プレッシャー
この島での共通語は英語。
普段の日常会話は当然、仕事中も英語オンリー…。。。頭がおかしくなりそうなくらい分からない言葉だらけ…。たくさん覚えようとすればする程、前に進まずストレスがたまっていく。フィリピン人の使う英語もよく聞き取れず、結局分からずしまいな事がほとんどだった。ここにいればいるほど多くの壁が出てくる。英語は得意分野だっただけに甘かった。なんとなく話すだけでは通じ合わない。毎日が辛かった。スーパーバイザーと名づけられた肩書きはただの肩書きに過ぎない。そんなプレッシャーも感じ、自分に言い聞かせていると空回りばかり。この状況から何とかしなくて は…。従業員のリーダー的存在のマリーは言う。『何でこんな島で働いてるの?』と。多くのフィリピン人はこの島に自分の故郷から出て“出稼ぎ”にきている。稼いだ給料の半分以上を自身の家族に送金してるとか。アタシはただ『海が好きだから』とはそんな彼女達に言えない。『日本での給料、いくらもらってた?』と彼女。『…20万円・・・』とアタシ。彼女はとても驚いていた。さすがに次に帰ってくる言葉はなかった。だからこそ!もっと英語をマスターし、頑張りたかった。いつか彼女達にアタシがなぜこの島にきたのかをうまく説明したかった。生まれた環境はともかくアタシがこの島で学ばなければいけないもっと大切なことがあったから。家族と離れて大泣きしてる場合ではない。少しでもマリーと向き合える様に努力し続けた。