悪寒がしてきて、セキもでるし、つらかった。

夕方帰宅して、日本シリーズをTV観戦したが、1回にマリーンズが4点取ったら、もういいやと眠りこけてしまった。




きのう、5日の金曜日も朝から不調で、珍しく雑誌の仕事を休ませてもらった。来週に回してもらったのだ。すると書籍の注文の電話が入り、来週も忙しくなるのかと思った。




フィリップ・マーローの「強くなければ生きられない。優しくなければ生きている資格がない」(たぶん正確な訳ではない)とゆうセリフを肝に銘じて、これからもがんばろうと思う。





今夜、成瀬と今江で決めてくれ。今夜、負けると、マリーンズには明日がないと思う。