風の谷のナウシカ 全七巻
ゴールデンウィークにおばぁちゃんちへ。
新幹線から降りて、二両しかない電車のドアを手動で開き、
鈍行で1時間半。
山が増える。
駅に人が減る。
いまだに手動改札。
最寄の駅からさらにふた山越えると、
山に囲まれた過疎化した集落が、
見知らぬ町のようで、
その一点だけはものすごく懐かしくも恋しい
昔ながらの木の家。
木戸を開くと柔らかなおばぁちゃんちの匂いがする。
木の匂いだとおばぁちゃんは言う。
この匂いを嗅ぐと落ちつく。
おじいちゃんの仏壇に手を合わせ、靴を履いて外へ。
おばぁちゃんちに来ると必ず川へいく。
古い木の柵に囲まれた路地を抜けると
まぶしい反射光に目がくらむ。
ハヨの腹に太陽光が反射してきらきらする。
ただ眺めているだけなのに、
すごく心地いい。
おばぁちゃんちにはお蔵があって母親とか俺とかおばぁちゃんとかの
書庫がある。
そこでナウシカを発見。
昭和60年俺と同じ年ぐらいの年代物。
330円。
昔、
「わけわかんねぇし絵とか雑っぽくて読みにきぃ」
と思って遠ざけてきた作品だったけど、
今なら読める気がした。
まぁ読めたんだけど。
深い。
その深さが人をひきつけるんだろうと思う。
人が集合体となった時、
生活に追われたときの視野がどれだけ狭いか、
地球のウイルス。
視野の広さを持たなくては。
地球規模の視野を。
そして努力していい人になれば、
肌のゴミを食べてくれるダニのような、
ビフィズス菌のような、
視野の向こう側にいけるかもしれない。
2007年GWいい漫画大賞最優秀賞InMyHeart。
おばぁちゃんちの庭の柿木は、
おばぁちゃんちを建てる前に埋めたんだって。
柿がならない年もある。
五十年を感じさせないくらい細い幹。
コケだらけで、
今にも倒れそうだけど、
これからもずっとずっと、
我が家と共に、
生き続けて下さい。
ただ、君を愛してる
ただ君を愛してる
見ました。写真が少し好きなのでとても入り込めました。
いや、間違えました。
宮崎葵がかわいかったのでとても入り込めました。
思ったのは物事は結果ではなく課程が大切だということ。
深みを持たせなくてはということ。
自分も深い人間にしてゆかねば。
空気を読んで、人に合わせてゆく事。それも大切なこと。
ただ、それだけだと浅い。
一人の時間を持つと、
心を落ちつかせることができる。
自分を深めて人の心にアンテナを張る。
忙しく立ち回るだけじゃ思考が安定しない。
表面的な知識や経験に頼って自分よがりになってしまう。
コミュニケーションをとるとき、
言葉だけじゃなく、
これまでの経験、表情、声、
いろんな情報を大切にしなくてはいけないと思った。
一つの事に打ち込むことは簡単。
でもそうしながらも自分の中で、何が大切なのかを理解して、
守っていくことは存外大変。
そして、深みを持つものに対しては魅力を感じる。
自然に然り。
歴史に然り。
音楽に然り。
人に然り。
作中に出てきたアメジストは、
「愛の石」って言われてたけど、
そう呼ばれるまでにどんな経緯があって、
そう呼ばれてからどんな物語が生まれたのかを考えると
面白い。
でもちょっと調べてみるとアメジストは魅力の石で、
どちらかというとスギライトの方が愛の石なんじゃ?
と思ったり、
紫色は女性が欲求不満のときに身につける色である。
と聞いたことがあったので、
複雑な気持ちになった。
まぁでも、バレンタインも、商業目的で作られた日だというけど、
そう定められてからどんだけ物語が作られたか。
受け手のとらえ方が大事。
どんだけー。
あぁ。写真撮りにいこーっと。
ピアニッシシモ、ヒストリエ3
今日動画のまとめブログみたいなのに駆け出しアイドルの友達がのってた。
ちょっとうけた。
でもコメント見たら酷評されてて切ない気持ちになった。
世の中はシビアだなぁ。
ピアニッシシモはちっちゃい小説だったからすぐ読めた。
俺も昔ピアノやってたからちょっと気持ちわかる。
音楽の世界に入り込むような感覚は最近というか、
ここ数年無い。
湧き上がるような感動が欲しいものじゃわい。
でも一曲だけ弾ける大好きな曲をお昼ごろ一人で弾いてると
少しだけ入っていける。
悦に。
まぁ全然関係ないけどそれぞれみんなかけてる部分があってそれに葛藤しながら気づいてお互いに成長していく。
俺は親のかけてる部分がスゴイいやでたくさん葛藤したけどそれだけ逞しくなれたんだと思った。
少し自分を好きになれそうだ。
イエス。
ナルシスト。
ヒストリエ3巻を買った。
二冊目だった。
団地に住んでるともおくんに引き続き。
ニ連続で二冊買い。
大人買いとは一味違うぜ。
あえて言うならじじい買い。
よぼよぼ。
でもヒストリエは読み返して面白かったし。
別にいいし。