hagan i napu~海の少女~
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従業員マリー

彼女はこの島に来てもう7年。フィリピンにいる家族と別れてから一度も帰国していないと言う。アタシには考えられない事だ。日本人観光客の多いこの島で働くとなると日本語を話せる方がよりいっそういい。マリーは長い間この地にいるため日本語は完璧にマスターしていた。日本語はとても難しい、英語なんて簡単だから頑張ってマスターしなさいといつもアタシに言っていた。彼女は他の従業員がアタシに一線をおいてる状況の中でも一番アタシをよく理解してくれようとしてくれた。マリーは少しづつアタシの存在を見直そうとしてくれていることがわかった。出会った当初は完全にアタシを軽蔑する感覚でいたが徐々に認めてくれていた。アタシは好きでこの地に来ていとも簡単に“ここに住みたい”とその一言でただ来ただけで家族と離れ、あんなに大泣きしてみたり…ただのワガママに過ぎない。きっとアタシがマリーならこんなふざけた日本人を認めるなんて出来ないかも知れない。アタシは素直に嬉しかった。マリーはとても優しいおねぇさん的存在だった。

リベンジ

風邪も治った頃、微妙に荒れている海にリベンジに向かう。こないだのサーフィン(というより罰ゲーム)では納得がいかず今日も昼間からビーチに向かう。台風の経過後であるがまだ若干の荒れがある海は今日の方が全然いい波が上がっていた。初心者ではあったがそれなりに乗れた。昨日共にしたウェイク仲間も便乗した。アタシは初心者なのでロングボードを借りた。バンバン乗れるロングボードにハマった。ウェイクボードもダイビングも大好きだったけれど台風の通過したサーフィンもめちゃくちゃハマル!!楽しすぎ!!すっかり夕方になり気づけば3時間みっちり海に入りっぱなしだった。相当楽しんだ後、帰宅。めちゃくちゃ疲れてたがそのまま仕事に向かいました。

やっぱ、海はサイコー!!!!!!!!!!!!

次の台風が楽しみです★

罰ゲーム

とりあえずサーフィンスポットやら場所に向かったアタシは何やらいつもと違う海の景色を見ておどろいた。こんなバッタバタの水面でウェイクボードはありえない。まさにこれはサーフィン日和であった。ショートボードしかないアタシはすぐさま海に入った。入ってみないとわからなかったが自分が思った以上に波は大きく、強かった。簡単に飲み込まれる始末。アタシはだんだん意地になってきた。ウェイク仲間の友達はバンバン波に乗っており一人で楽しそう。アタシは波に乗るタイミングを完全になくしヘトヘトになっていく。そこで気づいた、初心者のアタシは“場違い”だと。波乗りというより何かの罰ゲームの様な感覚になり結果、体力が持たず海から上がった。何をしに来たか分からないが結果、翌日アタシは尋常ではない筋肉痛と、約40度もの高熱におかされてしまうとは予想もしていなかった。

サーフィン

この島に居住して初めての台風が来た。日本にいた頃に何度も台風は体験していたがなんせここは小さな島。大きな台風なら一撃。島の上に低気圧があったが徐々に台風にかわり突風と大雨。まさに大嵐。部屋からも出れずDVD鑑賞をしていたその時、サーフィンをしようと声がかかった。この島には珊瑚がたくさんあるため外波が入らない様になっている。普段サーフィンが出来るような波は入らないが台風の時こそはめちゃくちゃいい波がくるんだと友達は言う。彼はウェイクボーダーでもありとにかくアタシと同じマリンスポーツが大好きだとか。ヒマだったしサーフィンの経験も浅かったアタシはとりあえず大雨の中サーフィンスポットに向かう事にした。

プレッシャー

この島での共通語は英語。

普段の日常会話は当然、仕事中も英語オンリー…。。。頭がおかしくなりそうなくらい分からない言葉だらけ…。たくさん覚えようとすればする程、前に進まずストレスがたまっていく。フィリピン人の使う英語もよく聞き取れず、結局分からずしまいな事がほとんどだった。ここにいればいるほど多くの壁が出てくる。英語は得意分野だっただけに甘かった。なんとなく話すだけでは通じ合わない。毎日が辛かった。スーパーバイザーと名づけられた肩書きはただの肩書きに過ぎない。そんなプレッシャーも感じ、自分に言い聞かせていると空回りばかり。この状況から何とかしなくては…。従業員のリーダー的存在のマリーは言う。『何でこんな島で働いてるの?』と。多くのフィリピン人はこの島に自分の故郷から出て“出稼ぎ”にきている。稼いだ給料の半分以上を自身の家族に送金してるとか。アタシはただ『海が好きだから』とはそんな彼女達に言えない。『日本での給料、いくらもらってた?』と彼女。『…20万円・・・』とアタシ。彼女はとても驚いていた。さすがに次に帰ってくる言葉はなかった。だからこそ!もっと英語をマスターし、頑張りたかった。いつか彼女達にアタシがなぜこの島にきたのかをうまく説明したかった。生まれた環境はともかくアタシがこの島で学ばなければいけないもっと大切なことがあったから。家族と離れて大泣きしてる場合ではない。少しでもマリーと向き合える様に努力し続けた。

大会を終えて…

大会後。。。当日呼んでいたプロカメラマンによるDVDが出来たとの事で早速みんなで見ようとビーチに集まった。さすがプロ!!キレイに編集もして頂きビーチは大変盛り上がった。キマった技!完璧に取れていた。クラッシュシーンはおもしろおかしく編集されておりみんなも大笑い…。後日見ただけに大会の記憶も浅いことから『あ~だったこ~だった』と余韻に浸る…。来年もみんなで大会しようね!!なんて言いながら、今回の改善すべき点や反省すべきところを見直してミーティングしていた。DVDは1枚20ドルで購入。一生の記念になるだろう。

帰って改めてDVD観賞した。自分のすべりを映像で見る事はいいことだと思う。素直に見れるし、この時はこうすればいいとか分かりやすいし。この大会をしたことで、他のライダーとの違いをよくみて分かりやすく判断できるし。また、何よりもそう思う事でいい刺激にもなるし。

よ~し!!また次の大会までいっぱい練習して自分にプレッシャーかけて頑張ろう!!

WAKE BOARD CUP②

後半戦スタート。我らがキャプテン!からの滑りから。やはり女性ウェイクボーダー!カッコよ過ぎる…。ヤバイ!技もバンバン決めアタシ達、女性ウェイクボーダーの憧れの的!!盛り上がったところで引き続き大会が始まる。
ケガもなく無事、参加したウェイクボーダー全員のエントリーが終わった。結果発表!ジャッジメント達が判定。1番を決めるのは非常に難しい。厳選なる結果、この島で働いてるカリフォルニア人(男性)に決まった。確かに誰もが認める滑りだった。全てがパーフェクト!プロ並の上手さ。彼の得意技はエアーレイリーといってジャンプしそのまま水面と平行に体を伸ばす技。女の子達の黄色い声援が飛ぶ。きまればカッコイイ技だった。彼はインバートトリックを完璧にこなしていた。誰しもが彼にNo.1を捧げる事を認めていた。閉会式が始まりお待ちかねの打ち上げ。ビールを待ちに待っていたみんなのテンションが上がっていた。1時間程ビーチでサンセットを見ながら盛り上がっていた。めちゃめちゃ疲れたけれど、今までで1番楽しかったイベントで、またみんなと来年もウェイクボード大会をしたいと思いました。団結して何かを作り上げたあの達成感。そして記念すべき第1回目の大会が終わった。

WAKE BOARD CUP①

いよいよウェイクボード大会当日。アタシ達現地住民は日本からのウェイクボーダーを楽しませるべく今日はスタッフアシスタントとしてお手伝いする事になった為、当日は5時起き。ビーチに向かい、大会の段取りと打ち合わせをした。8時半…参加者達が集まり9時、開会式が始まる。ゲレンデを見ると日本から来たプロライダーが豪快な技を繰り広げ滑っている。オープニングセレモニーとして参加者へのサプライズプレゼント。知る人ぞ知るライダー達。男女限らず大拍手!ウェイク日和でゲレンデのコンディションは最高!!チーム分けしたメンバーを発表!それぞれ個人種目であるがポイント制の為、結果チーム一団とならないといけない。早速大会スタート。それぞれが日ごろの練習結果を出していく。普段出来なかった技も大会で初めてきまった人がいたり普段挑戦出来なかった技を披露したつもりが大クラッシュになった人がいたり。アタシもハードな技に挑戦してみるもすんごいクラッシュに。が、笑いに変わりそれをきっかけにみんなが無茶な技にチャレンジするようになってたり。大会はより一層盛り上がってきた。そしてランチタイム。エントリー費用にはガス代・ランチ代が含まれていた。みんなで食べるビーチでのランチ。たった5㌦のお弁当だけどすごく美味しかった。いよいよ後半戦…

大会準備…その2

ポスター作りにとりかかるアタシ達。いざやるなら完璧に仕上げたかったので以外にもお金と時間がかかった。でもみんなで作りあげる大会にしたかったキャプテンの強い希望がみんなを動かせた。うまく出来たポスターをなるべくたくさんの人に見て貰うため、ポスターを持って色んなお店に協力してもらった。張り出し期間はたった5日間だったけどモービル、マクドナルド、DFSをはじめ島の中のホテルフロントや旅行会社のデスク、飲酒店。政府からの許可を得た事で空港にまで。この島の人々のあたたかい気持ちと協力の思いが素敵に思えました。大会はみんなが楽しむ事を第一だとあえてチーム対決にした。まえもって発表していた大会だった為、日本からショップのリピーター達もたくさん参加してくれた。合計約50名もの参加者達、まさにウェイクボーダーが作り上げた大会になった。サプライズで名前はあげなかったが日本からウェイクのプロライダー5名を招待、ジャッジも用意し一人持ち時間8分の大会にした。まね事かも知れないが盛り上がる為にそれぞれが必死だった。大会前なのに変な達成感が出来ていた。
さぁ!いよいよ記念すべき大会!

wake board大会準備

ウェイクの大会が迫り、スタッフと関係者はなんだか忙しそぅ。この地の政府観光局に何度も出向き、手続きをしていた。まずウェイクの大会をするという許可。ビーチには色んなマリンスポーツのショップがある訳で同じビーチで大会をすると他のショップの皆さんにも迷惑がかかる可能性は大いにある事からやはりこの地で1番権力を持ってる政府には許可を貰うべく何度も何度も出向いた。おかげでやっとこさ大会に関する全ての許可を得る事が出来た様子。普段利用しているゲレンデも他ショップと共用している為、その旨をそれぞれのショップオーナーに伝えに行く。皆さん大会には興味あるようでこころよく受け入れてくれた。大会当日はぜひ参加させて下さい…との返事だったとか。。。お手伝い含め、アタシ達に出来る事を探し、この島のローカル達を盛り上げる為にポスター作りをする事になった。
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