そんなの練習と思うな | 月刊歌の手帖 編集部ブログ

 ワタクシ事ではございますが、これ買いました。コルグのインナーイヤー式メトロノーム「IE-1M」。超小型で、耳に直接装着できるメトロノームです。

 ヘッドフォンでドンカマ(クリック)を聴くのと同じことですから、騒がしい所でも練習できますし、逆に早朝とか深夜でも近隣や家族に迷惑をかけずにすみます。

 

 日本のジャズ・ピアノ界を牽引した名手・コルゲンこと故・鈴木宏昌先生が後進の若手に「クリック(メトロノーム)を使わない練習は練習と思うな(練習のうちに入らない)」とおっしゃっていたことを思い出します。

 

 コルゲン先生、古舘伊知郎・阿川泰子コンビのテレビ番組「オシャレ30・30」やタモリの「今夜は最高!」出演で、お茶の間でもおなじみでした。またジェロさんや松原健之君のアレンジで知られる鈴木豪先生はご子息ですから、本誌にも無関係とは申せません。

 

 全てのスポーツ選手が走ったり、筋トレをやるのと同じで、世界中の全ての音楽家は音階練習など基礎練習を欠かしません。唄い手も例外ではないはずで、本誌Kリーグのテープ審査でリズム感を指摘された方、メトロノームを使った練習をお試しになるべきでございましょう。
(高村)