今回は平成史といえる点として「当時の事業を語っている」点をご紹介します。
92巻:
個人的にも面白いエピソードが多い上でお勧めしたい。 その中でも平成史といえる点で「レンタルビデオ・人生模様!の巻」は当時の娯楽あるレンタルビデオについて凄い語られている。 今現在閉店ラッシュしているのですが、90年代においてレンタルビデオ店の全盛期ってどんな店でどんな存在てどんな存在だっったのか見どころです。 前に若い世代がVHSを知らないことで注目し話題となったことから置く店も一部出たという点もある。 1995年といえばレンタル大手TSUTAYAがちょうど東京に店舗を置きだしてきた時期である。
【懐かしい光景:レンタルビデオ店てまさにこれ】
1⃣:客が借りる作品のパッケージを持ってきて奥で店員が用意する
これレンタルビデオ店だとよく見る光景だった。 実は2000年代初頭まで「レンタルビデオ店」もTSUTAYA以外にも個人経営する店も至るところで展開されていました。
ただ個人経営する上でから盗みも発生することなどからレジ後ろにVHS収納棚に本編VHSテープが置かれていた。 ※今の時代でも一部でもパッケージには空ケースで「中のディスクは店員が用意する」というようになっているのもあるが、当時の大半がこういった流れで店員とやりとりする形だった。
2⃣:店員とのやり取りでこんな光景もあった
当然アダルト系とかの作品をそのままパッケージを持っていくだけでも大変であり、中には若い人だとこのようにカモフラージュとしてわざと上と下を普通の名作タイトルに挟んでレジに持っていき借りるなてこともあった。
ただレンタル店側からしたら利益になっていたところであり、わあわざアダルト1本借りるだけでもプラス2本上乗せで借りているわけですからここが大きい。
3⃣:返却日は店へ駆け足状態
この回でもレンタル料金や延滞金とか今と違うところも描かれているが、借りたが返却日までに返却する上で違うのが、今だとDVDなどで店内あるいは店の外に「返却BOX」とかあるため返却でも急ぐことはあまりなかったりする。 ところが個人経営する店でVHS時代だったらそんなものおけるわけでもなく、返却するごとにレジに並んで店員に返すのが当たり前だった。 さらに店も今と違って夜遅くまで経営しているとは限らず昔だと大半が22時か23時には閉店しているとかもあるため、店が閉まっていたら翌日返却に訪れたときに返却と延滞金を払う仕組みだった。
中には店に駆け足で行ったら間に合わなかったことで、開き直って家に帰ってもう1回じっくり見ようという客もいた。
《ポイント:当時のレンタル店事情も語っている》
今現在でもレンタル店が残るところが「店の大きさよりも、好みの作品が充実しているか?」であり、小さい店でも「なんで大型店が閉店している中で閉店していないのか?」かは、
①:常連客が多くいる=駅前だが住宅街は高齢化が進んでいるなどわかる
②:マニアックで他の店では扱わない作品が置かれている
など挙げられる。 これ今の時代でもTSUTAYAの閉店ラッシュ中に残る店の特徴だったりする。
【今と違う:時代面を語るところ】
・深夜テレビがライバル
レンタルビデオのライバルは確かに深夜テレビであり、今だとライバルはTV局を含めて「動画サイト」となる。 これ平日だとよく深夜に映画以外にも大人向けの番組が放送されていたのも有名であり、そのためまさに無料で見る上でからのライバル関係といえる。今でも人気がある「ダウンタウンのガキの使いの使いやあらへんで!!」もその番組の1つで1991年まで平日で1時40分~2時10分にかけて放送されていた。
これは2000年代後半だと「深夜アニメ」になっていたりするが、なぜあの深夜アニメがこの時期に話題となったかについても当時TV視聴者数の事情も含まれていたりしていた。 しかしその深夜アニメも事情を抱えている点から製品版を購入できない客を狙ってレンタルで置くなどしていた=これ今もそうですね。
当時はテレビ1台に「映画」、「ゲーム」、「アニメ」、「TV番組」からとなっていたが、2010年代だとこれらが分散しており、「スマホ」と「液晶モニターまたはテレビ」あるいは「スマホ」のみと分かれている上に利用サービスも分かれている。
さらに今は特にTV番組を見ている方も減っているといえる。
【当時の店側の被害も語られた】
個人経営する上でから先ほどもレジ後ろに作品が置かれていたのも盗難防止であり、
中にはテープを入れ替えられるケースもあったようである。 ここで店員もチェックを入れているが、こうしないと「誰が行ったのか?不明のまま」であり、中にはテープ入れ替えられて気づかずのままもある。
手口もまた凄い手の込んだ巧妙な手口だったりしていた点も語られていたり、今の時代面でこち亀を見るとその当時の手口などが語られているようにも見えるところが見どころである。 VHSテープも表側にはセキュリティタグなど貼られていたが、肝心の中のテープまではできなかったといえる。 この回では「ダビングがまだマシな方」だった点でも借りてから翌日には引っ越ししてそのまま持っていかれたり、返却がこない上で無視されることから限界点もこの回で語られている。
ラストの方では「延滞金滞納のまま返さない」客も描かれているなど、当時の貸し借りにおいて赤字面といえる点も描かれている。
《今作で語られなかった》
【レンタルVHS時代だからこそ語れるところ】
1⃣:冒頭で変な映像が一瞬映った
VHS時代の頃の話であり、貸し借りが多い上でも古い作品のテープだと冒頭だけ別のダビングしたような映像が一瞬流れたりとかあったりする。 これも度々と言われていた例であり、個人経営していた店でも誤って一瞬録画されたようなケースもあったがそのまま放置されていたこともあったようである。 中には冒頭で「ノイズと一緒に怖い顔が一瞬だけ映った」とかちょっと怖い話もある。 しかしレンタルVHSもなるべくダビングできないように細工されているがなぜこうなるかは不明のまま。
2⃣:あの用語もここから
①:レンタルビデオ
まずレンタルDVDとかの店を「レンタルビデオ店」と呼んでいるのはVHS時代から続いている関係もあったりする。 世代関係からもレンタルDVDじゃなくビデオと呼んでおり、他にも「エロビデオ」、「アダルトビデオ」とか映像関連の商品をほとんどビデオと称していることで時代面で残ったといえる。 結局アダルト作品だと「アダルトDVDとか呼び方は定着しなかった」といえる。
②:早送りと巻き戻し
他にもDVD時代でも使われましたが「早送り」、「巻き戻し」という用語もVHS時代に使われていたことで、DVDになってもその用語が普通に使われた。 DVDだと「次へ=チャプター飛ばし」も含まれたが、DVDだと取り出したらVHSみたいに巻き戻す処理は不要であることでDVDでこの2つの処理は「再生中」のみとなった。
3⃣.2つに分けられていたことで大型店が多かった
これまだVHSを置いているレンタル店を見たらわかるが、当時だと特に洋画で人気ある新作だと「棚1つほぼ占領していた」のも当たり前だった。 その理由がVHSの洋画作品だと「字幕版」と「吹き替え版」と2種類に分けていた状態であり、つまり「洋画1本置く場合=大半がVHSを2本に分けて置かれていた」という状態だった。
ケースも工夫されており「字幕版」と「吹き替え」も色が少し違うなど見分けられるようになっていた。
《時代面:だからこれもTVにあった》
特に90年代後半だと映画「タイタニック」など話題で人気だったことから、どの店も多く入荷して棚1つが丸々と作品が置かれていた店も多かった。 この当時だからの話だが「字幕版で見たが吹き替え版も観てみたい」として同じ作品を2回も借りて見た方や、その点を狙ったのが「TV局が洋画とか放送されていた番組枠」も例もその1つだった。 TV放送だとレンタルよりはるかに遅れての放送だが「まだ見ていない人」だけではなく見たことがあるが「吹き替えはまだ見ていない人」も含めて狙った点もある。 なぜか字幕版は見ているが吹き替え版は同じなのにワクワク感もあったりするのも当時だけだったといえる。 なおこれらは2000年代にDVDが登場してから「英語・日本吹き替え」と1枚に入っているため2種類用意する必要はなくなったと同時に棚も大幅に減ったが、その代わりとして「海外ドラマ」とかを置くなどしてなどしている。 これを分けていたことから「大人=字幕版を見る」に対して子供などは「吹き替えを見る」などで分けていたりするのもVHS時代の特徴だったりする。
4⃣:VHSからDVDへの普及はいつ?
ここで時代面で分かりやすいのが2000年代に上映されシリーズ化されていた「ハリーポッター」も作品によって「VHS版があるかないか?」でどの時代にDVDへの普及と切り替わりが分かったりする=ハリーポッターだと2005年「炎のゴブレット」はVHS版は存在する。 大半がここからDVDが当たり前になっていた時代であり、特に洋画もコンビニでも2,000円ぐらいで売っているなどされている。 日本でご存じ「ダウンタウンのガキの使い」である罰ゲームだが長編罰ゲーム1回目である「24時間耐久鬼ごっこ」は2004年に発売されているためDVD版からの発売となっていたりする。
【最後に:時代の流れで姿を消した店】
こういったレンタルビデオ店も住宅街から商店街など至るところにあったが、2000年代に入ってから次々と閉店し姿を消しており、その間にこの2000年代にTSUTAYAが店舗拡大でレンタルビデオ店でトップを飾ったといえます。
でもなぜ閉店したのか?といえば客足の数だけではなく
・VHS版からDVD版への切り替えと普及の関係
VHSを主に置かれた店も2000年に入ってからDVD版も一部置いていたのですが、まだそれほど普及していなかった点もあり、店側も入荷するのも低かったことから追いつけず閉店する店も出てきた。 ※この回で語られるように延滞のままで負債を抱えた店もあったりする。 そんな中でこれを真っ先に行っていたのがTSUTAYAだったりする。 VHS側を置く一方でDVD版も横に置くなどしたことから次第にDVDがPlayStation2やパソコンなどの関係で普及すると同時に2000年代中頃までにはDVD前提で置かれるようになった。 他にも作品数であり、今現在の通常店舗と比べて個人経営する店も差が開いていたこともあり、これを見切りとして店を畳んだ方もいる。
ただし全部がDVD版として置かれたわけではなく、これ後にネットでも語られるが「VHS版はあったがDVD版はなかった」も事情面が大きく出ていたりする。
これが別の形で復活したといえるのが、ネット上のフリーで閲覧可能な「動画サイト」であり今現在でもYouTubeでも削除されては再投稿という状態であるかないかだが、今現在だと製品版となっていないTV番組内容からも多く投稿されている。
現在だとDVDレンタルも次第に姿を消していることから「これが時代の流れで姿を消す店」の1つというのも挙げられる。
【VHS時代に絶対に見たが今は見るのが困難な作品】
・リッチー・リッチ
これVHS時代の関係からも多くの子供から大人が見た方も多いはず。 当時「ホームアローン」で注目された「マコーレー・カルキン」が大富豪の御曹司を演じた作品であり、90年代だったら誰も見たがDVDが登場した頃はマコーレー・カルキンが俳優を引退したことからレンタルでは置かれなかったことで「見るのが困難」となった作品といえる。 これもアナログとデジタルの境界線という歴史だとみています。