10月 国立劇場「元禄忠臣蔵第1部」 | うさ吉のきままダイアリー

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真山青果などの新歌舞伎はかなり苦手なので退屈してしまうのではないかと心配だったのだけど、気を失うこともなく最後まで見てきました。それもこれも吉右衛門のおかげ。見ごたえある舞台でした。それにやっぱり忠臣蔵っておもしろいしね。第三幕でやっと登場した吉右衛門は、堂々として立派、思慮深くってまさにイメージする内蔵助そのものでした。

しかし、休憩入れて約4時間半っつーのは長くって、セリフも膨大で見ているほうもかなり体力必要。最後の大評定 黒書院の間のあたりは集中力が切れちゃって、それと昔歌舞チャで見た「忠臣蔵 花の巻・雪の巻」はどうだったかなーとかぼーと考えていたら話の流れについていけなくなってちょっと??になってしまった。ばかばか。大事なところなのに。

歌昇の多門伝八郎が天下泰平の世にあってもいまだもののふの道を忘ぬいいお役。芝雀のおりく、出番が短くって残念だけど立派な家老の妻でした。東蔵さん、この方は変化自在な方ですね。貴重なお方です。

ところでこれ、是非ともテレビで放送してほしいのだが。なんで国立劇場の歌舞伎ってNHKで放送してくれないの?