sophia philein -20ページ目

長い道(こうの史代)、荒川アンダーザブリッジ 1(中村光)、空想科学エジソン 1(カサハラテツロ


長い道はあんまり読む気がなかった。

表紙が自分好みじゃなかったから。

でもなんとなく呼んでみた。

ら、

面白い。

お父さんの酒の勢いで嫁に出された道と、酒の勢いでタイプでもない嫁をもらった男の話。

こんな話ないない。

何事にも動じなくいつも穏やかなみっちゃんにだんだんほれていきました。

読まず嫌いの作品でした。

こういうこと人でもよくある。

話さず嫌いみたいな。

話してみると結構いい人だったり、尊敬できる信念を持ってたり。

また自分の中で勝手に相手の限界を決め付けててそれを超えてくると若干イラっとしたり。

まぁ逆のパターンも然り。

気の長く、相手といい関係を作れる人になりたい。


荒川アンダーザブリッジは呼んでみたかったから古本屋で300円で見つけてラッキー。

もう川の下ですんでるってだけで俺の好奇心ビシビシついてきてましたよ。

内容はもっと橋の下の生活をリアルに欠いてあると思ったらもっと漫画的でした。

河童の気ぐるみ着て河童って言い張るやつ。

銃を撃つシスターみたいな。

俺は実際暖かい家ですみたいって思う一方、そういった住居の固定概念を覆すような生活スタイルってあこがれます。

小学生のときに作った秘密基地みたいな。

ダンボールで部屋の中に部屋を作ってあそんでたなぁ。

変な家に住みたいなぁ。


空想科学エジソンは掘り出し物だった。

ジャケ買い。

未来少年コナンのような冒険活劇が好きなんですよ。

ラピュタ見たいなね!

最近でいえばフルアヘッドココ?かな?

うずうずします。



あじさいの唄(手のひらの巻)、八重桜の巻)

今日は電車とバスの中でアジサイの唄を読んだ。

すごい思いやりのある話でいいです。

これは休日の時間のあるときに読む作品。

俺の中では名作「じゃりん子チエ」と同じような位置づけ。

作者が作り出すゆっくりと流れる日常の中に入り込んで

幼い栗太郎を通して人の心の大事な部分を教えてくれる。

こりゃぁいいね。

時間がたったら読み返そう。



アラビアンナイト(映画)、実録!関東昭和軍(田中誠)

アラビアンナイト面白かった!

王女に裏切られ失意により悪夢の底に陥った王だったが、

幼馴染で王を愛していた新しい王女は物語を聞かせることによって心に力をため、

教訓と創造性によって王を育て、悪夢から救い出しただけでなく

その物語で育てた知によって弟の陰謀からも救ったというお話。

俺が狙ってるのもそれ。

数多くの書物(漫画含)から教訓を学び、

経済は発展期から安定期へ移り行き、グローバルが進み、情報化社会へと変貌する

そんな荒波を物語で学んだ想像力で切り開いてゆく。

それが俺の知的生産物にかかわる理由である。

ごめんうそ。

ただの趣味です。

楽しいからです。

主に俺が慣れ親しんでるのフィクション中心だしね。

いやでも創造性は大事だと思うよ。


実録!関東昭和軍

雨の中で走らされ骨を折ったあの日を、

尻にバットをたたきつけた太ったおっさんを、

よくわかんないけどとりあえずビンタされたあの日を

まじまじと思い出させてくれた。

それを経験していない人には新鮮な話だろうけど、

俺にとっては記憶の復習的な作品だった。

てか確かに昭和の運動部ってどこもそんなイメージ。

今はどうなんだろう?

理不尽という障害を経験するとき

その大きなストレスを取り去ろうと、

その正当性を疑い、

思考をフル回転させ理由を模索し、

心の調整をする。

それは本を読んでいたことで思考する癖がついていたからだと思ってる。

その時の経験は今の俺の血となり肉となっています。

でも殴るのはよくないんじゃないかなぁ。

今の子供たちは特に読書離れが進んでいるらしいので

腕力で育てる事は難しいだろうな。