上野の東京都美術館で開催されている「ニューヨーク・バーク・コレクション展」に行ってきました。
ニューヨーク生まれのメアリー・バーク夫人が半世紀近くをかけて収集した日本美術のコレクション。縄文時代から江戸時代を中心に彫刻、絵画、書跡、陶磁器、漆工などなど多岐にわたり、その数は約1000点にのぼるとか。
今回の美術展ではその中から116点が出展。
縄文土器・弥生土器から江戸後期の絵画まで時代に沿って展示されていて、作品には一点一点簡単な解説が書かれていて素人のワタクシには大変ありがたい。
んが、作品を見つつ解説を読み、解説を読みながら作品を見て、と鑑賞していたらぜんっぜん時間が足りなくなってしまい、やっと半分くらいのところで「あと25分で閉館で~す」と言われてしまう。ワタクシのお目当てである琳派の作品達にまだ到達してないってのにサ。
そっから猛スピードで見て回ったけど、光悦書・宗達下絵「蓮した絵百人一首和歌巻断簡」、尾形光琳「布袋図」、酒井抱一「桜花図屏風」などはやっぱりステキ。でも急いで次へ。
英一蝶「雨宿り風俗図屏風」などの江戸時代に描かれた作品は当時の風俗なんかも垣間見れて興味深いし、歌舞伎なんかにも出てくる「茨木」の図屏風なんかもあっておもしろいのだけどゆっくり鑑賞してる場合でなく、他にも伊藤若冲「月下白梅図」「双鶴図」、与謝蕪村「山野行旅図屏風」(だったかな?)などなどもすばらしかいけどもうこれらが展示されてる最後のほうは立ち止まって鑑賞してる余裕なしで、おんだされました。
どれもこれもよかったですよ。でも時間足りなすぎ、というかもっと早く行けばよかったな~。
これから行かれる方は半日がかりでどうぞ。体力いりますけどね。
東京都美術館
~3/5まで