課題の設定 | 教師目線

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日常の中で得た教師目線の学びや気づきをシェアします。


  
上の画像は
 「18歳意識調査」と呼ばれる
 調査の2019年の結果です。


日本の結果は
 「自分で国や社会を変えられると思う」の他
 「自分の国に解決したい社会課題がある」等、
 あらゆる項目で、他国より低い数値です。

 
上に挙げた二つの結果と
 総合的な探究の時間の取組が
 リンクしました。


今日指導した学年は
 SDGsの17項目の中からテーマを選び
 探究活動をしています。


素敵な探究ができている
 と感じるグループと、
 そうでないグループの差に
 気づきました。


それは
 「課題設定」の差です。


自分たちで
 着手できる段階の
 課題設定をしているグループは
 鋭い探究ができていました。


それに対して
 テーマが壮大なグループは
 絵空事になっているか、
 一般論に終始していました。


自分に着手できる課題に取組
 それを解決できたならば、
 「自分で国で社会を変えられると思う」
 という感情も湧いてくるでしょう。


また
 解決したい社会課題も
 新たに見つかるかもしれません。


そういう意味で
 総合的な探究の時間を
 調べ学習で終わらせてはならない
 という思いが強まりました。


課題を
 自分事の範囲にまで絞り込む、
 これこそが重要なことです。


自分への戒めを込めて…