今日の話はこれまたおかしな一家のハナシ。

彼女の名前はエリカ。  エリカにはまだ小さい子供が2人いる。

日本人コミュニティのお母さん年齢層は35歳に対して、彼女は

最年少の25歳。 まだまだ自分探しの途中で子供を作っちゃった系、だ。



日本での彼女はというと、ずいぶんやりたい放題の荒れた

生活を送っていた

中学のころから男に夢中になり、行き場所がなくなっては、

男と近くの小学校で野宿なんて当たり前だったという…。

16歳になり、男と女の事情をかじり慣れたときには、

キャバクラやコンパニオンをし始めた。

地球の中心は自分であり、世の中に敵なんていないと

思った。 チヤホヤされて、ちょっとお酒をつぐだけで

数万円というお金は瞬きをする瞬間に入ってきた。

色んな男達に色んなとこ触られたな、と思って仕事を

終わり、服を脱いでみると、何万円というお札が、

服中に挟まっていた。

だが、彼女には夢があった。

アメリカに行きたい。 という夢が。


19の時にエリカは渡米した。 アメリカにつくなり、右も左も

わからぬまま、アメリカ人一家の家にホームステイした。

目の青い、がっちりした体系の金髪男達は、彼女の目には

王子様のようにうつった。

日本人男性にはない、自信に満ちた目で見つめられるたび、

心も体も裸になった。

しかし、どの人とも真剣な付き合いになることも無く、

アメリカ学生生活を楽しんだ。


そんな彼女がクラスメイトの紹介で、ピザ屋で働くことになる。

超ミニスカートにニーハイブーツで登場したバカ女は、

ピザ屋でたちまちウワサになった。

キッチンで働くメキシカンたちは色目で彼女を見続けた。

彼女はからかわられ、嫌な思いもしていた。

そんなとき、正義感たっぷりで守ってくれた男がいた。

彼の名前はカルロス。 ブラジル人だ。

彼はとても真面目で、正義感の強い、人だった。

彼女はそんな彼に親しみを覚えた。

マリファナを吸いたくなったら彼のところへ行けばいい。

つまんなかったら彼のとこへ行けばいい。

困ったことがあったら彼のとこへいけばいい。


彼女が彼を見つめて話すだけで、彼の手は汗ばんで、

小刻みに震えていたことを知っていながら、

彼女はそれを見ては楽しんでいた。


なんせ、カルロスはエリカの12歳も年上で、女に慣れてない。


そんなとこがエリカはスキだった。


しばらくしてカルロスのエンジンはフル回転。

彼女をゲットしようと必死になった。

学校に突然花束を持って現れたり、アクセサリーの

プレゼントをしたり、エリカが車に戻ると 「愛している」

の紙一枚が置いてあったり。

とにかくカルロスは彼ができること全てを尽くして

彼女を手に入れようとした。


そしてある夜、彼女は、初めて彼の前で裸になった。

彼は一言、 「美しい、君は僕の夢だ」

とつぶやき、しばらく彼女を見つめていた。


彼女も今現在、言う。 


今もこれからもその瞬間は忘れられない、と。


生まれて初めて、自分が価値のある人間だ、と思えたらしい。

当たり前のような自分が当たり前のような行動をし、

当たり前のように人々は受け取る。


彼は特別だった。


「僕は全然特別なにんげんでも何も無い。

シンプルな人間だ。 でも君は僕の夢そのものなんだ。」


と彼女に囁いた。 彼はしばらく彼女を一睡もさせることはなかった。

料理をし、プレゼントをし、夜は体で尽くした。

一日中、時間があればセックスを楽しんだ。

これだけ彼女を満足させた男はこれまでいなかった。


そして彼もまた、

彼女の望むものはなんだってささげようと思った・・・・


彼らが出会って3ヶ月がたったそんなある日、

彼女がポツリと言う。


「あなたとの子供がほしいわ。」


「えっ、でも僕貯金もなにもないし。 まだ早いよ、」


「嫌ッ、今すぐほしいの。」


彼はノーとは言えなかった。

彼女にはなんだってささげると自分自身に誓っていたからだ。

それからというもの、彼女はセックスのたび、

彼女は彼の体を自分から離そうとはしなかった。

最初から。 ・・・・最後まで。



いつも通る道。 いつも通る場所に、彼女はおなかを膨らませて

歩いていた。 微笑ながら。



これから知ることになる、カルロスの 秘密 を知らずに・・・・・・・・